今週の注目レース

日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

エアアンセム

牡8歳

調教師:吉村圭司(栗東)

  • 父:シンボリクリスエス
  • 母:エアマグダラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

2018年の函館記念を優勝し、待望の重賞初制覇を達成。年が明けて8歳だが、長期休養があった馬で、まだ馬体に衰えは感じられない。前走の福島記念も着順(3着)以上に内容が濃く、得意の中山・芝コースなら2度目の重賞勝利も可能だろう。

「1番人気の支持を受けた前走の福島記念は3着でしたが、上位の2頭とは2キログラムのハンデ差があったことを考えれば、内容は悪くなかったと思います。その後はひと息入れて疲れを解消させてから、中山金杯を目標に調整を開始しました。レース間隔は空きましたが、出走態勢は整うでしょう。今回は相性のいい中山コースに替わるので、重賞タイトルを増やしたいです」と、陣営は意欲的な姿勢を示している。明けて8歳を迎えたが、2016年から2017年まで屈腱炎による約1年の休養があった馬で、まだ馬体に衰えは見られない。自身の5勝中2勝を記録している中山・芝コースは能力を存分に発揮できる舞台。ここは2度目の重賞制覇のチャンスだ。

アドマイヤリード

牝6歳

調教師:須貝尚介(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:ベルアリュールⅡ
  • 母の父:Numerous
ここに注目!

2017年のヴィクトリアマイルを優勝した後は勝ち星から遠ざかっていたが、前走のオープン特別・ディセンバーS(中山・芝1800メートル)を快勝。久々にこの馬らしい末脚を発揮し、復調をアピールした。今回は200メートル距離延長が課題だが、連勝も十分にあるだろう。

「前走のオープン特別・ディセンバーSは鞍上の横山典弘騎手がうまく乗ってくれましたが、馬自身も落ち着きが出て精神面の成長を遂げています。今のベストは芝1800メートルかもしれませんが、前走のようなレースができれば芝2000メートルの距離にも対応可能でしょう。疲れもなく好調を維持したまま出走できそうですから、今回も楽しみにしています」と、前走の勝利を受けて陣営のトーンも上がってきた。3歳時はテンションが高くなるケースが多く安定感を欠いたが、年齢を重ねてそれも解消。前走は着差以上に強い内容で勝利を飾っている。200メートルの距離延長をクリアできれば、2連勝も可能だろう。

コズミックフォース

牡4歳

調教師:国枝栄(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:ミクロコスモス
  • 母の父:ネオユニヴァース
ここに注目!

3走前の日本ダービーでは、積極的なレースを展開して勝ったワグネリアンから0秒2差の3着に好走した。前走の菊花賞で大敗(15着)を喫したように、まだ安定感には欠けるが、能力の高さは証明済み。適距離に戻る今回は、巻き返しに注目だ。

「前走の菊花賞(15着)は案外の結果でしたが、馬体は春よりも成長していました。その後は放牧へ出してリフレッシュさせ、この中山金杯を視野に入れて美浦トレーニング・センターに帰厩しました。関西圏へ遠征した時よりも、輸送距離の短い東京や中山の時に好結果が出ているタイプです。芝2000メートルへの距離短縮も好材料ですから、ここはあらためて期待しています」と、厩舎サイドは巻き返しに向けて懸命だ。クラシック路線で健闘した実力の持ち主。昨年の京成杯2着の内容から、中山・芝コースの適性も十分と言える。立て直して登場する明け4歳馬から、目が離せない。

タイムフライヤー

牡4歳

調教師:松田国英(栗東)

  • 父:ハーツクライ
  • 母:タイムトラベリング
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

2017年のホープフルSを快勝した素質馬。期待された3歳クラシックロードは不本意な成績だったが、前走の菊花賞は6着とはいえ見せ場のある競馬だった。ビッグレースを制した舞台に替わるここは、躍進が期待できる。

「前々走の神戸新聞杯(6着)は、最初の1コーナーまで少し掛かる面がありましたが、前走の菊花賞ではリズム良く走れました。結果は6着でしたが、上位馬との差はそれほど大きくなかったので、今後につながる内容だったと思います。この舞台ではGⅠのホープフルSを勝っていますから、ここで重賞タイトルを増やして、さらなる飛躍の足掛かりにしたいです」と、厩舎サイドは本馬の巻き返しに期待をかけている。3歳のクラシックロードは、皐月賞10着、日本ダービー11着、菊花賞6着と、好勝負を演じるまでには至らなかったが、成長力のある血統背景を持っている一頭。後方待機から鮮やかな末脚を繰り出したホープフルSの再現も可能だろう。

ランガディア

牡5歳

調教師:木村哲也(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マリーシャンタル
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

前走の1600万下・ノベンバーS(東京・芝2000メートル)を上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚で鮮やかに差し切り、オープンクラス入りを決めた。まだレースキャリア8戦で、今後の成長が見込める一頭。3歳春以来の重賞挑戦でも、不安より楽しみの方が大きい。

「以前は体質面で弱いところがあったので、無理をせず成長を促しながら大事に使ってきました。その甲斐があって、前走を勝って待望のオープンクラス入りを果たしてくれたので、これからの活躍が楽しみです。まだレースキャリアは8戦で、これからの成長が見込める馬です。今回は重賞挑戦で胸を借りる立場ですが、ここでどれだけ通用するのか、将来を占う意味でも楽しみにしています」と、厩舎スタッフは本馬の能力を高く評価している。まだ能力の底を見せていない点は大きな魅力。祖母に名牝ダイナカールがいる血統背景にも注目が必要だろう。連勝で勢いに乗った上がり馬が、待望の重賞初制覇を狙う。

タニノフランケル

牡4歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:Frankel
  • 母:Vodka
  • 母の父:Tanino Gimlet
ここに注目!

父が14戦14勝のFrankel、母は牝馬ながら日本ダービーを優勝した歴史的名牝ウオッカ。デビュー前から大きな注目を集めていた素質馬が3歳時に3勝を挙げ、いよいよ軌道に乗ってきた。上昇一途の良血馬に、注目が集まる。

「前々走のセントライト記念(12着)は重賞の壁に跳ね返された格好ですが、前走の1600万下・大原S(京都・芝2000メートル)を勝利して待望のオープンクラス入りを決めてくれました。前走はそれまでの逃げではなく、2番手追走からゴール前で差すレースをしてくれましたから、脚質の幅も広がったと思います。これだけの良血馬なので、経験を積んで大きな舞台へ進んでほしいです。今のところは、芝2000メートルぐらいの距離がぴったりでしょう」と、前走の勝利を受けてスタッフの期待も大きく膨らんでいる。2019年を飛躍の年にしたい良血馬が、この中山金杯で重賞初制覇を目指す。

マウントゴールド

牡6歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:マウントコブラ
  • 母の父:Mt. Livermore
ここに注目!

2018年5月に1600万下・下鴨S(京都・芝2000メートル)を勝利すると、夏には小倉記念で3着に好走。5歳を迎えて着実な地力強化を果たした一頭である。前走のチャレンジCでも強敵を相手に2着と好走しており、ここは重賞初制覇のチャンスだろう。

「前走のチャレンジC(2着)はこの馬も良く走っていますが、勝ったエアウィンザーが強すぎました。ただ、この馬も昨年の夏場から着実に力をつけていますので、そろそろ重賞のタイトルを獲得させたいです。前々走は東京・芝コースで勝利を収めていますが、本来は直線の短いコースが得意なタイプです。その意味からも、中山は合うと思います。前走好走の疲れもなく、引き続き好調をキープしたまま出走できそうなので、楽しみにしています」と、陣営は本馬の地力アップを感じ取っている。少し出世に時間を要したが、重賞を勝つだけの力をつけてきた印象。ここはタイトル獲得の好機と見ていいだろう。

ステイフーリッシュ

牡4歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:カウアイレーン
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

3歳春には京都新聞杯を好タイムで優勝し、豊かな才能をアピールした。まだ安定感に欠ける面は残っているが、前走のチャレンジCでは本来の末脚を発揮して3着に好走。再び上昇気流に乗ってきただけに、2度目の重賞制覇も難しくないはずだ。

「以前はレースを使うと馬体重が減少する傾向がありましたが、今は心身ともに成長して、たくましくなっています。前々走の菊花賞は外枠(18頭立ての8枠16番)もあって厳しい競馬になりましたが、前走のチャレンジCではこの馬らしい末脚を発揮してくれました。他世代の馬を相手にして3着に好走できたことは、今後に向けて明るい材料になるでしょう。まだ成長の余地を残している馬ですから、今後の活躍を期待しています」と、陣営は本馬の飛躍を心待ちにしている。2歳時にはキャリア1戦で臨んだホープフルSで3着に好走。3歳春には京都新聞杯を好タイム(2分11秒0)で優勝している素質馬が、2度目の重賞Vを狙う。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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