今週の注目レース

夕刊フジ賞オーシャンステークス(GⅢ)

中山競馬場 1200メートル(芝・外)別定 4歳以上オープン

出走馬情報

モズスーパーフレア

牝4歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:Speightstown
  • 母:Christies Treasure
  • 母の父:Belong to Me
ここに注目!

前走のオープン特別・カーバンクルS(中山・芝1200メートル)では、前半600メートルを32秒8のハイペースで逃げて、後続を寄せつけない内容で優勝。中山・芝コースと相性が良く、3戦して2勝、2着1回を記録している。今回は重賞初制覇の絶好機だ。

「前走のオープン特別・カーバンクルSは、速いペースで行って好タイムをマークする危なげない内容で勝利を飾ってくれました。とにかく中山・芝コースと相性がいい馬です。その点を踏まえ、前走後はこのオーシャンSを目標に調整してきました。ひと息入れた後になりますが、栗東坂路で速い時計を出していますから、出走態勢は整うでしょう。少々ペースはきつくても、後続を早めに突き放すような競馬が合っていると思います」と、陣営は本馬のスピードをアピールした。今回は昨年3月のファルコンS(5着)以来の重賞挑戦になるが、ここへきての地力強化は明らか。得意の中山芝コースなら、堂々の主役候補だろう。

ナックビーナス

牝6歳

調教師:杉浦宏昭(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:レディトゥプリーズ
  • 母の父:More Than Ready
ここに注目!

オーシャンSには2017年、2018年と出走して、2年連続で2着に好走。高い舞台適性を示している。前走のオープン特別・カーバンクルS(中山・芝1200メートル)も、牝馬で58キログラムの斤量を背負っての2着だけに、価値が高い。ここは2度目の重賞制覇のチャンスを迎えた。

「中山・芝コースとの相性がいい馬なので、中間はこのレースを視野に入れて調整してきました。前走のオープン特別・カーバンクルSは、牝馬としては厳しい58キログラムを背負いましたが、勝負どころで楽に上がって行くことができましたから、内容は良かったと思います。勝ったモズスーパーフレアとは5キログラムの斤量差があり、かわすことはできませんでしたが、あらためてこの馬の能力の高さを確認できました」と、スタッフは前走で本馬の能力を再確認した様子だ。今回は、モズスーパーフレアと同斤量の54キログラムでの出走。逆転は十分に可能なはずで、得意コースでの重賞制覇を目指す。

ダイメイプリンセス

牝6歳

調教師:森田直行(栗東)

  • 父:キングヘイロー
  • 母:ダイメイダーク
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

昨年はアイビスサマーダッシュを制覇して、続く北九州記念でも2着に好走。前走のシルクロードSは、休養明けで本来の状態にはひと息に思えたが、6着でゴールインした。実戦を1度使われた今回は、前進が期待される。

「前走のシルクロードSは休養明けで、昨年のいい頃に比べると馬体の張りがひと息でした。また、京都の下り坂が得意なタイプではないため、この馬には厳しい条件だったかもしれません。それでも、最後の直線では末脚を伸ばして6着に食い込んでくれたので、今回につながる内容だったと思います。まだ昨年の夏場の状態には及ばないかもしれませんが、1度使って着実に状態は上向いています。中山・芝1200メートルでは昨年のスプリンターズSで4着に入った実績がありますから。ここは前進を期待しています」と、厩舎サイドのムードは上々だ。短距離重賞では常にマークが必要な存在と言えるだろう。

エスティタート

牝6歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ドリームジャーニー
  • 母:スキッフル
  • 母の父:トニービン
ここに注目!

昨年の秋に1600万下・桂川S(京都・芝1200メートル)を勝ってオープンクラス入りを果たすと、その後は京阪杯5着、シルクロードS2着と上位争いに食い込んでいる。地力強化が明白なだけに、重賞初制覇のシーンも十分にあるだろう。

「前走のシルクロードS(2着)はスタートで少し後手を踏みましたが、道中の追走はスムーズで、最後の直線では鋭い末脚を見せてくれました。以前は1400メートルが最適の印象でしたが、ここ3戦の内容から今は1200メートルがぴったりの感じがします。今回は中山コースに替わりますが、3歳の秋にはこの舞台で2着(1000万下・初風特別)に入った実績がありますから、問題ないでしょう。引き続き好調子を維持したまま出走できると思うので、重賞のタイトルを獲得させたいです」と、厩舎サイドは本馬の地力アップを感じている様子。ここは待望の重賞初制覇のチャンスを迎えた。

ラブカンプー

牝4歳

調教師:森田直行(栗東)

  • 父:ショウナンカンプ
  • 母:ラブハート
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

昨年は、葵S2着同着、アイビスサマーダッシュ2着、北九州記念3着、セントウルS2着に続き、GⅠのスプリンターズSでも2着に好走。まだ重賞タイトルは獲得していないが、現役屈指のスピードを誇る一頭だ。前走(シルクロードS)18着のあとでも、軽視はできない。

「前走のシルクロードSは大敗(18着)しましたが、休養明けのレースでまだ本調子になかったのかもしれません。1度使った今回は状態面の上積みが見込めますし、中山の芝コースも昨年のスプリンターズS(2着)で好走しているように問題ないです。本当に良くなるのは、もう少し気温が上がってからかもしれませんが、先手を奪って気分良く走ることができれば、大きな変わり身があってもいいでしょう」と、スタッフは巻き返しに向けて懸命の調整を続けている。芝1200メートルでは9戦して7連対(2勝、2着5回)をマークしており、距離適性は抜群。前走の大敗だけで評価を下げるのは早計だろう。

カイザーメランジェ

牡4歳

調教師:中野栄治(美浦)

  • 父:サクラオリオン
  • 母:サクラジュレップ
  • 母の父:サクラプレジデント
ここに注目!

前走の1600万下・サンライズS(中山・芝1200メートル)では、4コーナー手前から進出を開始して、最後の直線で後続を突き放す快勝劇を演じた。3歳の春に重賞へ挑戦した際はまだ力不足の印象を残したが、パワーアップを果たした今なら、違う結果も期待できるだろう。

「前走の1600万下・サンライズS(1着)は、スパートのタイミングもばっちりで、後続を突き放す強い競馬ができました。今回は昇級初戦になりますが、前走のような競馬ができれば面白いと思います。以前に重賞へ挑戦した頃と比べるとパワーアップしていますし、中山の芝1200メートルの舞台も最適でしょう」と、厩舎スタッフは成長を遂げた本馬を頼もしく見つめている。デビューしてからしばらくはダートを使われていたが、3歳の2月から芝のスプリント戦に矛先を向けて成績も上昇。自身の4勝中2勝をマークしている中山・芝1200メートルはベストの条件だけに、ここも目が離せない。

エントリーチケット

牝5歳

調教師:宮徹(栗東)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:コスモエンドレス
  • 母の父:スターオブコジーン
ここに注目!

前々走のオープン特別・タンザナイトS(阪神)を優勝、前走の淀短距離S(リステッド。京都)でも勝ち馬から0秒1差の4着と、芝1200メートルのレースで連続好走。以前は先行脚質だったが、最近では末脚勝負の競馬が身についてきた。今なら重賞でもチャンスを見いだせそうだ。

「前走の淀短距離S(リステッド)はスタートで後手を踏みましたが、最後の直線では末脚を伸ばしてくれました。斤量が3キログラム増えたなかでの0秒1差4着だったので、中身は濃かったと思います。ここにきて安定感が出てきましたし、距離の芝1200メートルもベストでしょう。相手は強化されますが、今の充実ぶりならチャンスを見いだせそうです」と、厩舎スタッフは本馬の成長をアピールした。3歳の後半から4歳の前半は少し足踏みしたが、昨夏の小倉で2連勝して軌道に乗った印象。重賞でも通用するだけの地力をつけてきた。初の中山・芝コースに対応できれば、上位争いが可能だろう。

ペイシャフェリシタ

牝6歳

調教師:高木登(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:プレザントケイプ
  • 母の父:Cape Cross
ここに注目!

前走のシルクロードSは、道中でもまれる苦しい展開に加え、最後の直線では進路を確保できず、不完全燃焼の7着に敗れた。中山・芝1200メートルの舞台では、昨年4月にオープン特別・春雷Sを優勝した実績がある馬。スムーズに追走できれば反撃可能だろう。

「前走のシルクロードS(7着)は、スタートでゴチャついていいポジションがとれず、道中でもまれる厳しい形になりました。最後の直線でも進路がなかなか開かず、脚を余す競馬になったので、参考外の一戦でしょう。幸い馬体の疲れもなく、体調は上々ですから、ここはあらためて期待しています」と、陣営は巻き返しに向けて懸命だ。昨年春の阪急杯では勝ち馬に0秒1差の5着に健闘。夏のキーンランドCでは3着に好走しており、短距離重賞のタイトルに手が届くところまで来た印象だ。調教で見せる動きは依然として目を引くだけに、まずはすんなりとレースの流れに乗りたい。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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