今週の注目レース

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)

福島競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 3歳オープン

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ここ25年連続で“重賞未勝利馬”が勝っている3歳限定のハンデキャップ重賞

グレード制が導入された1984年以降のラジオNIKKEI賞(2005年以前の名称は「ラジオたんぱ賞」)における優勝馬34頭中、既にJRAの重賞を制していたのは、1986年のダイナコスモスと1992年のシンコウラブリイだけである。なお、それ以外の馬でJRAの重賞で2着に入った経験があったのも、1994年のヤシマソブリンと1995年のプレストシンボリだけだ。実績馬の参戦例も決して少なくはないが、重賞実績のない馬にも注目しておくべき一戦と言えるだろう。今回は、中山競馬場で行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

実績とキャリアがポイント

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、“JRAのオープンクラスのレース”において5着以内に入った経験がある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率13.5%とやや苦戦している。既にオープンクラスで好走した経験のある馬は、それなりに信頼できるようだ。〔表1〕

〔表1〕“JRAのオープンクラスのレース”において5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-8-6-59 7.6% 17.7% 25.3%
なし 4-2-4-64 5.4% 8.1% 13.5%

なお、“JRAのオープンクラスのレース”において5着以内に入った経験がなかった馬のうち、通算出走数が「6戦以上」だった馬の優勝例はなく、3着内率も6.1%にとどまっている。オープンクラスのレースで好走したことがないキャリア6戦以上の馬は評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕“JRAのオープンクラスのレース”において5着以内に入った経験がなかった馬の、通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
5戦以内 4-0-3-18 16.0% 16.0% 28.0%
6戦以上 0-2-1-46 0% 4.1% 6.1%

前走との間隔に注意

過去10年の出走馬の前走との間隔別成績を調べると、「中1週以内」「中9週以上」の馬は全て4着以下に敗れている。極端に間隔が詰まっている馬や、その逆に間隔が空きすぎている馬は苦戦必至と見ておきたい。〔表3〕

〔表3〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中1週以内 0-0-0-10 0% 0% 0%
中2〜8週 10-10-10-98 7.8% 15.6% 23.4%
中9週以上 0-0-0-15 0% 0% 0%

距離適性も重要

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、“JRAの芝1800〜2000メートルのレース”において3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率11.1%とやや苦戦している。ダートのレースや、芝1800メートル未満、芝2000メートルを超える距離のレースでしか好走経験のない馬は割り引きが必要だ。〔表4〕

〔表4〕“JRAの芝1800〜2000メートルのレース”で3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-9-8-83 7.4% 15.7% 23.1%
なし 2-1-2-40 4.4% 6.7% 11.1%

近年は内寄りの枠に入った馬が優勢

過去6年の3着以内馬18頭中12頭は、枠番が「1〜3枠」だった。「1〜3枠」は3着内率も36.4%と優秀な水準に達している。2011年以前は「4〜8枠」の馬の好走も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、内寄りの枠に入った馬を高く評価すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕枠番別成績(過去6年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
2枠 1-3-2-5 9.1% 36.4% 54.5%
3枠 1-1-2-7 9.1% 18.2% 36.4%
4枠 0-0-0-11 0% 0% 0%
5枠 1-0-0-11 8.3% 8.3% 8.3%
6枠 1-2-0-9 8.3% 25.0% 25.0%
7枠 0-0-0-12 0% 0% 0%
8枠 1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
1〜3枠 3-4-5-21 9.1% 21.2% 36.4%
4〜8枠 3-2-1-53 5.1% 8.5% 10.2%
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前走で先行していた馬は割り引きが必要

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が「4番手以下」だった。前走で先行していた馬は評価を下げたい。また、この6頭は前走との間隔が「中2〜8週」だった点、“JRAの芝1800〜2000メートルのレース”において優勝経験があった点も共通している。〔表3〕や〔表4〕の傾向も重視したいところだ。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕優勝馬の「前走の4コーナーの通過順」「前走との間隔」「“JRAの芝1800〜2000mのレース”における最高着順」(過去6年)
年度 優勝馬 前走の4コーナーの通過順 前走との間隔 “JRAの芝1800〜2000mのレース”における最高着順
2012年 ファイナルフォーム 14番手 中2週 1着(3歳未勝利)
2013年 ケイアイチョウサン 7番手 中3週 1着(2歳未勝利)
2014年 ウインマーレライ 5番手 中8週 1着(アスター賞ほか)
2015年 アンビシャス 11番手 中7週 1着(プリンシパルS)
2016年 ゼーヴィント 12番手 中7週 1着(山藤賞ほか)
2017年 セダブリランテス 4番手 中5週 1着(早苗賞)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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