今週の注目レース

目黒記念(GⅡ)

東京競馬場 2500メートル(芝)ハンデ 4歳以上オープン

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日本ダービーのあとにも注目の重賞

2006年以降(2011年を除く)は、日本ダービー当日の最終レースに行われている目黒記念。ダービーの余韻を残す中、再び観客のボルテージが上がるこの一戦は、特別な一日を締めくくる伝統の重賞だ。ハンデ戦ということもあってか、過去10年で単勝7番人気以下の馬が8頭連対と、伏兵が台頭するケースが多い。昨年は8番人気のフェイムゲームが優勝し、2着には1番人気(ヴォルシェーブ)が入ったものの、3着に13番人気(ハッピーモーメント)が食い込む波乱となった。今年も伏兵馬に要注意と言える一戦の傾向を、過去10年の結果から見ていくことにしよう。

年齢別の成績に特徴あり

過去10年の年齢別成績を調べると、好成績を残しているのは4歳馬と5歳馬。特に2着馬は、10頭中9頭が4、5歳の馬となっている。優勝馬と3着馬が幅広い年齢から出ていることと比較すると、特徴的なデータと言えそうだ。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 0-0-0-1 0% 0% 0%
4歳 3-2-4-25 8.8% 14.7% 26.5%
5歳 2-7-2-30 4.9% 22.0% 26.8%
6歳 2-1-1-33 5.4% 8.1% 10.8%
7歳 2-0-2-28 6.3% 6.3% 12.5%
8歳以上 1-0-1-24 3.8% 3.8% 7.7%
  • 注記:2011年までは3歳以上の条件で行われていた(2012年以降は4歳以上)

単勝オッズ別の成績にも要注目

過去10年で単勝1番人気馬は1勝、2着5回、3着1回という成績だったが、単勝オッズ別の成績を調べてみると、1番人気で2着に入った5頭はいずれも3.9倍以下で、唯一優勝したスマートロビン(2012年)は4.4倍だった。また、伏兵の台頭が目立つなかで注目できるのは、4頭が優勝している「15.0〜19.9倍」のエリア。「10.0〜14.9倍」から連対馬が1頭も出ていないのと比較すると、対照的な成績になっている。〔表2〕

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
3.9倍以下 0-5-0-2 0% 71.4% 71.4%
4.0〜4.9倍 2-0-1-4 28.6% 28.6% 42.9%
5.0〜9.9倍 3-2-2-20 11.1% 18.5% 25.9%
10.0〜14.9倍 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
15.0〜19.9倍 4-1-2-13 20.0% 25.0% 35.0%
20.0〜49.9倍 1-2-2-30 2.9% 8.6% 14.3%
50倍以上 0-0-1-56 0% 0% 1.8%

負担重量別の成績もチェック

ハンデキャップ重賞だけに、負担重量別の成績も調べてみると、ハンデ53キログラム以下だった馬は延べ28頭いたが、2着以内に入ったのは2010年2着のイケドラゴン(51キログラム)と、2011年の優勝馬キングトップガン(51キログラム)だけだ。また、57キログラムの馬が上々の成績となっているのに対し、57.5キログラムの馬が全て4着以下に敗れている点は気になるところだ。〔表3〕

〔表3〕負担重量別の成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
53kg以下 1-1-2-24 3.6% 7.1% 14.3%
54kg 3-0-2-32 8.1% 8.1% 13.5%
55kg 1-2-2-23 3.6% 10.7% 17.9%
56〜56.5kg 2-4-2-31 5.1% 15.4% 20.5%
57kg 2-2-1-10 13.3% 26.7% 33.3%
57.5kg 0-0-0-14 0% 0% 0%
58kg以上 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%

5走前までの成績をチェック

過去10年の目黒記念では、「5走前までに条件クラスの2000メートル以上のレースを制していた」という馬が毎年連対している。また、2012年を除けば該当馬の連対が1頭だけとなっている点も興味深い。今年も5走前までに条件クラスで2000メートル以上のレースを制していた馬には、チェックを入れておくことをお勧めしたい。〔表4〕

〔表4〕5走前までに条件クラスの2000メートル以上のレースを制していた目黒記念連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 ホクトスルタン 2走前 サンシャインS 2500m
2009年 2着 ジャガーメイル 4走前 オクトーバーS 2400m
2010年 1着 コパノジングー 前走 烏丸S 2400m
2011年 2着 ハートビートソング 前走 ウインズ八代開設記念 2000m
2012年 1着 スマートロビン 5走前 比叡S 2400m
2着 トウカイパラダイス 2走前 名古屋城S 2200m
2013年 1着 ムスカテール 5走前 オクトーバーS 2400m
2014年 1着 マイネルメダリスト 2走前 サンシャインS 2500m
2015年 2着 レコンダイト 2走前 但馬S 2000m
2016年 1着 クリプトグラム 2走前 淡路特別 2400m
2017年 2着 ヴォルシェーブ 4走前 日本海S 2200m
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ハンデ戦のGⅢに出走していた馬にも要注目

過去10年の目黒記念では、「5走前までにハンデ戦のGⅢに出走していた」という馬が2008年と2013年を除いて1頭ずつ連対している。昨年は前走でダイヤモンドSに出走していたフェイムゲームが優勝。今年もそういった経歴がある馬が出走してきたら、注目してみるのも面白いかもしれない。〔表5〕

(浅野 靖典)

〔表5〕5走前までにハンデ戦のGVに出走していた目黒記念連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2009年 1着 ミヤビランベリ 前走 新潟大賞典 6着
2010年 1着 コパノジングー 4走前 ダイヤモンドS 6着
2011年 1着 キングトップガン 3走前 ダイヤモンドS 15着
2012年 1着 スマートロビン 3走前 ダイヤモンドS 3着
2014年 2着 ラブイズブーシェ 2走前 小倉大賞典 6着
2015年 1着 ヒットザターゲット 前走 新潟大賞典 11着
2016年 2着 マリアライト 5走前 マーメイドS 2着
2017年 1着 フェイムゲーム 前走 ダイヤモンドS 6着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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