今週の注目レース

エプソムカップ(GⅢ)

東京競馬場 1800メートル(芝)別定 3歳以上オープン

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馬連や馬単は堅い決着が続いている中距離重賞

近年のエプソムCは上位人気馬の活躍が目立っている。2006年は馬連56.9倍、馬単141.6倍の好配当決着となったが、2007〜2017年の11年間はいずれも馬連が25倍以下、馬単が50倍以下だった。なお、この間は単勝7番人気以下の馬が一頭も連対しておらず、単勝6番人気で連対を果たしたのも2011年2着のエーブチェアマンだけだ。3着に下位人気馬が飛び込んでくるケースはたびたびあるものの、まずは前評判の高い馬に注目すべきレースと言えるだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

年明け以降の戦績に注目

過去10年の3着以内馬延べ30頭中19頭は“同年のJRAのオープンクラスのレース”において連対経験のある馬だった。該当馬は3着内率も36.5%と優秀な水準に達している。年明け以降にオープンクラスのレースで連対を果たしている馬は高く評価してよさそうだ。〔表1〕

〔表1〕“同年のJRAのオープンクラスのレース”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-5-6-33 15.4% 25.0% 36.5%
なし 2-5-4-107 1.7% 5.9% 9.3%

4歳馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中15頭は4歳馬で、3着内率は41.7%と優秀な水準に達している。今年も4歳馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。〔表2〕

〔表2〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
4歳 7-6-2-21 19.4% 36.1% 41.7%
5歳 2-2-1-38 4.7% 9.3% 11.6%
6歳 1-2-3-36 2.4% 7.1% 14.3%
7歳 0-0-3-26 0% 0% 10.3%
8歳 0-0-1-15 0% 0% 6.3%
9歳 0-0-0-2 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-1 0% 0% 0%

なお、4歳以外の馬で、“同年のJRAのオープンクラスのレース”において連対経験のなかった馬は優勝がなく、3着内率5.2%と苦戦している。〔表1〕で挙げた条件をクリアしていない4歳以外の馬は、評価を下げるべきだろう。〔表3〕

〔表3〕4歳馬を除く、“同年のJRAのオープンクラスのレース”における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-2-5-27 8.1% 13.5% 27.0%
なし 0-2-3-92 0% 2.1% 5.2%

前走で上位人気に推されていた馬は堅実

前走が“国内のレース”だった馬について、そのレースでの単勝人気別成績を調べると、「2番人気以内」だった馬が3着内率43.3%と優秀な成績を収めている。一方、「6番人気以下」の馬は3着内率が7.8%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、着順やレースぶりだけでなく、単勝人気にも注目した方がよさそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走が“国内のレース”だった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
2番人気以内 5-6-2-17 16.7% 36.7% 43.3%
3〜5番人気 4-2-2-28 11.1% 16.7% 22.2%
6番人気以下 1-1-6-95 1.0% 1.9% 7.8%

前走との間隔が詰まっている馬は不振

過去10年の出走馬の前走との間隔別成績を調べると、「中2週以内」の馬は優勝例がなく、3着内率も6.7%にとどまっている。今年でいうと5月19日以降のレースに出走していた馬は、過信禁物と見ておいた方がいいかもしれない。〔表5〕

〔表5〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中2週以内 0-3-0-42 0% 6.7% 6.7%
中3週以上 10-7-10-98 8.0% 13.6% 21.6%

近年は前走も“重賞”だった馬が中心

過去7年の3着以内馬延べ21頭中16頭は、前走が「重賞(地方、海外を含む)」だった。一方、その他のレースだった馬は3着内率9.3%と苦戦している。近年の傾向を重視するならば、前走がオープン特別や条件クラスのレースだった馬は評価を下げるべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の条件別成績(過去7年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
重賞 5-4-7-46 8.1% 14.5% 25.8%
その他のレース 2-3-0-49 3.7% 9.3% 9.3%
  • 注記:「重賞」は地方、海外のレースを含む
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不安要素が少ない馬を高く評価したい

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも“同年のJRAのオープンクラスのレース”において連対経験のある馬だった。また、この6頭は前走の単勝人気が5番人気以内だった点、前走との間隔が中3週以上だった点も共通している。〔表1〕〔表4〕〔表5〕あたりの傾向を特に重視したいところだ。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕優勝馬の「“同年のJRAのオープンクラスのレース”における最高着順」「前走の単勝人気」「前走との間隔」(過去6年)
年度 優勝馬 “同年のJRAのオープンクラスのレース”における最高着順 前走の単勝人気 前走との間隔
2012年 トーセンレーヴ 1着(洛陽S) 2番人気 中6週
2013年 クラレント 1着(東京新聞杯) 2番人気 中6週
2014年 ディサイファ 2着(都大路Sほか) 1番人気 中3週
2015年 エイシンヒカリ 1着(都大路S) 1番人気 中3週
2016年 ルージュバック 2着(中山牝馬S) 4番人気 中3週
2017年 ダッシングブレイズ 1着(洛陽S) 5番人気 中3週

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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