今週の注目レース

サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)馬齢 2歳オープン

データ分析関連動画

2歳GⅠや翌年のクラシックにつながる重要なレース

2017年のサウジアラビアロイヤルCで重賞初制覇を果たしたダノンプレミアムは、次走で朝日杯フューチュリティSを快勝し、同年のJRA賞最優秀2歳牡馬に選出された。また、2016年の2着馬ダンビュライトは、翌年の皐月賞で3着に好走している。2014年に新設されたばかりの重賞だが、後の活躍馬を次々と輩出している注目の一戦だ。今回は前身となった2008〜2013年のオープン特別・いちょうS(2008〜2011年は芝1600メートル、2012・2013年は芝1800メートル)、いちょうSの名称で新設重賞として行われた2014年、現行のレース名で行われた2015年以降のサウジアラビアロイヤルC(GⅢに格付けされたのは2016年以降)の計10レースを集計対象として、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走の内容に注目

対象とした10レースの出走馬の前走の着順別成績を調べると、前走で「3着以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も12.5%にとどまっている。前走で連対していなかった馬は評価を下げるべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 10-7-8-55 12.5% 21.3% 31.3%
3着以下 0-3-2-35 0% 7.5% 12.5%

また、対象とした10レースの連対馬20頭中、2009年1着のトーセンファントムを除く19頭は、前走が“JRAのレース”、かつそのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以内」だった。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく、上がり3ハロンタイムにも注目した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕前走が“JRAのレース”だった馬の、そのレースでの上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
3位以内 9-10-8-61 10.2% 21.6% 30.7%
4位以下 1-0-2-27 3.3% 3.3% 10.0%

前走の出走頭数がポイント

対象とした10レースについて出走馬の前走の出走頭数別に成績をまとめると、前走の出走頭数が「今回と同じか今回より多い頭数」だった馬が3着内率36.1%と比較的優秀な成績を収めている。2017年も出走馬の中で唯一これに該当したカーボナードが3着に好走している。前走と出走頭数が変わらなかった馬と、今回より前走の方が出走頭数が多かった馬は高く評価したい。〔表3〕

〔表3〕前走の出走頭数別成績(過去10年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
今回より少ない頭数 2-4-2-51 3.4% 10.2% 13.6%
今回と同じか今回より多い頭数 8-6-8-39 13.1% 23.0% 36.1%

重賞を除く芝マイル以上のレースで大崩れのない馬が中心

対象とした10レースの3着以内馬30頭中25頭は、“JRAの重賞を除く芝1600メートル以上のレース”における連対率が「100%」だった。一方、「100%未満、出走なし」だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.2%にとどまっている。芝1600メートル以上のレースに出走したことがない馬はもちろん、重賞を除く芝1600メートル以上のレースで3着以下に敗れた経験がある馬も過信禁物と見るべきだろう。〔表4〕

〔表4〕“JRAの重賞を除く芝1600メートル以上のレース”における連対率別成績(過去10年)
連対率 成績 勝率 連対率 3着内率
100% 10-8-7-26 19.6% 35.3% 49.0%
100%未満、出走なし 0-2-3-64 0% 2.9% 7.2%

近年は左回りのレースに実績のある馬が優勢

対象としたレースのうち、2012年以降の6レースにおける3着以内馬18頭中、2017年の優勝馬ダノンプレミアムを除く17頭は、“JRAの左回りのレース”において連対経験のある馬だった。該当馬は3着内率が43.6%に達している。近年の傾向を重視するならば、左回りのレースでの実績もチェックしておきたいところだ。〔表5〕

(伊吹 雅也)

〔表5〕“JRAの左回りのレース”における連対経験の有無別成績(過去6年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-6-6-22 12.8% 28.2% 43.6%
なし 1-0-0-39 2.5% 2.5% 2.5%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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