今週の注目レース

フェアリーステークス(GⅢ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)別定 (牝) 3歳オープン

出走馬情報

アクアミラビリス

牝3歳

調教師:吉村圭司(栗東)

  • 父:ヴィクトワールピサ
  • 母:アクアリング
  • 母の父:Anabaa
ここに注目!

半姉のクイーンズリング(父マンハッタンカフェ)は、2016年のエリザベス女王杯を筆頭に重賞4勝を挙げた活躍馬。本馬は姉と比べると馬体がコンパクトで、まだ成長の余地を残すが、柔軟性に富んだフットワークは非凡なポテンシャルを感じさせる。

11月17日のメイクデビュー東京(芝1600メートル)は、スタートで出負けしたものの、すぐに二の脚で挽回して2番手を追走。スローペースでラストの瞬発力勝負になったが、直線半ばで先頭に躍り出ると、ムチを入れられることなくラスト2ハロンを10秒6−11秒1の速いラップでまとめて完勝した。騎乗したM.デムーロ騎手はレース後に、「強かったですね。賢い馬なので、どんな競馬でもできるでしょう。調教で乗った時、姉のクイーンズリングにそっくりだったので、びっくりしたくらいです」と絶賛していた。GⅠを制した姉に勝るとも劣らない素質を秘めており、操縦性の高さから中山・芝コースにもすんなり対応できそうだ。ここをあっさり勝っても不思議はない。

アマーティ

牝3歳

調教師:武井亮(美浦)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:アマファソン
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

牡馬も出走していたサウジアラビアロイヤルCで3着に入り、能力の片りんをアピール。今回は約3か月の休み明けになるが、本レースに照準を合わせて熱心に乗り込みを消化。ひと追いごとに馬体が引き締まって休養前と遜色のない動きを見せており、出走態勢は整っていそうだ。

8月12日のメイクデビュー新潟(芝1600メートル)は、4コーナーから徐々に外へ持ち出されると、直線はメンバー中最速となる上がり3ハロン33秒3(推定)の末脚で豪快に突き抜けて快勝。前走のサウジアラビアロイヤルCは、ゲートをスッと出て3番手を追走。直線の坂でモタついて、勝ち馬グランアレグリアには離されたが、最後までしぶとく脚を伸ばして3着に入った。均整の取れた好馬体と、柔軟な身のこなしはポテンシャルの高さを示すもので、重賞のメンバーに入っても牝馬同士なら素質は十分通用するだろう。気性の勝った馬で、休み明けも問題なさそう。初の中山・芝コースも、レースセンスの高さから問題なくこなせそうだ。

ホウオウカトリーヌ

牝3歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:マツリダゴッホ
  • 母:テルヌーヴ
  • 母の父:Henrythenavigator
ここに注目!

父は2007年の有馬記念を筆頭に中山コースで重賞6勝を挙げており、本馬も中山で1、2、1着と抜群の成績を残している。今回は400メートルの距離延長が鍵だが、コース適性の高さを生かして、重賞タイトル獲得を狙う。

デビュー2戦目の未勝利(中山・芝1200メートル)を、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒7(推定)の末脚で後続を4馬身差突き放して快勝。続くオープン特別・カンナS(中山・芝1200メートル)と、前々走の500万下(東京・芝1400メートル)は、共に勝ち馬の逃げ切りを許したが、2戦連続で2着に好走して能力の高さを示した。前走の500万下・黒松賞(中山・芝1200メートル)では、押し切りを図るマイネルアルケミー(2着)を、ゴール寸前できっちり捕らえて2勝目を挙げた。キャリアを重ねるごとに地力をつけてきた印象で、展開に左右されない自在性もセールスポイント。初の芝1600メートルを克服できれば、遜色のない競馬が可能だろう。

ウィンターリリー

牝3歳

調教師:岩戸孝樹(美浦)

  • 父:スウェプトオーヴァーボード
  • 母:チャプレット
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

レース前のテンションが高く、スタートに課題を残すが、前々走の500万下・くるみ賞(東京・芝1400メートル)で2勝目を挙げて、今回のメンバーなら実績面で一歩リードしている。レース当日の落ち着きがあれば、ここでも上位進出が可能だろう。

メイクデビュー新潟(芝1200メートル)は、瞬発力をそがれる稍重の馬場の中、4コーナー8番手から鮮やかに差し切って快勝。続くオープン特別・カンナS(中山・芝1200メートル)はスタートで出遅れて4着に敗れたが、前々走の500万下・くるみ賞では、スタートを決めてハナを奪うとマイペースに持ち込み、直線は後続の追い上げを振り切って2勝目をマークした。前走のオープン特別・クリスマスローズS(中山・芝1200メートル)は直線で伸びを欠いて7着に敗れたが、気性面の難しさがあり、能力を出し切れていない印象。父の産駒は短距離指向が強く、400メートルの距離延長に少し不安はあるが、大半が1勝馬のメンバー構成なら、侮れない存在だ。

レーヴドカナロア

牝3歳

調教師:斉藤崇史(栗東)

  • 父:ロードカナロア
  • 母:レーヴドスカー
  • 母の父:Highest Honor
ここに注目!

母はフランスのG1馬で、繁殖牝馬としてはJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたレーヴディソールを筆頭にアプレザンレーヴ、レーヴミストラルと3頭の重賞ウイナーを送り出している。本馬は前走のファンタジーSで8着に敗れたが、非凡な素質を秘めており、まだ見限るのは早計だ。

7月28日のメイクデビュー札幌(芝1500メートル)は、4コーナーで物見をして気性の幼さを見せたが、上がり3ハロン34秒8(推定)の末脚で大外から突き抜けて快勝。2番人気に支持された前走のファンタジーSは直線の伸び脚を欠いて8着に敗れたが、騎乗したC.ルメール騎手が「追走に忙しかったです。息が入らなかったようで、直線は伸びませんでした。レース経験が少なく、まだ子供っぽいところもありますね」と振り返っており、キャリア2戦目の重賞挑戦で、現時点での完成度の差が出た印象だ。血統背景からも高いポテンシャルを秘めており、200メートルの距離延長がプラスに働けば、一変も可能だろう。

アゴベイ

牝3歳

調教師:尾関知人(美浦)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:コージーベイ
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

今回は、前走から200メートルの距離延長、初の右回りコースと未知の部分はあるものの、このメンバーに入っても瞬発力は互角以上と言える存在。レースを使われるごとに状態も上向いており、末脚の生きる展開になれば、まとめて差し切っても不思議はない。

11月3日のメイクデビュー東京(芝1400メートル)を快勝して臨んだ前走の500万下・つわぶき賞(中京・芝1400メートル)は、スタートで後手を踏み、じっくり脚をためて後方2番手を追走。4コーナーで大外へ持ち出されると、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒5(推定)の末脚で猛追を見せた。最後は先に抜け出した勝ち馬に3/4馬身届かなかったが、中身の濃い2着と言えるだろう。この中間も入念な乗り込みを消化。デビュー戦で手綱を取った福永祐一騎手が「距離はもう少しあってもいいと思います」と語っており、200メートルの距離延長で前走以上のパフォーマンスを発揮できるかもしれない。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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