今週の注目レース

桜花賞(GⅠ)

阪神競馬場 1600メートル(芝・外)定量 (牝) 3歳オープン

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3歳牝馬が仁川のマイルで桜の女王の座を競う

今年もこの桜花賞でクラシックが開幕する。2015年以降の過去4年では、単勝1番人気馬の連対が昨年の2着馬ラッキーライラックだけとなっており、2017年に8番人気のレーヌミノルが優勝、2015年に7番人気のクルミナルが2着に入るなど、一筋縄ではいかない戦いが続いている。牝馬クラシックの第一関門であるこのレースの傾向を探るべく、過去10年の結果を分析する。

近走で大崩れのない馬が優勢

過去10年の出走馬について、過去3走以内の最低着順別に成績をまとめると、連対馬20頭中17頭は最低着順が4着以内だった。ただし、1着組(過去3走で敗戦なし)の優勝が2009年のブエナビスタ以来途絶えている点は、気に留めておきたい。ちなみに、6から9着組で優勝したのは2013年のアユサン(最低着順は2走前の7着)だが、この7着はGⅠの阪神ジュベナイルフィリーズでのものだった。〔表1〕

〔表1〕過去3走以内の最低着順別成績(過去10年)
最低着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 1-4-2-10 5.9% 29.4% 41.2%
2着 4-0-2-19 16.0% 16.0% 24.0%
3着 2-3-2-14 9.5% 23.8% 33.3%
4着 2-1-0-16 10.5% 15.8% 15.8%
5着 0-0-1-11 0% 0% 8.3%
6〜9着 1-1-3-32 2.7% 5.4% 13.5%
10着以下 0-1-0-46 0% 2.1% 2.1%

直近の芝1600メートル戦での単勝人気に注目

過去10年の出走馬について、過去2走以内の直近の芝1600メートル戦での単勝人気別成績を調べると、連対馬20頭中17頭は該当したレースで単勝2番人気以内だった。6番人気以下だった馬や過去2走で芝1600メートル戦に不出走だった馬は連対がないことからも、過去2走以内に芝1600メートル戦に出走経験があり、そこで2番人気以内に支持されていた馬を重視した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕過去2走以内の直近の芝1600メートル戦での単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 5-4-1-17 18.5% 33.3% 37.0%
2番人気 3-5-1-20 10.3% 27.6% 31.0%
3番人気 1-0-1-16 5.6% 5.6% 11.1%
4番人気 0-0-3-7 0% 0% 30.0%
5番人気 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
6〜9番人気 0-0-3-31 0% 0% 8.8%
10番人気以下 0-0-0-16 0% 0% 0%
該当レース不出走 0-0-1-32 0% 0% 3.0%

初勝利時の2着馬とのタイム差は要チェック

過去10年の出走馬について、初勝利時の2着馬とのタイム差別成績をまとめると、優勝馬10頭は全て初勝利を挙げたレースで2着馬に0秒2から0秒9のタイム差をつけていた。また、2012年以降は7年連続で0秒3以上だった馬が勝利を収めている。さらに、2着馬も10頭中8頭が0秒2から0秒9のタイム差をつけていた。今年の出走馬についても、初勝利時の2着馬とのタイム差をチェックしておくことをお勧めしたい。〔表3〕

〔表3〕初勝利時の2着馬とのタイム差別成績(過去10年)
2着馬とのタイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
タイム差なし 0-1-2-30 0% 3.0% 9.1%
0秒1 0-1-0-26 0% 3.7% 3.7%
0秒2 1-5-3-39 2.1% 12.5% 18.8%
0秒3〜0秒5 7-2-4-35 14.6% 18.8% 27.1%
0秒6〜0秒9 2-1-1-12 12.5% 18.8% 25.0%
1秒0以上 0-0-0-6 0% 0% 0%

デビュー戦で上位人気に支持されていた馬が強い

過去10年の出走馬のデビュー戦での単勝人気別成績を調べると、優勝馬10頭は全てデビュー戦で3番人気以内に支持されていた。連対馬で見ても20頭中19頭が3番人気以内組となっている。さらに、5番人気以下だった馬が全て4着以下に敗れていることからも、デビュー戦で上位人気に支持されていた馬は、軽視禁物といえそうだ。〔表4〕

〔表4〕デビュー戦での単勝人気別成績(過去10年)
デビュー戦での単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 7-5-7-48 10.4% 17.9% 28.4%
2番人気 1-3-2-33 2.6% 10.3% 15.4%
3番人気 2-1-0-18 9.5% 14.3% 14.3%
4番人気 0-1-1-9 0% 9.1% 18.2%
5番人気 0-0-0-11 0% 0% 0%
6〜9番人気 0-0-0-19 0% 0% 0%
10番人気以下 0-0-0-10 0% 0% 0%
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初勝利後の一戦に注目

過去10年の優勝馬10頭について、初勝利を挙げたレースの次走とその着順を調べると、2010年のアパパネを除く9頭は重賞に出走して3着以内に入っていた。今年の出走馬についても、初勝利を挙げたレースの次走で、どのようなレースに出走して何着だったかをチェックしておきたい。〔表5〕

(河野 道夫)

〔表5〕優勝馬の初勝利後の一戦とその着順(過去10年)
年度 優勝馬 初勝利後の一戦とその着順
2009年 ブエナビスタ 阪神JF 1着
2010年 アパパネ 赤松賞 1着
2011年 マルセリーナ シンザン記念 3着
2012年 ジェンティルドンナ シンザン記念 1着
2013年 アユサン アルテミスS 2着
2014年 ハープスター 新潟2歳S 1着
2015年 レッツゴードンキ 札幌2歳S 3着
2016年 ジュエラー シンザン記念 2着
2017年 レーヌミノル 小倉2歳S 1着
2018年 アーモンドアイ シンザン記念 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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