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東京優駿(日本ダービー)(GⅠ)

東京競馬場 2400メートル(芝)定量 牡・牝 3歳オープン

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最高の栄誉を懸けた一戦

全てのホースマンが夢見るダービー制覇へ、今年も狭き門をくぐり抜けてきた3歳世代の精鋭たちによって争われる。過去10年で単勝1番人気馬は8頭が3着以内に入り、そのうち4頭が栄冠を手にしている。その一方で、単勝6番人気以下の馬が9頭3着以内に入っており、前評判の低い馬の好走が多い点も見逃せない。胸高鳴る一戦を前に、過去10年の結果から、好走馬に共通する傾向を探ってみよう。

前走3〜5番人気馬が勝率上位

過去10年の出走馬について前走の単勝人気別に成績をまとめると、「3〜5番人気」の各組の勝率が10%を超えている。また、連対率では「1〜5番人気」の各組が10%を超えている一方で、「6〜9番人気」・「10番人気以下」は3%未満にとどまっている。3着内率でも「1〜5番人気」の各組が20%以上なのに対して、「6番人気以下」の2組は8%未満と、大きな差がついている。〔表1〕

〔表1〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 3-2-4-22 9.7% 16.1% 29.0%
2番人気 0-6-0-18 0% 25.0% 25.0%
3番人気 3-0-3-14 15.0% 15.0% 30.0%
4番人気 2-1-0-12 13.3% 20.0% 20.0%
5番人気 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
6〜9番人気 0-1-2-35 0% 2.6% 7.9%
10番人気以下 1-0-0-41 2.4% 2.4% 2.4%

前々走のレースは要チェック

過去10年の出走馬について前々走のレース別に成績を調べると、3着以内馬の大半は前々走が弥生賞やスプリングSなど、芝1800〜2000メートルの重賞だった。その中でも、該当馬が昨年の優勝馬レイデオロ1頭だけのホープフルSを除けば、共同通信杯組の連対率・3着内率の高さが目立っている。ただし、前々走が芝1800〜2000メートルの重賞だった馬の中でも、皐月賞だった馬は苦戦気味。また、オープン特別や条件クラスのレースだった馬も苦戦を強いられている。前々走のレースをチェックしてみるのも面白いだろう。〔表2〕

〔表2〕前々走のレース別成績(過去10年)
前々走のレース 成績 勝率  連対率 3着内率
弥生賞 3-3-2-25 9.1% 18.2% 24.2%
スプリングS 2-2-1-21 7.7% 15.4% 19.2%
毎日杯 2-0-1-13 12.5% 12.5% 18.8%
共同通信杯 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
京成杯 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
ホープフルS 1-0-0-0 100% 100% 100%
きさらぎ賞 0-2-0-6 0% 25.0% 25.0%
500万下 0-1-3-22 0% 3.8% 15.4%
皐月賞 0-0-2-14 0% 0% 12.5%
その他のレース 0-0-0-36 0% 0% 0%

芝2000メートル以上の重賞での好走実績が重要

過去10年の出走馬について、芝2000メートル以上の重賞での最高着順別に成績をまとめると、優勝馬10頭中8頭は芝2000メートル以上の重賞で「1着」となった実績を有していた。「1着」組は3着内率で40%を超える高い数値をマークしている。また、連対馬では20頭中17頭が最高着順「1〜4着」の馬だった。芝2000メートル以上の重賞に出走経験がなかった馬の中で3着以内に入ったのは、2008年の優勝馬ディープスカイだけ。芝2000メートル以上の重賞で上位に入った実績のある馬は、高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕芝2000メートル以上の重賞での最高着順別成績(過去10年)
最高着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 8-5-5-26 18.2% 29.5% 40.9%
2着 0-1-2-36 0% 2.6% 7.7%
3着 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3%
4着 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
5着 0-0-0-7 0% 0% 0%
6〜9着 0-2-2-20 0% 8.3% 16.7%
10着以下 0-0-1-16 0% 0% 5.9%
芝2000m以上の重賞不出走 1-0-0-25 3.8% 3.8% 3.8%

オープンクラスの芝のレースを勝った際の2着馬とのタイム差に注目

過去10年の出走馬について、オープンクラスの芝のレースで勝利を挙げた際の2着馬との最大タイム差別に成績を調べると、「0秒1以内」組は64頭、「0秒2〜0秒5」・「0秒6以上」組は計69頭と同程度の出走頭数になっているものの、連対馬20頭中17頭は「0秒2〜0秒5」・「0秒6以上」組で、好走率でも大きな差がついている。オープンクラスの芝のレースを、2着馬にある程度の差をつけて勝った経験のある馬に注目してみたい。〔表4〕

〔表4〕オープンクラスの芝のレースの勝利時における2着馬との最大タイム差別成績(過去10年)
最大タイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
0秒1以内 1-2-3-58 1.6% 4.7% 9.4%
0秒2〜0秒5 8-6-5-40 13.6% 23.7% 32.2%
0秒6以上 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
オープンクラスの芝未勝利 0-0-2-43 0% 0% 4.4%
ウインファイブ対象レース
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前々走の単勝人気と着順をチェック

2009年以降の優勝馬9頭は、いずれも前々走の単勝人気が4番人気以内で、着順が2着以内だった。ちなみに着順だけであれば、2003年のネオユニヴァース以降、15年連続で前々走で2着以内に入っていた馬が優勝している。〔表5〕

(河野 道夫)

〔表5〕優勝馬の前々走の単勝人気と着順(過去9年)
年度 優勝馬 前々走の単勝人気と着順
2009年 ロジユニヴァース 1番人気 1着
2010年 エイシンフラッシュ 1番人気 1着
2011年 オルフェーヴル 1番人気 1着
2012年 ディープブリランテ 1番人気 2着
2013年 キズナ 1番人気 1着
2014年 ワンアンドオンリー 4番人気 2着
2015年 ドゥラメンテ 1番人気 2着
2016年 マカヒキ 2番人気 1着
2017年 レイデオロ 1番人気 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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