今週の注目レース

京都競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳オープン

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重賞に昇格した昨年も波乱の決着となった3歳限定のスプリント重賞

新設重賞として行われた昨年の葵Sは、単勝オッズ29.4倍(9番人気)のゴールドクイーンが1着、同11.5倍(6番人気)のラブカンプーと同4.3倍(2番人気)のトゥラヴェスーラが2着同着となり、3連単は2通りの的中組番がいずれも1000倍を超える配当になった。オープン特別として行われていた2017年以前を振り返ってみても、2011から2015年はいずれも3連単が1000倍超の配当で決着、2016年も978.0倍で決着している。今回はオープン特別として行われた2009から2017年(2009年は外回り・芝1400メートルで開催)を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走との間隔に注目

過去10年の3着以内馬30頭中29頭は、前走との間隔が「中2から8週」だった。一方、「中9週以上」だった馬は全て4着以下に敗れており、「中1週以内」だった馬も3着内率は8.3%にとどまっている。休養明けの馬や、前走との間隔が極端に詰まっている馬は評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中1週以内 0-1-0-11 0% 8.3% 8.3%
中2〜8週 10-10-9-91 8.3% 16.7% 24.2%
中9週以上 0-0-0-17 0% 0% 0%
  • 注記:2018年は2着同着

前走もオープンクラスのレースだった馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、前走の条件が「JRAのオープンクラス」だった。一方、前走の条件が「JRAのオープンクラス以外」だった馬は3着内率15.2%とやや苦戦している。〔表2〕

〔表2〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAのオープンクラス 8-8-7-80 7.8% 15.5% 22.3%
JRAのオープンクラス以外 2-3-2-39 4.3% 10.9% 15.2%
  • 注記:2018年は2着同着

なお、前走の条件が「JRAのオープンクラス以外」だった馬のうち、そのレースでの着順が1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒3以上だった馬は3着内率33.3%と好走率が高くなっているものの、2着馬とのタイム差が0秒2以内、もしくは着順が2着以下だった馬は優勝例がなく、3着内率も10.8%にとどまっている。前走が「JRAのオープンクラス以外」のレースだった馬を比較する際は、そこでの勝ちっぷりに注目したい。〔表3〕

〔表3〕前走の条件が「JRAのオープンクラス以外」だった馬のそのレースでの着順、ならびに1着だった馬の2着馬とのタイム差別成績(過去10年)
前走の着順、ならびに2着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒3以上 2-1-0-6 22.2% 33.3% 33.3%
1着かつ2着馬とのタイム差が0秒2秒以内、もしくは着順が2着以下 0-2-2-33 0% 5.4% 10.8%
  • 注記:2018年は2着同着

ちなみに、前走の条件が「JRAのオープンクラス」だった馬のうち、前走の着順が5着以内だった馬は3着内率40.7%と優秀な成績を収めている。前走がオープンクラスのレース、かつそこで上位に食い込んでいた馬は、比較的信頼できるようだ。〔表4〕

〔表4〕前走の条件が「JRAのオープンクラス」だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
5着以内 6-3-2-16 22.2% 33.3% 40.7%
6着以下 2-5-5-64 2.6% 9.2% 15.8%
  • 注記:2018年は2着同着

前走が1200メートル以下のレースだった馬はやや不振

芝1200メートルで行われた過去9年の3着以内馬27頭中23頭は、前走の距離が「1200メートル超」だった。一方、「1200メートル以下」だった馬は3着内率11.4%とやや苦戦している。臨戦過程を比較する際は、前走が今回より長い距離のレースだった馬を重視すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前走の距離別成績(過去9年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1200m以下 2-2-0-31 5.7% 11.4% 11.4%
1200m超 7-8-8-73 7.3% 15.6% 24.0%
  • 注記:2018年は2着同着

なお、前走の距離が「1200メートル以下」だった馬のうち、前走の着順が1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒3以上だった馬は3着内率が50.0%と高くなっているものの、その他の馬は3着内率が3.4%にとどまっている。前走の距離が「1200メートル以下」だった馬を比較する際は、そこでの勝ちっぷりに注目したい。〔表6〕

〔表6〕前走の距離が「1200メートル以下」だった馬のそのレースでの着順、ならびに1着だった馬の2着馬とのタイム差別成績(過去9年)
前走の着順、ならびに2着馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒3以上 2-1-0-3 33.3% 50.0% 50.0%
1着、かつ2着馬とのタイム差が0秒2以内、もしくは着順が2着以下 0-1-0-28 0% 3.4% 3.4%
  • 注記:2018年は2着同着

近年は内枠優勢

過去6年の3着以内馬18頭中13頭は、馬番が「1から5番」だった。該当馬は3着内率が43.3%に達している。近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価したいところだ。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕馬番別成績(過去6年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 1-2-0-3 16.7% 50.0% 50.0%
2番 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
3番 3-0-2-1 50.0% 50.0% 83.3%
4番 0-1-0-5 0% 16.7% 16.7%
5番 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
6番 0-0-0-6 0% 0% 0%
7番 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
8番 0-2-0-4 0% 33.3% 33.3%
9番 0-0-0-6 0% 0% 0%
10番 0-0-0-6 0% 0% 0%
11番 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
12番 0-0-0-6 0% 0% 0%
13番 0-0-0-4 0% 0% 0%
14番 0-1-0-3 0% 25.0% 25.0%
15番 0-0-0-3 0% 0% 0%
16番 0-0-0-3 0% 0% 0%
1〜5番 6-4-3-17 20.0% 33.3% 43.3%
6〜16番 0-3-2-51 0% 5.4% 8.9%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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