今週の注目レース

宝塚記念(GⅠ)

阪神競馬場 2200メートル(芝)定量 3歳以上オープン

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人気薄の台頭が目立つ上半期のグランプリ

昨年は単勝1.4倍の断然人気に支持されたキタサンブラックが9着に敗れ、3番人気のサトノクラウンが優勝した。2016年は単勝8番人気のマリアライトが優勝、2015年は6番人気のラブリーデイが優勝し、2着に10番人気、3着には11番人気の馬が入るなど、波乱の決着が続いている。今年も下位人気馬が台頭する可能性を十分考慮しておきたいところだ。その意味でも、過去のデータをチェックしておくことをお勧めしたい。

単勝オッズ別の成績に特徴あり

昨年のキタサンブラックを含めて、過去10年の宝塚記念では単勝1倍台の支持を集めた馬が4頭いたが、優勝を飾った馬はゼロ。2006年のディープインパクトが1.1倍の断然人気に応えて圧勝したが、それ以降1倍台の馬は連敗している。また、「3.0〜6.9倍」の延べ12頭のうち、2着以内に入ったのがわずか2頭となっている点も気になるデータだ。さらに、単勝10倍台の馬は過去10年で3勝しているが、3頭とも「10.0〜14.9倍」で、「15.0〜19.9倍」の馬は全て4着以下に敗れている点も特徴的だ。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.9倍以下 0-1-1-2 0% 25.0% 50.0%
2.0〜2.9倍 2-3-1-0 33.3% 83.3% 100%
3.0〜6.9倍 1-1-3-7 8.3% 16.7% 41.7%
7.0〜9.9倍 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7%
10.0〜14.9倍 3-1-1-9 21.4% 28.6% 35.7%
15.0〜19.9倍 0-0-0-9 0% 0% 0%
20.0〜49.9倍 2-2-2-31 5.4% 10.8% 16.2%
50倍以上 0-1-1-45 0% 2.1% 4.3%

枠番と馬番別成績に要注目

過去10年の枠番別成績をまとめてみると、優勝しているのは1枠と6枠と8枠の馬だけ。そしてその3つの枠からは、2着馬が1頭も出ていないという点が特徴的だ。また、馬番を2つずつに区切って成績を出してみると、「9、10番」と「11、12番」が好成績(ただし、12番は8頭が出走して3着以内なし)。さらに、「15、16番」と「17、18番」も計3頭が優勝している。ちなみに、過去10年の2着馬は全て馬番が「1〜9番」で、3着馬10頭中7頭は「1〜4番」と、2・3着は内枠の馬が多くなっている点も覚えておきたい。〔表2〕〔表3〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表2〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-0-4-10 6.7% 6.7% 33.3%
2枠 0-2-2-11 0% 13.3% 26.7%
3枠 0-1-1-15 0% 5.9% 11.8%
4枠 0-4-0-13 0% 23.5% 23.5%
5枠 0-3-0-15 0% 16.7% 16.7%
6枠 3-0-0-17 15.0% 15.0% 15.0%
7枠 0-0-2-18 0% 0% 10.0%
8枠 6-0-1-15 27.3% 27.3% 31.8%
〔表3〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 1-2-4-13 5.0% 15.0% 35.0%
3、4番 0-1-3-16 0% 5.0% 20.0%
5、6番 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
7、8番 0-4-1-15 0% 20.0% 25.0%
9、10番 3-1-0-16 15.0% 20.0% 20.0%
11、12番 3-0-2-13 16.7% 16.7% 27.8%
13、14番 0-0-0-14 0% 0% 0%
15、16番 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
17、18番 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%

前走のレース別成績もチェック

過去10年の出走馬の前走のレース別成績をまとめてみると、天皇賞(春)から臨んだ馬が4勝を挙げるなど、前走がGⅠだった馬が好結果を残している。その他では、2011年までの金鯱賞、2012年以降の鳴尾記念といった前哨戦から臨んできた馬の好走が多くなっている。〔表4〕

〔表4〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
天皇賞(春) 4-3-2-34 9.3% 16.3% 20.9%
同年5月以降のGⅠ 0-2-4-11 0% 11.8% 35.3%
その他のGⅠ 1-2-1-12 6.3% 18.8% 25.0%
金鯱賞 2-1-2-9 14.3% 21.4% 35.7%
目黒記念 1-0-0-16 5.9% 5.9% 5.9%
その他のGⅡ 0-0-0-12 0% 0% 0%
鳴尾記念 1-2-1-10 7.1% 21.4% 28.6%
その他のGⅢ 0-0-0-5 0% 0% 0%
オープン特別、条件クラス 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
  • 注記:GⅠには海外のレースを含む
  • 注記:金鯱賞は5月末に行われていた2011年までが対象
  • 注記:鳴尾記念は6月に行われるようになった2012年以降が対象

同年1、2月の成績に注目

過去10年の宝塚記念では、「同年1、2月に重賞で連対していた」という馬が2011年と2014年を除いて連対している。昨年の優勝馬サトノクラウンもこれに該当していた。今年も1、2月の成績をチェックして、該当している馬がいるかどうか、チェックしておくことをお勧めしたい。〔表5〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕同年1、2月の重賞で連対していた宝塚記念連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 エイシンデピュティ 1月5日 京都金杯 1着
2009年 2着 サクラメガワンダー 2月21日 京都記念 2着
2010年 2着 ブエナビスタ 2月20日 京都記念 1着
2012年 2着 ルーラーシップ 1月22日 アメリカJCC 1着
2013年 2着 ダノンバラード 1月20日 アメリカJCC 1着
2015年 1着 ラブリーデイ 2月15日 京都記念 1着
2016年 2着 ドゥラメンテ 2月28日 中山記念 1着
2017年 1着 サトノクラウン 2月12日 京都記念 1着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

同年の初戦が3月中〜下旬だった馬にも注目

過去10年の宝塚記念連対馬の同年の成績を調べると、「同年の初戦が“3月中〜下旬”だった」という馬が2011年以降7年連続して1頭ずつ連対している。昨年は5番人気で2着に入ったゴールドアクターが、これに該当していた。〔表6〕

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕同年の初戦が「3月中〜下旬」だった宝塚記念連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 同年の初戦
2011年 2着 ブエナビスタ 3月26日 ドバイワールドC
2012年 1着 オルフェーヴル 3月18日 阪神大賞典
2013年 1着 ゴールドシップ 3月17日 阪神大賞典
2014年 1着 ゴールドシップ 3月23日 阪神大賞典
2015年 2着 デニムアンドルビー 3月22日 阪神大賞典
2016年 1着 マリアライト 3月26日 日経賞
2017年 2着 ゴールドアクター 3月25日 日経賞
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直近のGⅠ成績と、4走前までのGⅠ・GⅡ実績をチェック

過去6年の宝塚記念では、「直近のGⅠで4着以下に敗れていたものの、4走前までにGⅠまたはGⅡを優勝していた」という馬が優勝している。昨年の優勝馬サトノクラウンは、前走の大阪杯で6着に敗れていたが、2走前に京都記念を優勝していた。今年もそういった戦歴を持っている馬には要注目。〔表7〕

(浅野 靖典)

注記:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕過去6年の優勝馬が直近で出走していたGⅠでの着順と、4走前までに優勝していたGⅠまたはGⅡ
年度 優勝馬 直近で出走していたGⅠ 4走前までに優勝していたGⅠ・GⅡ
2012年 オルフェーヴル 前走 天皇賞(春) 11着 3走前 有馬記念
2013年 ゴールドシップ 前走 天皇賞(春) 5着 2走前 阪神大賞典
2014年 ゴールドシップ 前走 天皇賞(春) 7着 2走前 阪神大賞典
2015年 ラブリーデイ 2走前 天皇賞(春) 8着 4走前 京都記念
2016年 マリアライト 3走前 有馬記念 4着 4走前 エリザベス女王杯
2017年 サトノクラウン 前走 大阪杯 6着 2走前 京都記念
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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