今週の注目レース

函館スプリントステークス(GⅢ)

函館競馬場 1200メートル(芝)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

セイウンコウセイ

牡5歳

調教師:上原博之(美浦)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:オブザーヴァント
  • 母の父:Capote
ここに注目!

昨年の高松宮記念の優勝馬。連覇を狙った今年は6着だったが、勝ったファインニードルから0秒3差と大きくは離されていない。1年以上勝ち星を挙げていないが、まだ衰えは感じられず、洋芝の函館・芝コースも歓迎のタイプ。あらためて注目が必要だろう。

「前走の京王杯スプリングC(12着)は、うまく流れに乗って競馬ができましたが、コースレコードでの決着で、この馬には時計が速過ぎたようです。内容は着順ほど悪くなかったので、悲観はしていません。その後は、函館スプリントSを目標に調整を続けています。まだ衰えも感じられないので、重賞のタイトルを増やしたいです」と、陣営は看板ホースのケアに懸命だ。昨年の高松宮記念を快勝してからは勝ち星を挙げていないが、3走前のシルクロードSでは、勝ったファインニードル(次走で高松宮記念を優勝)に次ぐ2着と好走。時計を要する決着になれば、まだまだ活躍が可能だろう。洋芝の函館コースに替わる今回は、前走から一変した結果が期待される。

ナックビーナス

牝5歳

調教師:杉浦宏昭(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:レディトゥプリーズ
  • 母の父:More Than Ready
ここに注目!

前走の高松宮記念は10番人気での出走だったが、最後の直線で力強い末脚を発揮して3着に入り、地力強化をアピールした。まだ重賞のタイトルは獲得していないが、安定感十分のレースを続けており、洋芝も問題ないタイプ。重賞初制覇のチャンス到来だ。

「昨年の高松宮記念は、外枠(8枠17番)がこたえて8着と不本意な成績になりましたが、今年の高松宮記念(3着)は最後まで集中した走りができました。大舞台で好走できたことは、今後へ向けての自信になりました。この中間の状態も上々です。馬群の中で競馬をした方がいいタイプなので、外枠は歓迎材料ではありませんね」と、厩舎スタッフは初の重賞タイトル獲得へ向けて調整を進めている。昨年の夏以降はコンスタントにレースを使われて、目下6戦連続で掲示板(5着以内)を確保。安定感が増しており、地力アップも確かなものがある。昨夏のキーンランドC3着の内容から洋芝も問題ないはずで、ここは大きなチャンスを迎えた。

ダイアナヘイロー

牝5歳

調教師:大根田裕之(栗東)

  • 父:キングヘイロー
  • 母:ヤマカツセイレーン
  • 母の父:グラスワンダー
ここに注目!

昨年の夏に北九州記念で重賞初制覇を達成すると、今年は阪急杯を優勝。その阪急杯ではモズアスコット(2着、今年の安田記念優勝馬)を退けており、着実に成長を遂げている。前走の高松宮記念は18着と大敗を喫したが、まだ見限るのは早計だろう。

「この中間は疲れを取り、栗東のCWコースと坂路を併用して乗り込んでから函館競馬場に移動しました。北海道シリーズに照準を合わせていたので、上々の仕上がりで出走できそうです。前走の高松宮記念(18着)は、良馬場ながら少し力を要する馬場コンディションを気にしたのか、この馬の持ち味であるスピードが生きませんでした。ただ、強い相手と戦った経験は今後への糧になったはずです。小回りコースの芝1200メートルなら、身上とする機動力を存分に発揮できるでしょう。ここはあらためて期待しています」と、厩舎サイドは巻き返しに期待している。今年の開幕週で良好な馬場コンディションが見込める本レースは、条件が好転したと言えるはずだ。

キングハート

牡5歳

調教師:星野忍(美浦)

  • 父:オレハマッテルゼ
  • 母:ラブハート
  • 母の父:マイネルラヴ
ここに注目!

昨年の函館スプリントSで2着に好走すると、今春のオーシャンSを制して、重賞ウイナーの仲間入りを果たしている。前走の高松宮記念(10着)は、8枠17番の外枠スタートで流れに乗り切れなかった印象。うまく脚をためる形になれば、侮れない。

「前走の高松宮記念は、外枠ということもあって、終始外を回る厳しい形になりました。内々で脚をためたいタイプですから、あの形では持ち味が生きなかった感じです。それでも、着順ほど(10着)大きくは負けていませんから、今後につながる内容だったと思います。函館スプリントSは昨年に2着と好走した相性のいいレースなので、今年も好勝負を演じてほしいです」と、陣営は厩舎のエース格に成長した本馬に期待を寄せている。着実に地力強化を果たし、今春の中山でオーシャンSを快勝。今後も芝スプリント重賞での活躍が見込める一頭だ。ここで自身2度目の重賞制覇を目指す。

ジューヌエコール

牝4歳

調教師:安田隆行(栗東)

  • 父:クロフネ
  • 母:ルミナスポイント
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

初の他世代相手となった昨年の本レースを優勝。この時は50キログラムの斤量もあったとはいえ、正攻法の競馬で1分06秒8のコースレコードをマークしたのだから、価値が高い。近走は不本意な成績が続いているが、相性のいい舞台で復活が見られるかもしれない。

「前走の高松宮記念(17着)の後は放牧でリフレッシュし、栗東トレーニング・センターに戻ってからは坂路を中心に入念な乗り込んできました。最近のレース内容はひと息ですが、ここにきて徐々に良化をたどっていますから、相性のいい函館・芝コースで復活を告げたいです」と、厩舎スタッフは昨年の優勝馬の仕上げに全力を注いでいる。昨年秋以降の4戦は2桁着順が続き、本来のパフォーマンスを披露できないでいるが、一昨年の秋には牡馬を相手にデイリー杯2歳Sを制覇し、昨年は函館スプリントSを優勝。今回のメンバーに入っても、実績では上位にランクされる一頭だろう。立て直された今回は、本領発揮が期待される。

エポワス

せん10歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:ファルブラヴ
  • 母:マニックサンデー
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

昨年夏のキーンランドCを優勝し、9歳にして待望の重賞初制覇を達成。今年で10歳だが、まだ馬体に大きな衰えは見られない。得意とする洋芝の北海道シリーズを目標に乗り込み豊富で、休み明けでも力を出せるタイプ。いきなりの好走があっても驚けない。

「今年で10歳ですが、馬体の張りが良く、まだ年齢的な衰えは感じられません。無理使いをせず、慎重にローテーションを組んで出走していることが功を奏していると思います。前走のオーシャンS(15着)の後は、早々と北海道シリーズに目標を定めました。5月に入ってから美浦の坂路で乗り込んでいますし、動きも徐々に良化中です。気性的に久々でも力を出せるタイプですから、いきなりの好走も可能でしょう」と、陣営は本馬の仕上げに汗を流している。昨年の夏には、函館スプリントS3着の後、オープン特別・UHB賞(札幌・芝1200メートル、7着)を挟んでキーンランドCを優勝。洋芝適性が非常に高い馬で、ここも目が離せない。

ティーハーフ

牡8歳

調教師:西浦勝一(栗東)

  • 父:ストーミングホーム
  • 母:ビールジャント
  • 母の父:Green Desert
ここに注目!

2015年の本レースを豪快な大外強襲で優勝。その後はや不振の時期もあったが、前走のオープン特別・鞍馬S(京都・芝1200メートル)を鋭い末脚で差し切り、鮮やかな復活劇を演じている。ここも、豊富なキャリアを誇る8歳馬に注目が必要だ。

「前走のオープン特別・鞍馬Sでは、久しぶりにこの馬らしい末脚を発揮してくれました。流れが向いたわけではありませんし、58キログラムの斤量を背負って勝てたので、収穫の大きな一戦になりました。この中間は反動もなく、好調をキープしています。早めに函館競馬場への入厩を済ませており、函館スプリントSに向けて調整は順調そのものです。コース適性も高いですから、ここは連勝を期待しています」と、スタッフは復活を告げた本馬を頼もしく見つめている。2015年には大外一気の末脚で本レースを快勝。磨きをかけた末脚を武器に、3年ぶり2度目の重賞制覇を狙う。

ワンスインナムーン

牝5歳

調教師:斎藤誠(美浦)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:ツーデイズノーチス
  • 母の父:ヘクタープロテクター
ここに注目!

昨年のスプリンターズSでは、先手を奪って3着に好走。まだ重賞のタイトルは獲得していないが、そのスピードは一級品だ。今回は京都牝馬S(5着)以来4か月ぶりのレースになるが、気性的に久々を苦にしないタイプなので、いきなりの好走も可能だろう。

「前走の京都牝馬S(5着)の後は放牧休養に入っていましたが、函館開催での復帰を視野に入れて調整を進めています。牧場で十分に乗り込んでから入厩しているので、出走態勢も整うでしょう。開幕週の馬場ならこの馬のスピードが存分に生きますから、ここで重賞のタイトルを獲得して飛躍を遂げたいです」と、厩舎スタッフは本馬の復帰が待ち遠しい様子だ。昨年のスプリンターズSでは、軽快な逃げ脚を披露。最後はレッドファルクス(1着)、レッツゴードンキ(2着)の末脚に屈したが、僅差の3着に入っており、大きな舞台でも通用する能力があることは証明済みだ。以前にも休養明けで勝利した実績があり、久々も苦にしないだろう。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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