今週の注目レース

日経新春杯(GⅡ)

京都競馬場 2400メートル(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

ムイトオブリガード

牡5歳

調教師:角田晃一(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:ピサノグラフ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

近走は東京のレースが選択されているが、右回りコースでも勝ち星をマークしている馬。コース替わりがマイナスになることはないだろう。現在は脚元の不安がなくなり、馬体も充実。大幅な馬体重の増減でもない限り、能力を発揮できるだろう。

芝の長丁場へと路線を変更した2018年は、飛躍のきっかけになった1年。今年は大きな舞台で活躍できる予感がする。1番人気の支持を受けた前走のアルゼンチン共和国杯は、勝ったパフォーマプロミスから0秒1差の2着。タイトル奪取には至らなかったが、かなりのスローペースだった展開が合わなかった面も大きく、実際に自身がマークした上がり3ハロンタイムは、長距離戦としては異例の32秒5(推定)。もちろん、出走馬中最速の数字だった。すでに重賞通用の能力は示したと考えていいだろう。父ルーラーシップは、2011年の日経新春杯を勝利。本馬がここを勝てば、重賞初制覇だけでなく、父仔制覇も達成することになる。

メイショウテッコン

牡4歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:エーシンベロシティ
  • 母の父:Lemon Drop Kid
ここに注目!

菊花賞(14着)以来のレースにしては追い切りの本数が少し不足している気もするが、神戸新聞杯(3着)の前もトレーニング・センターでの調教量は多くなかった。大型馬でも仕上がり早のタイプと考えたい。当日の落ち着きさえあれば、力を出せるはずだ。

昨年5月のオープン特別・白百合S(京都・芝1800メートル)を逃げ切ると、7月のラジオNIKKEI賞ではフィエールマン(次走で菊花賞を優勝)の追撃を退けて重賞初制覇。9月の神戸新聞杯でも、勝ったワグネリアンから0秒1差の3着と好走した。前走の菊花賞こそ14着と大敗したが、スタートが決まらずに自分のスタイルで競馬ができなかったことが大きな敗因だろう。能力を発揮することさえできれば、ハイレベルと評価される今年の4歳世代でも上位の存在と言えるはずだ。今回も同型との兼ね合いはポイントになるが、スタートから1コーナーまでの距離がたっぷりとある京都・芝2400メートルなら、逃げの形に持ち込みやすいはず。巻き返す可能性は十分にあるだろう。

グローリーヴェイズ

牡4歳

調教師:尾関知人(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:メジロツボネ
  • 母の父:スウェプトオーヴァーボード
ここに注目!

57キログラムの斤量を背負った前走の菊花賞(5着)でもまずまずの走りを見せているが、ディープインパクト産駒らしい小柄な牡馬。斤量が軽くなる方が末脚の切れは増すだろう。55キログラムのハンデなら走りごろと言えそうだ。

約3か月の休み明けで挑戦した前走の菊花賞は、出走馬中最速タイの上がり3ハロン33秒9(推定)をマークして5着まで追い上げた。大外枠(8枠18番)からのスタートで、例年以上に遅いペースで馬群の中に入れることも困難だった道中の状況を考えれば、能力の高さをあらためて示した一戦と言えるだろう。関東馬ながら、京都への参戦は今回で4度目。ここまで全6戦のキャリアを考えれば異例とも言えるローテーションだが、京都・芝の外回りは、形態が独特で適性の差が出やすいとされるコース。この舞台への適性の高さを陣営が認識している証拠だろう。今回も大崩れはしないはずだ。

シュペルミエール

牡6歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ヒカルアモーレ
  • 母の父:クロフネ
ここに注目!

京都・芝コースへの出走は、2016年の菊花賞(6着)、前々走の1600万下・古都S(芝2400メートル、2着)に続いて3度目。勝ち星こそ挙げていないが、適性を感じさせる走りは見せている。時季的に大幅な馬体増は避けたいところ。近2走と同じ500キログラム台がベターだろう。

レース間隔を詰めて使われることが少なかった馬で、休み明けでも能力発揮に支障はないタイプではあるが、前々走の1600万下・古都Sは約1年7か月という長期休養明けでのレース。さすがに厳しいかと思われた条件下でのハナ差2着は、この馬の持っている能力の高さを知らしめる結果だったと言えるはずだ。前走の1600万下・オリオンS(阪神・芝2400メートル)を、1番人気に応えて勝利。重賞への挑戦は6着だった2016年の菊花賞以来約2年3か月ぶりとなるが、その間に3戦しかしていないのだから、不安よりも未知の魅力に期待するところの方が大きい。本レースで重賞初制覇を果たし、今後の大舞台へと駒を進めたいところだ。

ウインテンダネス

牡6歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:カンパニー
  • 母:モエレメルシー
  • 母の父:マジックマイルズ
ここに注目!

速い時計の出やすい馬場コンディションを得意としている印象はなく、ゆえに時計を要していた先週の芝コンディションが今週も続くようなら、チャンスは拡大すると見ていいだろう。同型馬のいるメンバー構成で、リズムを守った走りができるかどうかが鍵になる。

父はマイルから中距離路線で活躍したカンパニーだが、祖母ブライトサンディーは京都・芝2400メートルで行われていた時代のエリザベス女王杯で2着に好走した実績を持つ馬。祖母と同じ栗毛の本馬がスタミナタイプとして本格化したのも、うなずけるところだろう。オープンクラスへの昇級初戦となった目黒記念で重賞初制覇を決め、以降の活躍が大いに期待されたが、一方で出走するレースのレベルが一気に上がったのも確か。頂上決戦にふさわしいレースになった前走のジャパンカップは8着だったが、この経験も今後への糧となるはずだ。適条件のハンデ戦なら、巻き返しの可能性は十分にあるだろう。

ノーブルマーズ

牡6歳

調教師:宮本博(栗東)

  • 父:ジャングルポケット
  • 母:アイアンドユー
  • 母の父:Silver Hawk
ここに注目!

京都・芝コースを走るのは約1年2か月ぶりだが、苦手にしている印象はなく、実際に今回と同じ芝2400メートルで勝ち星を挙げたことがある。むしろ、好位から押し切りを狙う本馬のスタイルは、このコースに合っているはず。持久力が生きる展開になれば、チャンスも膨らむはずだ。

2歳6月のデビューから5か月以上の長期休養を取ることなく走り続けているタフな馬で、すでにキャリアは30戦を超えている。早い段階から頭角を現していたわけではなく、条件クラスを何戦もしながら、地道に力をつけてきた晩成型だ。昨年は1600万下・迎春S(中山・芝2200メートル)が唯一の勝ち星となったが、同年のハイライトは上半期の重賞2戦。ウインテンダネスの2着だった目黒記念、ミッキーロケットの3着だった宝塚記念がそれで、このパフォーマンスを再現できるようなら、重賞のタイトルを獲得することもできるはずだ。昨秋は好結果を出せなかったが、ここで復活の走りが期待される。

ガンコ

牡6歳

調教師:松元茂樹(栗東)

  • 父:ナカヤマフェスタ
  • 母:シングアップロック
  • 母の父:Singspiel
ここに注目!

昨年の本レース(3着)はハンデ52キログラムでの好走。重賞勝ち馬となり、57キログラムを背負う今回と同じ目線で比較することはできないが、コース適性そのものは決して悪くないはずだ。昨秋はひと息の成績が続いただけに、ここを復活の足掛かりにしたい。

一昨年12月の1000万下・江坂特別(阪神・芝2400メートル)から芝の長距離路線にシフトチェンジ。この1戦を勝ってから素質が一気に開花した印象がある。昨年の本レースでは勝ち馬から0秒2差の3着に好走し、3月には別定GⅡの日経賞で重賞初制覇を達成。外枠(7枠12番)からの勝利は価値が高く、ゆえに次走の天皇賞(春)では3番人気という高い支持を受けたのだろう。結果は14着と大敗を喫したが、日経賞前の目を引く好気配を思えば、天皇賞(春)時の体調はピークを過ぎていたのかもしれない。持っている能力の高さは間違いないだけに、状態が戻っているかが鍵。寒い時季の方が雰囲気のいいタイプなので、巻き返してくる可能性はあるはずだ。

ルックトゥワイス

牡6歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:エスユーエフシー
  • 母の父:Alzao
ここに注目!

栗東トレーニング・センターから最も近い京都競馬場での競馬は今回が初めて。長距離輸送を苦にしない馬ではあるが、父譲りのスリムな馬体を考えても、輸送の負担が少しでも軽くなるのはプラス材料と言えるはずだ。

今年で6歳となったが、レースキャリアは15戦。成長途上で無理に使うことはしない藤原英昭厩舎の管理馬らしく、馬体に芯が入るのを待ちながら、じっくりと育てられてきた印象がある。そんな本馬のキャリアで注目したいのは、前走の1600万下・グレイトフルS(中山・芝2500メートル)。1番人気での順当勝ちに見えるが、実はデビュー以来初めて挑んだ右回りコースを克服しての勝利だった。このレース内容から、同じ右回りの京都・芝コースでも好走できる手応えをつかんだと言えるだろう。藤原厩舎は昨年の本レースをパフォーマプロミスで勝っており、その手腕にも注目が集まる。

(松浪 大樹)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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