今週の注目レース

エプソムカップ(GⅢ)

東京競馬場 1800メートル(芝)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ダイワキャグニー

牡4歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:トリプレックス
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

距離の長かった日本ダービー(14着)を除けば、東京・芝コースでは掲示板(5着以内)を外しておらず、無類の強さを誇る舞台だ。3か月半の休み明けだった前走のオープン特別・メイS(東京・芝1800メートル)を快勝して状態面がさらに上向いており、念願の重賞タイトル獲得に向けて機は熟した。

昨年春はダービートライアル・プリンシパルS(東京・芝2000メートル)を1分58秒3の好タイムで快勝。秋にはGⅠ馬5頭が顔をそろえた毎日王冠で4着に健闘し、オープン特別・キャピタルS(東京・芝1600メートル)では、GⅠ馬サトノアレス(2着)をクビ差退けて見事に優勝。4歳を迎えた今年は中山金杯(5着)から始動し、前々走の東京新聞杯は、8枠15番スタートで外を回りながらも勝ち馬から0秒2差の3着に入って「負けてなお強し」を印象づけた。前走のオープン特別・メイSは、緩みのない流れを直線で鮮やかに抜け出して5勝目をマーク。3歳時と比べて馬体がひと回り大きくなり、気性面も少しずつ常識にかかってきた印象で、得意の東京・芝コースなら主役の座は譲れない。

サトノアーサー

牡4歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:キングスローズ
  • 母の父:Redoute's Choice
ここに注目!

2015年のセレクトセール1歳馬セッションにおいて、2億1060万円(消費税込み)で取引された良血馬。昨年のクラシック路線では結果を出せなかったが、今年は芝1600から芝1800メートルにローテーションを絞っており、ここで待望の重賞初制覇を目指す。

今年初戦となった前々走のオープン特別・洛陽S(京都・芝1600メートル)は、瞬発力をそがれる稍重の馬場を気にしながらも、道中は中団馬群のインを追走。4コーナーから徐々に外へ持ち出されると、ゴール寸前でグァンチャーレ(2着)をアタマ差捕らえて3勝目を挙げた。約3か月半ぶりとなった前走のオープン特別・メイS(東京・芝1800メートル)は、ダイワキャグニーの後塵を拝して3着に敗れたものの、4コーナー10番手から0秒2差まで追い上げており、レース内容は悪くなかった。今回は中2週で再度の遠征となるが、休み明けを1度使われて、状態面の上積みは十分。本レースで好結果を出して、今後に弾みをつけたい。

グリュイエール

牡6歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ウィンターコスモス
  • 母の父:キングカメハメハ
ここに注目!

一昨年の1600万下・名古屋城S(中京・芝2200メートル、1着)で、2分09秒9のJRAレコードを樹立。その後は、屈腱炎で長期休養を余儀なくされたが、約2年1か月ぶりとなった前走の1600万下・府中S(東京・芝2000メートル)を勝ち、あらためて能力の高さを示している。

約2年1か月の休み明けとなった前走の1600万下・府中Sは、好スタートを決めて、道中は3番手のインを追走。スローペースで逃げ・先行馬に向く展開だったとはいえ、直線は狭いスペースをこじ開けるように抜け出し快勝した。騎乗した福永祐一騎手は「長いブランクがありながらも勝ってくれました。すごい馬ですね」と、勝利を称えていた。この中間は中6週としっかり間隔を空けており、レース後の反動もなく、長期休養明けを1度使われて、状態面が良化している様子。父がディープインパクト、近親にはクロフネやマウントロブソンがいる筋の通った血統背景で、ポテンシャルは相当に高そうだ。JRAレコードを記録したほどのスピードの持ち主だけに、重賞でも引けは取らないだろう。

スマートオーディン

牡5歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ダノンシャンティ
  • 母:レディアップステージ
  • 母の父:Alzao
ここに注目!

2015年の東京スポーツ杯2歳Sを皮切りに、2016年の毎日杯、京都新聞杯と重賞3勝を挙げる実績馬。2016年の日本ダービー(6着)後に脚部不安を発症し、約2年の休養明けとなる今回は多少の割り引きが必要かもしれないが、地力の高さは一枚上で、軽視は禁物だ。

2015年11月の東京スポーツ杯2歳Sでは、メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒9(推定)の末脚で豪快に突き抜けて重賞初制覇を達成。3歳時には毎日杯、京都新聞杯と共に断然の1番人気に応えて快勝した。続く日本ダービーでも勝ち馬マカヒキから0秒5差の6着に入り、世代トップクラスの実力を証明している。今回はそれ以来約2年の長期休養明けで、仕上がりが鍵だが、帰厩後は順調な乗り込みを消化。5月30日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、ストロングタイタン(先週の鳴尾記念を優勝)に約3馬身遅れたものの、4ハロン51秒0の好タイムをマークしており、動きも良化してきた印象だ。重賞3勝馬の復帰戦に、注目が集まる。

ブラックスピネル

牡5歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:タニノギムレット
  • 母:モルガナイト
  • 母の父:アグネスデジタル
ここに注目!

近走の成績はひと息だが、昨年の東京新聞杯を制した重賞ウイナー。約8か月半の休み明けとなった前走のオープン特別・メイS(東京・芝1800メートル)は7着に敗れたが、レースを1度使われて体調面が良化しており、今回は本領発揮が期待される。

4歳を迎えた昨年は、京都金杯でハナ差の2着に好走。続く東京新聞杯では、先手を奪ってスローペースに持ち込むと、上がり3ハロン32秒7と最後までスピードは衰えず、鮮やかな逃げ切り勝ちを決めて重賞タイトルを獲得。続く読売マイラーズCでも勝ち馬から0秒2差の4着に入り、能力の高さを証明した。GⅠ初挑戦となった安田記念は、厳しい展開もあってか18着、前々走の京成杯オータムHも12着と大敗。今年初戦となった前走のオープン特別・メイSも直線の伸び脚を欠いて7着に敗れたが、速めの流れで積極的なレース運びをしており、次につながる競馬はできた印象だ。復調を果たせば重賞勝ちの地力は上位で、巻き返しの可能性は十分にあるだろう。

サーブルオール

牡5歳

調教師:萩原清(美浦)

  • 父:ハービンジャー
  • 母:モンローブロンド
  • 母の父:アドマイヤベガ
ここに注目!

デビュー4戦目だった一昨年のニュージーランドT(7着)で3番人気に支持されるなど、将来を嘱望された素質馬。5歳を迎えた今年は2連勝でオープンクラス入りを果たし、本格化ムードは明らかだ。重賞のメンバーに入っても、潜在能力の高さは互角以上だろう。

3歳秋から4歳秋にかけて約11か月の長期休養があり、出世に時間を要したが、復帰後3戦目となった前々走の1000万下(東京・芝1800メートル)を鮮やかな末脚で勝つと、前走の1600万下・美浦S(中山・芝2000メートル)では、レース序盤は後方に控え、ペースの緩んだ向正面で先行集団へ進出を開始。直線入り口では後方から追い上げてきたレッドローゼス(2着)に前へ出られたが、最後は差し返す勝負根性を見せて2連勝を飾った。母モンローブロンドは短距離で4勝を挙げたスピード馬で、近親にはロジユニヴァース、ディアドラなどのGⅠ馬がいる活力あふれる母系の出身。5歳馬でもまだキャリア11戦で、成長の余地を十分に残しており、今回のみならず、先々まで目が離せない存在だ。

エアアンセム

牡7歳

調教師:吉村圭司(栗東)

  • 父:シンボリクリスエス
  • 母:エアマグダラ
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

2歳時のオープン特別・ホープフルS(中山・芝2000メートル)で、デビューから無傷の2連勝を飾った素質馬。前走のオープン特別・都大路S(京都・芝1800メートル)では、自身の持ち時計を大幅に短縮して2着に好走しており、7歳馬ながら近況の充実ぶりが顕著だ。

5歳秋から6歳秋にかけて屈腱炎で約1年の長期休養を余儀なくされたが、復帰後3戦目となった今年初戦の1600万下・スピカS(中山・芝1800メートル)では、好位追走から直線でレッドローゼス(2着)の追い上げを退け、2015年6月以来となる勝ち星を挙げて、オープンクラス入りを果たした。デビュー以来最高馬体重(506キログラム)で出走した前走のオープン特別・都大路Sでは、勝ったサンマルティンの決め手に屈したものの、残り200メートル付近で1度先頭に立つ見せ場を作り、中身の濃い2着に入った。3歳時の弥生賞で4着に健闘し、能力の片りんを見せていたが、7歳にして充実期を迎えた印象。今なら重賞でも遜色のない競馬が可能だろう。

アデイインザライフ

牡7歳

調教師:萩原清(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ラッシュライフ
  • 母の父:サクラバクシンオー
ここに注目!

3歳時の2014年は京成杯、弥生賞で共に3着に入り、2016年の新潟記念で重賞タイトルを獲得。その後は脚部不安で長期休養を余儀なくされたが、復帰後はレースを使われるごとに状態が戻って復調ムードが感じられる。本来の力を発揮できれば、あっさり勝っても不思議はない。

5歳を迎えた一昨年に本格化。1000万下(東京・芝2000メートル)→1600万下・常総S(中山・芝2000メートル)を連勝してオープンクラス入りを果たすと、約5か月の休み明けとなった新潟記念では、4コーナー17番手から直線でメンバー中最速となる上がり3ハロン32秒7(推定)の末脚を繰り出し、馬場の大外を豪快に突き抜けて重賞初制覇を飾った。その後は長期休養に入り、約1年4か月の休み明けとなった今年のオープン特別・ニューイヤーS(中山・芝1600メートル)は、勝ち馬から0秒3差の7着。前走のダービー卿チャレンジTも10着に敗れたとはいえ、直線では懸命に差を詰めており、着順ほどレース内容は悪くなかった。復帰後3戦目となる今回は、さらなる上積みが期待できそうだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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