今週の注目レース

紫苑ステークス(GⅢ)

中山競馬場 2000メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

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重要度が高まる秋の3歳女王への前哨戦

昨年は3着までハナ+ハナ差の接戦を制したディアドラが続く秋華賞を優勝。一昨年の2着馬ヴィブロスは続く秋華賞を制し、翌春のドバイターフも優勝。以前は秋華賞トライアルのオープン特別として行われていたレースが、2016年にGⅢに格付けされてから重要度が一気に増しているだけに、今年も要注目の一戦だ。その一戦の傾向を、オープン特別として行われた2008〜2015年も含めた過去10年の結果から見ていくことにしよう。

単勝オッズ別の成績に特徴あり

過去10年の単勝オッズ別成績をまとめると、単勝「4.9倍以下」の支持を受けた馬の勝率は25.0%で、3着内率は50.0%。しかし、続く「5.0〜6.9倍」の馬は17頭が出走して優勝1回、2着3回とやや苦戦している。それに対し、「7.0〜9.9倍」と「10.0〜14.9倍」の好走率が高く、中でも「10.0〜14.9倍」組は3着内率で「4.9倍以下」組を上回る57.1%をマークしている。この点を頭に入れて検討するべきかもしれない。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
4.9倍以下 3-1-2-6 25.0% 33.3% 50.0%
5.0〜6.9倍 1-3-0-13 5.9% 23.5% 23.5%
7.0〜9.9倍 3-3-2-10 16.7% 33.3% 44.4%
10.0〜14.9倍 2-2-4-6 14.3% 28.6% 57.1%
15.0〜19.9倍 0-1-1-9 0% 9.1% 18.2%
20倍以上 1-0-1-85 1.1% 1.1% 2.3%

前走別の成績もチェック

過去10年の出走馬の成績を前走別にまとめてみると、好走率で上位となっているのは「札幌・函館の1000万下」から臨んだ馬たち。また、前走が500万下だった馬の中では、「新潟の500万下特別」から臨んだ馬の成績が上位となっている。今年も出走馬のローテーションは多岐にわたるだろうが、このあたりの傾向も頭に入れておいた方がいいかもしれない。〔表2〕

〔表2〕前走別成績(過去10年)
前走 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ・JpnⅠ 2-0-4-21 7.4% 7.4% 22.2%
GⅡ・JpnⅡ 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
GⅢ・JpnⅢ 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
オープン特別・1600万下 0-1-0-7 0% 12.5% 12.5%
札幌・函館の1000万下 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%
福島・新潟の1000万下 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
阪神・小倉の1000万下 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
新潟の500万下特別 2-2-2-12 11.1% 22.2% 33.3%
新潟以外の500万下特別 0-1-1-16 0% 5.6% 11.1%
500万下の一般戦 1-1-2-33 2.7% 5.4% 10.8%
未勝利戦 0-0-0-5 0% 0% 0%
その他の地方競馬のレース 0-0-0-3 0% 0% 0%
  • 注記:「GⅢ・JpnⅢ」にはグレード格付け前のレパードSを含む

500万下での実績に注目

過去10年の紫苑Sでは、「3走前までに芝1800〜2000メートルの500万下を制していた」という実績がある馬が、2010年を除いて連対している。昨年も優勝馬のディアドラがこれに該当していた。今年もそのような戦歴を持っている馬が出走しているかどうか、チェックしておくことをお勧めしたい。〔表3〕

〔表3〕3走前までに芝1800〜2000メートルの500万下を制していた紫苑S連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 モエレカトリーナ 2走前 500万下 芝1800m
2009年 1着 ダイアナバローズ 3走前 500万下 芝1800m
2着 ラインドリーム 前走 インディアT 芝2000m
2011年 1着 カルマート 前走 500万下 芝1800m
2012年 2着 ブリッジクライム 2走前 織姫賞 芝2000m
2013年 1着 セキショウ 3走前 ミモザ賞 芝2000m
2014年 2着 ショウナンパンドラ 前走 糸魚川特別 芝2000m
2015年 2着 ホワイトエレガンス 2走前 500万下 芝2000m
2016年 1着 ビッシュ 3走前 500万下 芝1800m
2着 ヴィブロス 前走 500万下 芝2000m
2017年 1着 ディアドラ 3走前 矢車賞 芝1800m

過去3年に共通するデータにも注目

過去3年の紫苑Sでは、「4走前までにGⅡまたはGⅢで単勝2桁人気だった」という馬が1頭ずつ連対している。該当したレースはいずれも春シーズンの重賞。春の時点での評価が低かったとしても、ひと夏を越して成長を見せた馬が好走しているようだ。〔表4〕

(浅野 靖典)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕4走前までにGⅡまたはGⅢで単勝2桁人気だったことがある連対馬一覧(過去3年)
年度 着順 馬名 該当レース
2015年 2着 ホワイトエレガンス 4走前 フラワーC 14番人気 9着
2016年 2着 ヴィブロス 2走前 フラワーC 10番人気 12着
2017年 2着 カリビアンゴールド 4走前 ニュージーランドT 10番人気 11着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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