今週の注目レース

ディープインパクト追悼競走 レパードステークス(GⅢ)

新潟競馬場 1800メートル(ダート)馬齢 3歳オープン

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注記:1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスは、従来の500万円以下・1000万円以下・1600万円以下。

配当の傾向がここ2年で一変した3歳限定のダート重賞

2018年のレパードSは単勝オッズ10.7倍(5番人気)のグリムが優勝を果たし、3連単67万1670円の高額配当決着となった。また、単勝オッズ66.3倍(11番人気)のローズプリンスダムが制した2017年も、3連単は80万7250円の高額配当となった。ただし、第1回(2009年)から第8回(2016年)まではいずれも単勝オッズ5倍未満の支持を集めた馬が勝っており、3連単の配当も半数の4回が1万円未満と順当な結果が続いていた。ここ2年連続で波乱の決着となった一戦の傾向を読み解くべく、今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

実績馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、“JRAの1000万下(現2勝クラス)から上のクラスのレース”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率7.7%と苦戦している。2勝クラスから上のクラスのレースで好走したことがある馬を高く評価したい。〔表1〕

〔表1〕“JRAの1000万下(現2勝クラス)から上のクラスのレース”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-7-7-43 14.9% 25.4% 35.8%
なし 0-3-3-72 0% 3.8% 7.7%

なお、“JRAの1000万下(現2勝クラス)から上のクラスのレース”において3着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が2着以下、もしくは1着かつ2着馬とのタイム差が0秒2以内だった馬は3着内率3.2%とより苦戦している。2勝クラスから上のクラスのレースで好走した経験がない馬を比較する際は、前走の着順とタイム差に注目した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕“JRAの1000万下(現2勝クラス)から上のクラスのレース”において3着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順とタイム差別成績(過去10年)
前走の着順とタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着かつ2着馬とのタイム差が0秒3以上 0-2-2-12 0% 12.5% 25.0%
2着以下、もしくは1着かつ
2着馬とのタイム差が0秒2以内
0-1-1-60 0% 1.6% 3.2%

前走の4コーナーの通過順がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走が国内のレース、かつそのレースの4コーナーの通過順が「6番手以内」だった。一方、「7番手以下」だった馬は3着内率10.2%とやや苦戦している。前走で中団・後方からレースを進めていた馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表3〕

〔表3〕前走が国内のレースだった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
6番手以内 7-9-8-71 7.4% 16.8% 25.3%
7番手以下 3-1-1-44 6.1% 8.2% 10.2%

なお、前走が“国内のレース、かつそのレースの4コーナーの通過順が7番手以下”だったにもかかわらず3着以内に入った5頭のうち、2010年1着のミラクルレジェンドを除く4頭は“JRAのオープンクラス、かつ1700もしくは1800メートルのレース”において連対経験のある馬だった。前走の4コーナーの通過順が「7番手以下」であっても、既にオープンクラスのレースで連対を果たした実績がある馬なら、評価を下げる必要はないかもしれない。〔表4〕

〔表4〕前走が“国内のレース、かつそのレースの4コーナーの通過順が7番手以下”だった馬の、“JRAのオープンクラス、かつ1700もしくは1800メートルのレース”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-1-1-2 33.3% 50.0% 66.7%
なし 1-0-0-42 2.3% 2.3% 2.3%

キャリア5から8戦の馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、通算出走数が「5から8戦」だった。一方、「4戦以下」だった馬は3着内率が6.3%、「9戦以上」だった馬は同12.7%にとどまっている。極端にキャリアが浅い馬や、その逆にキャリアが豊富な馬は、苦戦する可能性がやや高いようだ。〔表5〕

〔表5〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
4戦以下 0-1-0-15 0% 6.3% 6.3%
5〜8戦 8-8-6-52 10.8% 21.6% 29.7%
9戦以上 2-1-4-48 3.6% 5.5% 12.7%

近年は中山や阪神のレースで好走していた馬が中心

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、“中山または阪神、かつ1400から1800メートルのレース”において連対経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.6%と苦戦している。中山コースと阪神コースはともに右回り、かつゴール前に急坂があり、新潟コース(左回り、直線平坦)とは形態が異なるが、そのようなコースで実績を残している馬が好走しやすいレースと見るべきだろう。〔表6〕

〔表6〕“中山または阪神、かつ1400から1800メートルのレース”における連対経験の有無別成績(過去5年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-4-3-26 13.2% 23.7% 31.6%
なし 0-1-2-32 0% 2.9% 8.6%
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強調材料が多い馬を選びたい

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも“JRAのオープンクラスのレース”において優勝経験のある馬だった。また、この5頭は通算出走数が6から8戦だった点、“中山または阪神、かつ1400から1800メートルのレース”において優勝経験があった点も共通している。オープンクラスでの実績に加えて、〔表5〕と〔表6〕で挙げた傾向に注目したい。〔表7〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「“JRAのオープンクラスのレース”における最高着順」「通算出走数」「“中山または阪神、かつ1400から1800メートルのレース”における最高着順」(過去5年)
年度 優勝馬 “JRAのオープンクラスのレース”における最高着順 通算
出走数
“中山または阪神、かつ1400〜1800mのレース”における最高着順
2014年 アジアエクスプレス 1着(朝日杯FS) 6戦 1着(朝日杯FS)
2015年 クロスクリーガー 1着(伏竜S) 7戦 1着(伏竜Sほか)
2016年 グレンツェント 1着(青竜S) 6戦 1着(中山・3歳500万下ほか)
2017年 ローズプリンスダム 1着(鳳雛S) 8戦 1着(中山・3歳500万下)
2018年 グリム 1着(青竜S) 6戦 1着(阪神・3歳500万下)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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