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阪神大賞典(GⅡ)

阪神競馬場 3000メートル(芝)別定 4歳以上オープン

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現役屈指のステイヤーが集う天皇賞(春)の前哨戦

昨年の阪神大賞典で約2年ぶりの重賞制覇を果たしたレインボーラインは、次走の天皇賞(春)でも勝利を収め、GⅠウイナーの座に上り詰めた。開催時期が3月となった1987年以降の優勝馬延べ33頭(1988年は1着同着)中、1995年のナリタブライアンを除く32頭は同年の天皇賞(春)に出走しているが、このうち優勝馬11頭を含む21頭が天皇賞(春)で3着以内に入っている。“本番”との関連性が極めて高いプレップレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

長距離の重賞で好走したことのある馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、“JRAの2200メートル以上の重賞”において3着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.7%と苦戦しており、3着以内に入ったのは2010年2着のジャミールが最後である。条件クラスやオープン特別のレース、2200メートル未満の重賞でしか好走したことがない馬は評価を下げたい。〔表1〕

〔表1〕“JRAの2200メートル以上の重賞”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-8-10-48 13.2% 23.7% 36.8%
なし 0-2-0-33 0% 5.7% 5.7%

若い馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、「5歳以下」だった。一方、「6歳以上」の馬は3着内率が11.5%にとどまっている。若い馬を重視すべきレースと言えそうだ。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 4-6-3-13 15.4% 38.5% 50.0%
5歳 3-3-4-14 12.5% 25.0% 41.7%
6歳 2-1-1-22 7.7% 11.5% 15.4%
7歳 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
8歳 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
9歳 0-0-0-3 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-5 0% 0% 0%
11歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
5歳以下 7-9-7-27 14.0% 32.0% 46.0%
6歳以上 3-1-3-54 4.9% 6.6% 11.5%

なお、「6歳以上」だったにもかかわらず3着以内に入った延べ7頭のうち、2011年3着のモンテクリスエスを除く延べ6頭は、前年以前の天皇賞(春)において6着以内に入った経験のある馬だった。6歳以上の馬に関しては、過去の天皇賞(春)における着順をチェックしておこう。〔表3〕

〔表3〕年齢が「6歳以上」だった馬の、天皇賞(春)において6着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-1-2-12 16.7% 22.2% 33.3%
なし 0-0-1-42 0% 0% 2.3%

前年以降にビッグレースに出走していた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率が43.1%に達している。前年以降に出走していたGⅠでの着順もチェックしておこう。〔表4〕

〔表4〕“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-6-8-29 15.7% 27.5% 43.1%
なし 2-4-2-52 3.3% 10.0% 13.3%

なお、“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「3着以下」だった馬は3着内率7.0%と苦戦している。前年以降にビッグレースに出走しておらず、直近のレースでも連対を果たせていなかった馬は、苦戦する可能性が高いと見ておきたいところだ。〔表5〕

〔表5〕“前年以降のJRAのGⅠ”において11着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 2-3-0-12 11.8% 29.4% 29.4%
3着以下 0-1-2-40 0% 2.3% 7.0%

近年はGⅠから直行してきた馬が好成績

過去7年の3着以内馬延べ21頭中11頭は、前走の条件が「GⅠ」だった(海外のレースを含む)。該当馬は3着内率が73.3%に達している。2011年以前は前走がGⅠ以外のレースだった馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、まずは前走がGⅠだった馬に注目すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の条件別成績(過去7年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ 4-5-2-4 26.7% 60.0% 73.3%
GⅠ以外のレース 3-2-5-47 5.3% 8.8% 17.5%

なお、前走の条件が「GⅠ以外のレース」だった馬のうち、そのレースでの単勝人気が「2番人気以下」だった馬は連対がなく3着内率8.5%と苦戦している。前走がGⅠでなかったうえ、そのレースで2番人気以下だった馬は、評価を下げるべきかもしれない。〔表7〕

〔表7〕前走が「GⅠ以外のレース」だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去7年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2番人気以下 0-0-4-43 0% 0% 8.5%
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2400メートル以上の重賞で連対したことのある馬に注目

過去7年の優勝馬延べ7頭は、いずれも“JRAの2400メートル以上の重賞”において連対経験のある馬だった。〔表1〕でも同様の傾向を示した通り、長い距離の重賞で優勝を争ったことがある馬を重視したいところだ。〔表8〕

(伊吹 雅也)

〔表8〕優勝馬の“JRAの2400メートル以上の重賞”における最高着順(過去7年)
年度 優勝馬 “JRAの2400メートル以上の重賞”における最高着順
2012年 ギュスターヴクライ 2着(2012年ダイヤモンドS)
2013年 ゴールドシップ 1着(2012年有馬記念ほか)
2014年 ゴールドシップ 1着(2013年阪神大賞典ほか)
2015年 ゴールドシップ 1着(2014年阪神大賞典ほか)
2016年 シュヴァルグラン 2着(2016年日経新春杯)
2017年 サトノダイヤモンド 1着(2016年有馬記念ほか)
2018年 レインボーライン 2着(2016年菊花賞)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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