今週の注目レース

スプリンターズステークス(GⅠ)

中山競馬場 1200メートル(芝・外)定量 3歳以上オープン

出走馬情報

ファインニードル

牡5歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:ニードルクラフト
  • 母の父:Mark of Esteem
ここに注目!

今年の高松宮記念を優勝。ここは春秋スプリントGⅠ制覇がかかる。前走のセントウルS(1着)は、休養明けに加えて58キログラムの斤量、さらに重馬場と条件は簡単ではなかったが、これを難なくクリア。ここも堂々の主役候補だ。

「前走のセントウルSは、海外遠征帰りの休養明けで、斤量が58キログラム。しかも水分を含んだ馬場コンディション(重)でしたから、この馬には厳しい条件が重なったと思います。そこを強い内容で勝ってくれたので、今後がますます楽しみになりました。前走は本番を見据えた仕上げで臨みましたから、使っての上積みも大きいはずです。この中間は疲れを解消させてから乗り込みを開始しました。久々を好走した反動もなく、好調をキープしているので、再び大きなタイトルを獲得したいです」と、陣営は看板ホースのケアに懸命だ。心身共に充実を示しているだけに、国内スプリントGⅠ連覇の期待が膨らむ。

レッドファルクス

牡7歳

調教師:尾関知人(美浦)

  • 父:スウェプトオーヴァーボード
  • 母:ベルモット
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

一昨年と昨年の本レースを優勝。同一GⅠ3連覇を狙う、現役屈指の短距離ホースだ。今回は安田記念(9着)以来約4か月ぶりのレースになるが、昨年はこのローテーションで勝っている。もともと休み明けが得意なタイプだけに、今回も豪快な末脚が期待される。

「夏場を休養に充て、スプリンターズSにぶっつけで臨むローテーションは当初からの予定通りです。この馬は調教を積んでいれば、久々でも力を発揮できるタイプですから、不安材料にはなりません。すでに2週前追い切りで、実戦形式の追い切りを消化しました。ゲートの出もスムーズでしたし、出走態勢は着々と整ってきています。今年で7歳ですが、まだ年齢的な衰えも感じられません。中山のターフなら末脚を生かせるでしょう」と、厩舎スタッフは偉業へ挑む本馬に大きな期待を寄せている。今年の上半期は高松宮記念8着、安田記念9着と不本意な結果だったが、地力は上位。本レース初の3連覇達成なるか、注目だ。

レッツゴードンキ

牝6歳

調教師:梅田智之(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:マルトク
  • 母の父:マーベラスサンデー
ここに注目!

昨年の本レース2着を含め、これまでにスプリントGⅠで3度の2着を記録。大一番で見せる末脚には定評がある。前走のキーンランドCは5着だったが、休み明け初戦であったことを考えれば、内容は悪くなかった。

「前々走のヴィクトリアマイル(6着)の後は、予定通りに放牧へ出して休養させました。夏の北海道シリーズで1度使って本番に臨むローテーションはプラン通りです。前走のキーンランドC(5着)は、この馬らしい反応が見られず最後の直線であとひと伸びを欠きましたが、次につながる内容は残せたと思います。6歳の牝馬ですから、使って急上昇とはいかないかもしれませんが、前走以上の仕上がりで出走できるでしょう。昨年のレースぶりからも、中山・芝コースなら末脚が生きるはずです」と、スタッフは2015年の桜花賞に続くビッグタイトル制覇に意欲を見せている。距離の守備範囲は広いが、現在のベストは芝1200メートルだろう。 ここで念願のスプリントGⅠ制覇を果たしたい。

アレスバローズ

牡6歳

調教師:角田晃一(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:タイセイエトワール
  • 母の父:トニービン
ここに注目!

前々走のCBC賞に続き、前走の北九州記念も優勝。目下重賞2連勝中で、勢いを感じる一頭だ。以前は気性面の課題を抱えていたが、最近は馬に落ち着きが出て、メンタル面が大きく成長。磨きをかけた末脚で、一気にスプリント界の頂点を目指す。

「以前はテンションが高くなりやすい傾向があったのですが、ここにきて馬に落ち着きが出てきました。レース当日の返し馬もスムーズに走れるようになっていますから、精神面で大きく成長した印象です。前走の北九州記念を勝った後は、スプリンターズSを目標に調整しています。夏場の疲れも解消しているので、上々の仕上がりで出走できるでしょう。今回はGⅠへの挑戦で相手は強くなりますが、この馬も確実に力をつけています。ここでどれだけ戦えるのか、不安よりも楽しみの方が大きいです」と、厩舎サイドの期待は大きい。この夏はCBC賞と北九州記念を制覇し、サマースプリントシリーズのチャンピオンに輝いた。初のGⅠ参戦でも、その勢いを侮ることはできない。

ナックビーナス

牝5歳

調教師:杉浦宏昭(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:レディトゥプリーズ
  • 母の父:More Than Ready
ここに注目!

J.モレイラ騎手と初コンビを組んだ前走のキーンランドCで、待望の重賞初制覇を達成。勢いに乗ってのビッグレース挑戦になる。中山・芝1200メートルでは6戦して2勝、2着4回を記録しており、舞台適性の高さには注目が必要だろう。

「前走のキーンランドC(1着)は、J.モレイラ騎手の好騎乗も大きかったと思いますが、最後の直線では後続を突き放す競馬ができたので、馬自身も成長を遂げている印象です。この中間は短期放牧に出して、うまくリフレッシュができましたから、本番でも上々の出走態勢が整うでしょう。もともと中山・芝コースを最も得意にしている馬なので、コース替わりはプラス材料です」と、陣営は重賞のタイトルを獲得して風格の出てきた本馬に信頼を寄せている。今年の高松宮記念では、勝ったファインニードルから0秒1差の3着でゴールインしており、GⅠでも通用する見通しが立っている馬。得意の中山・芝コースなら、十分に勝機を見いだせそうだ。

ダイメイプリンセス

牝5歳

調教師:森田直行(栗東)

  • 父:キングヘイロー
  • 母:ダイメイダーク
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

前々走のアイビスサマーダッシュで重賞初制覇を飾ると、前走の北九州記念では、コーナーを通過する芝1200メートルの競馬でも2着に好走。最近の5戦で3勝をマークし、充実ぶりをアピールしている。ここも好調牝馬から目が離せない。

「夏場に3戦使ったので、さすがに大幅な上積みはどうかと思いますが、うまくケアできましたから、好調を維持したまま出走できそうです。最も実績があるのは芝1000メートルの直線競馬ですが、今は馬体のバランスが良くなっているので、コーナーのある芝1200メートルでも問題ないでしょう。ここでどれだけ走れるのか、とても楽しみにしています」と、厩舎サイドは本馬の成長をアピールした。3走前のCBC賞こそ9着だったが、その後は1着、2着で、サマースプリントシリーズでもアレスバローズに次ぐ2位に食い込んでいる。今回と同じ右回りの芝1200メートル戦で好走した前走・北九州記念(2着)のような競馬ができれば、チャンスも広がるだろう。

セイウンコウセイ

牡5歳

調教師:上原博之(美浦)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:オブザーヴァント
  • 母の父:Capote
ここに注目!

昨年の高松宮記念を勝った後は1年以上勝ち星から遠ざかっていたが、前走の函館スプリントSを勝利して、鮮やかに復活を遂げた。馬場コンディションを問わないスプリンターで、脚質の自在性も武器。ここで2度目のGⅠ制覇も十分に可能だろう。

「前走の函館スプリントSは、昨年の同レースに出走した時よりも現地が涼しかったこともあり、とても良い状態で臨めました。最後は2着のヒルノデイバローに際どく迫られましたが、ハイペースで逃げて勝ってくれたので、内容は濃かったと思います。その後は北海道で調整してから、美浦トレーニング・センターに帰厩させて乗り込みを続けています。良馬場でも問題ありませんが、できれば少し雨が降ってタイムを要する決着になってほしいです」と、陣営は本馬の仕上げに全力を注いでいる。前走勝利で再び上昇気流に乗ってきた印象。ここもその先行力に注目が必要だ。

ラッキーバブルズ

せん7歳

調教師:K.ルイ(香港)

  • 父:Sebring
  • 母:Bubble Below
  • 母の父:Hussonet
ここに注目!

スプリント戦を中心に使われ、一昨年の香港スプリント2着、昨年のチェアマンズスプリントプライズ(共にG1・香港、芝1200メートル)優勝などの戦績を残している。今回は約3か月ぶりの一戦となるが、芝1200メートルなら本領発揮を期待したい。

香港を代表するスプリンターが初来日。2005年のサイレントウィットネス、2010年のウルトラファンタジーに続く香港所属馬3度目のスプリンターズS制覇を目指す。本馬は今年で7歳だが、本格化を遂げたのは、チェアマンズスプリントプライズ(G1・香港、芝1200メートル)を制覇した2016-2017シーズン。その後は勝ち星を挙げていないが、前走の香プレミアC(香港・G3)では、59キログラムの斤量を背負って勝ち馬に0秒1差の3着。実績のない芝1400メートルの距離だったことを考えれば、内容は濃かったはずだ。今回は初の中山・芝コースへの対応が鍵だが、来日後も順調に調整を進めており、仕上がり面は良好な様子。57キログラムの斤量でベストの距離なら、日本勢の脅威となるだろう。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております(データ分析は特別登録発表前に執筆されたものです)。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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