今週の注目レース

JBCクラシック(JpnⅠ)

京都競馬場 1900メートル(ダート)定量 3歳以上オープン

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歴史的名馬が同時代のライバルを圧倒してきた頂上決戦

2001年に創設され、今年で18回目の開催となるJBCクラシックだが、複数回の優勝を果たした馬が既に5頭いる。アドマイヤドンは2002〜2004年に3連覇、タイムパラドックスは2005、2006年に2連覇、ヴァーミリアンは2007〜2009年に3連覇、スマートファルコンは2010、2011年に2連覇、コパノリッキーは2014、2015年に2連覇を達成した。また、武豊騎手が8勝、松田博資元調教師が5勝と、騎手ならびに調教師の歴代勝利数でも既に偉大な記録が生まれているレースだ。平成最後のダート王として名馬の系譜にその名を連ねるのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通しているポイントを分析してみたい。

連対馬の大半は単勝4番人気以内

過去10年の単勝人気別成績を調べると、単勝「1番人気」「2番人気」「3番人気」の馬はいずれも3着内率が60%以上だった。一方、「8番人気以下」の馬は全て4着以下に敗れている上、「6番人気」「7番人気」の馬も3着が最高だ。さらに、「5番人気」で連対を果たしたのは2012年1着のワンダーアキュートだけ。上位人気馬が相当に強いレースと言っていいだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4-2-2-2 40.0% 60.0% 80.0%
2番人気 1-4-1-4 10.0% 50.0% 60.0%
3番人気 2-3-2-3 20.0% 50.0% 70.0%
4番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
5番人気 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
6番人気 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
7番人気 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
8番人気以下 0-0-0-63 0% 0% 0%

3着以内に入った地方競馬所属馬は1頭だけ

過去10年の出走馬の所属別成績を調べると、JRA所属馬が3着内率53.7%と優秀な成績を収めている。一方、地方競馬所属馬で3着以内に入ったのは2010年2着のフリオーソだけである。ちなみに、第1回まで遡っても地方競馬所属馬の優勝はない。今年もJRA所属馬を高く評価した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕所属別成績(過去10年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
JRA 10-9-10-25 18.5% 35.2% 53.7%
地方競馬 0-1-0-78 0% 1.3% 1.3%

前走で先行していた馬は堅実

過去10年の連対馬延べ20頭中、前走が“海外のレース”だった2008年1着のヴァーミリアンを除く延べ19頭は、前走が“国内のレース”、かつそのレースの4コーナーの通過順が「4番手以内」だった。一方、「5番手以下」だった馬は3着内率6.8%と苦戦している。前走の4コーナーを5番手以下で通過していた馬は評価を下げたい。〔表3〕

〔表3〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
4番手以内 9-10-5-45 13.0% 27.5% 34.8%
5番手以下 0-0-4-55 0% 0% 6.8%
競走中止 0-0-0-1 0% 0% 0%

前走で上位人気に推されていた馬が中心

過去10年の3着以内馬延べ30頭中27頭は、前走が“国内のレース、かつそのレースの単勝人気が3番人気以内”だった。一方、前走が“国内のレース、かつそのレースの単勝人気が4番人気以下”だった馬で3着以内に入ったのは、2016年2着のホッコータルマエ(前走4番人気)だけである。今回の人気だけでなく、前走での単勝人気にも注目すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
3番人気以内 9-9-9-42 13.0% 26.1% 39.1%
4番人気以下 0-1-0-59 0% 1.7% 1.7%

“日本テレビ盃”組の扱いに注意

過去10年の出走馬の“同年の日本テレビ盃”における着順別成績を調べると、「3着以内」だった馬は3着内率68.4%と優秀な成績を収めている。それに対し、「4着以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。主要な前哨戦に位置付けられている“日本テレビ盃”組を比較する際は、そこでの着順を素直に評価した方がよさそうだ。〔表5〕

〔表5〕“同年の日本テレビ盃”における着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 5-6-2-6 26.3% 57.9% 68.4%
4着以下 0-0-0-14 0% 0% 0%
不出走 5-4-8-83 5.0% 9.0% 17.0%

近年は“帝王賞”で5着以下に敗れていた馬も不振

2011年以降の過去7年に限ると、“同年の帝王賞”における着順が「1着」だった馬は3着内率83.3%と非常に優秀な成績を収めている。また、「2〜4着」だった馬も3着内率は42.9%に達している。ただし、「5着以下」だった馬は全て4着以下に敗れているので注意したい。〔表6〕

〔表6〕“同年の帝王賞”における着順別成績(過去7年)
着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 2-1-2-1 33.3% 50.0% 83.3%
2〜4着 2-3-1-8 14.3% 35.7% 42.9%
5着以下 0-0-0-10 0% 0% 0%
不出走 3-3-4-56 4.5% 9.1% 15.2%

基本的に前走好走馬が強い

過去7年の3着以内馬延べ21頭中18頭は、前走の着順が「3着以内」だった。一方、「4着以下」だった馬は3着内率が6.1%にとどまっている。2010年以前の傾向もほぼ同様だったので、大敗直後の馬は評価を下げるべきだろう。〔表7〕

〔表7〕前走の着順別成績(過去7年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
3着以内 6-7-5-29 12.8% 27.7% 38.3%
4着以下 1-0-2-46 2.0% 2.0% 6.1%
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不安要素が少ない馬を選びたい

過去10年の優勝馬10頭は、いずれもJRA所属の馬だった。なお、前走が“海外のレース”だった2008年のヴァーミリアンを除くと、前走の4コーナーの通過順が4番手以内だった点や、前走の単勝人気が3番人気以内だった点も共通している。〔表2〕、〔表3〕、〔表4〕で挙げた条件を多くクリアしている馬が有力候補だ。〔表8〕

(伊吹 雅也)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表8〕優勝馬の「所属」「前走の4コーナーの通過順」「前走の単勝人気」(過去10年)
年度 優勝馬 所属 前走の4コーナー通過順 前走の単勝人気
2008年 ヴァーミリアン JRA - -
2009年 ヴァーミリアン JRA 1番手 1番人気
2010年 スマートファルコン JRA 3番手 3番人気
2011年 スマートファルコン JRA 1番手 1番人気
2012年 ワンダーアキュート JRA 4番手 1番人気
2013年 ホッコータルマエ JRA 2番手 1番人気
2014年 コパノリッキー JRA 1番手 1番人気
2015年 コパノリッキー JRA 1番手 1番人気
2016年 アウォーディー JRA 2番手 1番人気
2017年 サウンドトゥルー JRA 4番手 3番人気
  • 注記:2008年のヴァーミリアンは前走が海外のレースだったため「前走の4コーナーの通過順」「前走の単勝人気」はなし

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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