今週の注目レース

日経賞(GⅡ)

中山競馬場 2500メートル(芝)別定 4歳以上オープン

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春の天皇賞に向けて重要な一戦

春季の中山競馬ではアメリカJCC、中山記念、そしてこの日経賞と3つの古馬GⅡが行われるが、いずれも春のGⅠに向けた重要なレースとなっている。過去10年の日経賞で連対した馬の中で、2009年の2着馬マイネルキッツと2013年の優勝馬フェノーメノが次走で天皇賞(春)を制している。また、平成以降、テンジンショウグン(1998年)、レオリュウホウ(2000年)、ネコパンチ(2012年)と、3頭が単勝万馬券で優勝している点も特徴的。阪神競馬場で行われた2011年を除く過去10回の結果から、傾向を見ていくことにしたい。

上位人気馬が優勢

冒頭で「平成以降、3頭が単勝万馬券で優勝」と記したが、対象とした10回の単勝オッズ別成績を調べると、基本的には上位人気馬が優勢。ただし、2着には20倍以上の馬が5頭、3着には10倍以上の馬が5頭入っているという点は頭に入れておいてもいいだろう。また、10倍未満の馬の中でも、3.0倍から4.9倍のエリアが苦戦している点は特徴的だ。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(2011年を除く過去10回)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 3-1-1-2 42.9% 57.1% 71.4%
3.0〜4.9倍 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
5.0〜6.9倍 3-2-2-6 23.1% 38.5% 53.8%
7.0〜9.9倍 1-2-1-7 9.1% 27.3% 36.4%
10.0〜19.9倍 1-0-3-11 6.7% 6.7% 26.7%
20.0〜29.9倍 0-2-2-5 0% 22.2% 44.4%
30.0〜49.9倍 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
50倍以上 1-1-0-49 2.0% 3.9% 3.9%

所属別の成績をチェック

対象とした10回の日経賞において、美浦所属の“関東馬”も栗東所属の“関西馬”もほとんど互角の成績。しかし、騎手の所属別の成績では、3着以内の数は美浦所属の騎手の方が多くなっているが、好走率では栗東所属の騎手が大きく上回っている。〔表2〕〔表3〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表2〕出走馬の所属別成績(2011年を除く過去10回)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
美浦 5-5-4-56 7.1% 14.3% 20.0%
栗東 5-5-6-47 7.9% 15.9% 25.4%
地方競馬 0-0-0-4 0% 0% 0%
〔表3〕騎手の所属別成績(2011年を除く過去10回)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
美浦 7-5-7-88 6.5% 11.2% 17.8%
栗東 3-5-3-15 11.5% 30.8% 42.3%
地方・海外の騎手 0-0-0-4 0% 0% 0%
  • 注記:JRAの通年免許取得前のミルコ・デムーロ騎手は栗東で集計

前走別の成績もチェック

対象とした10回の日経賞において、優勝馬10頭のうち8頭は前走がジャパンカップ、有馬記念、アメリカJCC、日経新春杯のいずれかだった。昨年は前走が1600万下だった2頭によるワンツーとなったが、それ以外の年の連対馬は全て前走が重賞だった。その中でも特に、前記の4レースから臨んだ馬の成績が突出している。〔表4〕

〔表4〕前走別成績(2011年を除く過去10回)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
ジャパンカップ、有馬記念 4-4-2-8 22.2% 44.4% 55.6%
その他のGⅠ(海外含む) 0-0-0-8 0% 0% 0%
アメリカJCC、日経新春杯 4-2-2-18 15.4% 23.1% 30.8%
その他のJRAのGⅡ 0-3-3-22 0% 10.7% 21.4%
GⅢ 1-0-3-25 3.4% 3.4% 13.8%
オープン特別 0-0-0-11 0% 0% 0%
1600万下 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
その他のレース 0-0-0-5 0% 0% 0%

2走前と3走前の成績に要注目

対象とした10回の日経賞では、「2走前か3走前に、2200メートルもしくは2500メートルのレースで5着以内に入っていた」という馬の連対が多くなっている。該当したレースが条件クラスのレースだった馬が3頭(2017年の2頭と2018年の1頭)いたが、いずれもそのレースで勝利を挙げていた。今年も2走前と3走前のレースと着順をチェックしておく手がありそうだ。〔表5〕

(浅野 靖典)

〔表5〕2走前か3走前に、2200メートルもしくは2500メートルのレースで5着以内に入っていた、日経賞連対馬一覧(2011年を除く過去10回)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 マツリダゴッホ 3走前 オールカマー(2200m) 1着
2着 トウショウナイト 2走前 アメリカJCC(2200m) 2着
2009年 1着 アルナスライン 3走前 アルゼンチン共和国杯(2500m) 3着
2010年 1着 マイネルキッツ 2走前 有馬記念(2500m) 5着
2013年 1着 フェノーメノ 3走前 セントライト記念(2200m) 1着
2014年 1着 ウインバリアシオン 3走前 宝塚記念(2200m) 4着
2着 ホッコーブレーヴ 2走前 アルゼンチン共和国杯(2500m) 5着
2016年 1着 ゴールドアクター 2走前 アルゼンチン共和国杯(2500m) 1着
2017年 1着 シャケトラ 2走前 境港特別(2200m) 1着
2着 ミライヘノツバサ 2走前 迎春S(2200m) 1着
2018年 2着 チェスナットコート 2走前 許波多特別(2200m) 1着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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