今週の注目レース

ラジオNIKKEI賞(GⅢ)

福島競馬場 1800メートル(芝)ハンデ 3歳オープン

出走馬情報

メイショウテッコン

牡3歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:エーシンベロシティ
  • 母の父:Lemon Drop Kid
ここに注目!

ハナを切る積極的な競馬で頭角を現し、前走のオープン特別・白百合S(京都・芝1800メートル)を3馬身差で快勝した。今回は56キログラムのトップハンデを背負うが、メンバー中唯一の3勝馬で、実績は一枚上。先行力の生きる福島・芝コースも歓迎材料だろう。

今年初戦の500万下・梅花賞(京都・芝2400メートル)では、2着エタリオウ(日本ダービー4着)、3着サトノワルキューレ(フローラS優勝)を退けて見事に優勝。続く皐月賞トライアル・若葉S(阪神・芝2000メートル)は6着に敗れたが、重賞初挑戦となった前々走の京都新聞杯では、逃げて速めの流れで飛ばし、最後までしぶとく粘って5着に健闘した。前走のオープン特別・白百合Sでは、アイトーン(3着)との先手争いを演じ、前半1000メートル通過タイム59秒0という厳しい展開になりながらも、ラスト3ハロンを34秒6でまとめ、1分45秒9の好タイムで3勝目をマークした。キャリアを重ねるごとに地力をつけてきた印象で、重賞タイトル獲得へ向けて機は熟した。

フィエールマン

牡3歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:リュヌドール
  • 母の父:Green Tune
ここに注目!

イタリアのG1を制した母リュヌドールに、大種牡馬ディープインパクトが配された良血馬。本馬は休養を挟みながら無傷の2連勝を飾り、素質の片りんをアピールしている。今回は2か月半の休み明けになるが、順調に乗り込まれており、上々の仕上がりで臨めそうだ。

前々走のメイクデビュー東京(芝1800メートル)は、スローペースで直線の瞬発力比べになったが、他の馬の追い上げを振り切って優勝。2か月半の休み明けとなった前走の500万下・山藤賞(中山・芝1800メートル)は、スタートで後手を踏み、後方待機策。スローペースで先行馬に有利な展開と思われたが、3コーナー過ぎから徐々に進出を開始すると、レースのラスト2ハロンが11秒6−11秒4という加速ラップを、直線で豪快に突き抜けて2馬身1/2差の快勝劇を演じた。騎乗した石橋脩騎手は「最後は遊んでいましたし、まだ余裕がありました。大きなところへいける馬です」と、ポテンシャルの高さに太鼓判を押している。今回は重賞初挑戦で試金石の一戦となるが、主役候補の一頭だ。

キューグレーダー

牡3歳

調教師:栗田徹(美浦)

  • 父:ダノンシャンティ
  • 母:バグダッドカフェ
  • 母の父:Broken Vow
ここに注目!

デビューから4戦して2勝、2着2回とまだ連対を外しておらず、このメンバーに入っても素質は互角以上のものがある。折り合い面から、今回は400メートルの距離延長が鍵だが、2010年のNHKマイルCでJRAレコードを樹立した父譲りのスピードを武器に、重賞タイトル獲得を目指す。

昨年12月のメイクデビュー中山(芝1600メートル)は2着に敗れたが、約2か月半の休養を挟んだ未勝利(中山・芝1800メートル)では、好位追走から危なげなく抜け出して快勝。前々走の500万下(東京・芝1600メートル)は、1分33秒3の優秀な走破時計で2着に入った。前走の500万下(東京・芝1400メートル)では、スタートで後手を踏んだが、二の脚で挽回して中団馬群を追走。逃げ馬が競り合い展開が速くなった面はあったものの、残り200メートル付近で先頭を捕らえると、最後はミカリーニョ(2着)の追い上げをアタマ差振り切って、1分20秒8の好タイムで2勝目をマークした。展開に左右されない自在性があり、重賞でどこまで通用するのか、注目の一戦だ。

グレンガリー

牡3歳

調教師:萩原清(美浦)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:エイグレット
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

重賞2勝を挙げたミトラ(父シンボリクリスエス)の半弟。本馬は兄に比べて馬体は小さいが、均整の取れた体型と柔軟性に富んだフットワークは、ポテンシャルの高さを感じさせる。まだ能力の底を見せておらず、先々まで目が離せない存在だろう。

約3か月の休養を挟んだ前々走の未勝利(福島・芝1800メートル)では、中団のイン追走から直線で外へ持ち出されると、鮮やかに抜け出して快勝。前走の500万下・ホンコンジョッキークラブT(東京・芝2000メートル)は、2番手追走から直線でユウチェンジ(4着)に2馬身ほど前へ出られたが、そこからエンジンがかかると一完歩ごとに差を詰め、ゴール前でかわして2勝目を挙げた。レースを使われるごとにパフォーマンスを上げているように、地力強化は明らかで、まだ伸びしろも十分。テンションが上がりやすく、気性面の幼さは残すが、中3週のローテーションで間隔を詰めて使えるだけに、状態面の上積みも見込めそうだ。相手強化の一戦だが、素質は引けを取らない。

イェッツト

牡3歳

調教師:金成貴史(美浦)

  • 父:カンパニー
  • 母:イスタンブール
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

まだ1勝馬だが、デビュー2戦目の京成杯で3着に入り、前走のダービートライアル・プリンシパルS(東京・芝2000メートル)では、勝ち馬コズミックフォース(次走で日本ダービー3着)と僅差の3着。強敵と互角に渡り合っており、能力の高さは証明済みだ。

昨年12月のメイクデビュー中山(芝1800メートル)は、好位馬群を進み、直線でスパッと抜け出して初陣勝ちをマーク。続く京成杯では、中団後方からしぶとく脚を伸ばして3着に好走した。前々走の500万下・ゆりかもめ賞(東京・芝2400メートル)は7着。約3か月の休養で立て直された前走のダービートライアル・プリンシパルSでは、中団追走から懸命に差を詰めて勝ち馬とアタマ+クビ差の3着に入り、1分58秒2の走破時計も優秀だった。母系は、アドマイヤムーン、スリープレスナイトなどのGⅠ馬を送り出している筋の通った血脈。8歳時にGⅠを連勝した父カンパニーからは卓越した成長力を受け継いでおり、ここは前走以上のパフォーマンスが期待できそうだ。

ケイティクレバー

牡3歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:モルトフェリーチェ
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

マイルGⅠの朝日杯フューチュリティSでもハナを切った快速馬で、昨年の京都2歳S3着や、今年のオープン特別・若駒S(京都・芝2000メートル)優勝など、実績は十分。今回は同型との兼ね合いが鍵だが、上位争いに食い込むシーンもありそうだ。

デビュー3戦目の未勝利(京都・芝2000メートル)を勝ち上がり、京都2歳Sではグレイル(1着)、タイムフライヤー(2着、次走でホープフルSを優勝)に次ぐ3着と好走。今年初戦となったオープン特別・若駒Sでは、後続を3馬身突き放す鮮やかな逃げ切り勝ちを決めた。57キログラムの斤量を背負った3走前のオープン特別・すみれS(阪神・芝2200メートル)は、勝ち馬キタノコマンドールから0秒1差の2着も、同週の1600万下・尼崎Sの勝ちタイム(2分14秒0)を大幅に上回る、2分11秒8の好時計で走破した。前々走の皐月賞は11着、前走の京都新聞杯は9着に敗れ、今回は杉山晴紀厩舎へ転厩しての一戦となるが、強敵にもまれた経験を生かせれば、巻き返しも可能だろう。

ロードアクシス

牡3歳

調教師:奥村豊(栗東)

  • 父:ブレイクランアウト
  • 母:エニーデイ
  • 母の父:Arch
ここに注目!

皐月賞トライアル・若葉S(阪神・芝2000メートル)で3着に好走。前々走の500万下・ひめさゆり賞(芝2000メートル)では、器用さが問われる福島コースで勝ち星を挙げている。今回は重賞で素質馬がそろったが、レース運びのうまさを生かせば、差のない競馬が可能だろう。

デビュー2戦目の未勝利(阪神・芝1800メートル)を、先行策から力強く押し切って優勝。続くホープフルSは9着に敗れたが、向正面からポジションを押し上げ、4コーナー手前では先行集団に取りついて見せ場は作った。約2か月半の休み明けとなった皐月賞トライアル・若葉Sは、好位追走からしぶとく脚を伸ばし、11番人気の低評価を覆して3着に好走。前々走の500万下・ひめさゆり賞では、正攻法のレース運びで他の馬をねじ伏せて2勝目をマークした。前走の京都新聞杯は16着に敗れたが、騎乗した酒井学騎手が「距離は1800メートルあたりがベストでしょう」と感触をつかんでおり、今回の条件なら一変の余地がありそうだ。

エイムアンドエンド

牡3歳

調教師:奥村武(美浦)

  • 父:エイシンフラッシュ
  • 母:ロフティーエイム
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

母は2006年に福島牝馬Sを制した活躍馬で、本馬の血統背景は優秀。今回は約4か月半の休み明けに加え、2月末で勇退した二ノ宮敬宇厩舎からの転厩初戦になるが、6月20日に美浦南Wコースで行われた1週前追い切りでは5ハロン65秒台の好タイムをマークしており、力を出せそうだ。

昨年10月のメイクデビュー東京(芝2000メートル)は、スタートで後手を踏み、瞬発力をそがれる重馬場もこたえて3着に敗れたが、続く未勝利(東京・芝2000メートル)は、先行集団のインを進むと、ゴール寸前で前の馬をアタマ差捕らえて初勝利をマークした。前々走の京成杯は直線の伸び脚を欠いて10着に敗れたが、前走の共同通信杯は、好スタートを決めて2番手を追走。スローペースが向いた面はあったが、直線でしぶとく粘って勝ち馬から0秒3差の3着に入り、能力の高さを示した。心身ともに成長の余地を残しているが、母に似たガッチリとした好馬体の持ち主で、将来性は十分。折り合い面を考えれば、前半のペースが速くなりやすい福島・芝1800メートルも歓迎材料だろう。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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