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大阪杯(GⅠ)

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実績馬の活躍が目立つ春の古馬中距離チャンピオン決定戦

GⅠとして行われた2017年以降の大阪杯で3着以内に入った6頭のうち、2017年3着のヤマカツエースを除く5頭は、GⅠでの連対実績があった馬である。ちなみに、ヤマカツエースもGⅡを3勝、GⅢを2勝していた実績馬だ。今年も既にビッグレースで優勝を争ったことのある馬が貫録を見せつけるのだろうか。それとも、古馬GⅠ戦線の勢力図を塗り替えるような新星が台頭するのだろうか。今回はGⅡとして行われた2016年以前の産経大阪杯を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

若い馬ほど好走率が高い

過去10年の年齢別成績を調べると、「8歳」と「9歳」の馬は全て4着以下に敗れていた。また、好走率を比較すると、勝率、連対率、3着内率ともに「4歳」「5歳」「6歳」「7歳」の順となっている。若い馬ほど高く評価したい。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 5-4-3-19 16.1% 29.0% 38.7%
5歳 4-3-2-22 12.9% 22.6% 29.0%
6歳 1-2-5-27 2.9% 8.6% 22.9%
7歳 0-1-0-16 0% 5.9% 5.9%
8歳 0-0-0-11 0% 0% 0%
9歳 0-0-0-3 0% 0% 0%

前走の“格”に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、前走が地方や海外のレースを含む「“GⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡ”」だった。一方、「“GⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡ”以外のレース」だった馬は3着内率6.3%と苦戦している。臨戦過程を比較する際は、前走が格の高いレースだった馬を重視すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
“GⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡ” 9-8-10-53 11.3% 21.3% 33.8%
“GⅠ・JpnⅠ、GⅡ・JpnⅡ”以外のレース 1-2-0-45 2.1% 6.3% 6.3%
  • 注記:地方・海外のレースを含む

大敗直後の馬は過信禁物

過去10年の3着以内馬延べ30頭は、いずれも前走の着順が「7着以内」だった。前走で「8着以下」に敗れていた馬は割り引きが必要だ。〔表3〕

〔表3〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
7着以内 10-10-10-61 11.0% 22.0% 33.0%
8着以下 0-0-0-37 0% 0% 0%

前年のビッグレースで好走していた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、“前年以降のJRAの2000メートル以上のGⅠ・JpnⅠ”において5着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率8.8%と苦戦している。ちなみに、2013年以降の過去6年に限れば〔0・1・1・41〕(3着内率4.7%)と優勝例がない。過去の戦績を比較する際は、前年のビッグレースで好走していた馬を高く評価すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕“前年以降のJRAの2000メートル以上のGⅠ・JpnⅠ”において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-6-9-25 16.7% 29.2% 47.9%
なし 2-4-1-73 2.5% 7.5% 8.8%

近年は内外極端な枠に入った馬が不振

過去6年の3着以内馬延べ18頭中16頭は馬番が「3から9番」だった。一方、「1、2番」だった馬は全て4着以下に敗れており、「10から16番」だった馬も3着内率が8.3%にとどまっている。2012年以前は「1、2番」「10から16番」の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、内外極端な枠に入った馬は評価を下げた方がよさそうだ。〔表5〕

〔表5〕馬番別成績(過去6年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 0-0-0-6 0% 0% 0%
2番 0-0-0-6 0% 0% 0%
3番 1-2-0-3 16.7% 50.0% 50.0%
4番 0-1-2-3 0% 16.7% 50.0%
5番 2-1-0-3 33.3% 50.0% 50.0%
6番 0-0-0-6 0% 0% 0%
7番 1-2-1-2 16.7% 50.0% 66.7%
8番 0-0-2-4 0% 0% 33.3%
9番 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
10番 0-0-0-5 0% 0% 0%
11番 0-0-0-5 0% 0% 0%
12番 0-0-0-4 0% 0% 0%
13番 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
14番 0-0-0-4 0% 0% 0%
15番 1-0-0-0 100% 100% 100%
16番 0-0-0-1 0% 0% 0%
1、2番 0-0-0-12 0% 0% 0%
3〜9番 5-6-5-25 12.2% 26.8% 39.0%
10〜16番 1-0-1-22 4.2% 4.2% 8.3%
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強調材料が多い馬に注目

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも年齢が5歳以下、かつ前走が外国のレースを含む“GⅠ、GⅡ”、かつそのレースでの着順が6着以内だった。また、この6頭は“前年以降のJRAの2000メートル以上のGⅠ”において5着以内に入った経験があった点も共通している。〔表1〕から〔表4〕で挙げた傾向に合う馬を重視したい。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の「年齢」「前走」「前走の着順」「“前年以降のJRAの2000メートル以上のGⅠ”における最高着順」(過去6年)
年度 優勝馬 年齢 前走 前走の着順 “前年以降のJRAの2000メートル以上のGⅠ”における最高着順
2013年 オルフェーヴル 5歳 2012年ジャパンC(GⅠ) 2着 1着(2012年宝塚記念)
2014年 キズナ 4歳 2013年凱旋門賞(G1) 4着 1着(2013年日本ダービー)
2015年 ラキシス 5歳 2014年有馬記念(GⅠ) 6着 1着(2014年エリザベス女王杯)
2016年 アンビシャス 4歳 2016年中山記念(GⅡ) 2着 5着(2015年天皇賞(秋))
2017年 キタサンブラック 5歳 2016年有馬記念(GⅠ) 2着 1着(2016年ジャパンCほか)
2018年 スワーヴリチャード 4歳 2018年金鯱賞(GⅡ) 1着 2着(2017年日本ダービー)
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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