今週の注目レース

テレビ東京杯青葉賞(GⅡ)

東京競馬場 2400メートル(芝)馬齢 3歳オープン

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2着までに優先出走権が付与されるダービートライアル

重賞として行われた1994年以降の青葉賞に出走した馬のうち、日本ダービーにも出走した馬は計70頭いたものの、全て2着以下に敗れている。オープン特別として行われていた1984年から1993年を含め、“本番”を制した馬が一頭も出ていないことで知られる日本ダービーのトライアル競走だ。もっとも、21世紀に入ってから(2001年以降)の青葉賞で優勝を果たした馬の日本ダービーにおける成績は〔0・5・2・10〕(3着内率41.2%)と、かなりの確率で上位争いに食い込んでいる。“本番”と同じ東京・芝2400メートルで行われる前哨戦を制し、有力候補の一角として日本ダービーに臨むのはどの馬だろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走の“末脚”が重要

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位が「3位以内」だった。前走の内容を比較する際は、“末脚”に注目してみよう。〔表1〕

〔表1〕前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位別成績(過去10年)
前走の上がり3ハロンタイム(推定)順位 成績 勝率 連対率 3着内率
3位以内 8-8-9-75 8.0% 16.0% 25.0%
4位以下 2-2-1-61 3.0% 6.1% 7.6%

なお、前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、「2番手以内」だった馬は3着内率8.1%と苦戦している。先行タイプは割り引きが必要だ。〔表2〕

〔表2〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
2番手以内 1-2-0-34 2.7% 8.1% 8.1%
3番手以下 9-8-10-102 7.0% 13.2% 20.9%

前走で上位人気に推されていた馬が強い

前走の単勝人気別成績を調べると、前走で「2番人気以内」だった馬が3着内率37.7%と優秀な成績を収めている。一方、「3番人気以下」だった馬は3着内率が6.7%にとどまっている。臨戦過程を比較する際は、前走での単勝人気も重視してみたい。〔表3〕

〔表3〕前走の単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
2番人気以内 9-6-8-38 14.8% 24.6% 37.7%
3番人気以下 1-4-2-98 1.0% 4.8% 6.7%

近年は実績馬が不振

2012年以降過去6年の出走馬96頭中、“JRAのオープンクラス、かつ2000メートル以下のレース”における最高着順が2着以内だった馬は13頭いたものの、全て4着以下に敗れている。また、最高着順が3〜5着だった馬も優勝例はなく、3着内率は15.8%にとどまっている。2000メートル以下の重賞やオープン特別で好走経験がある馬は、過信禁物と見るべきだろう。〔表4〕

〔表4〕“JRAのオープンクラス、かつ2000メートル以下のレース”における最高着順別成績(過去6年)
最高着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 0-0-0-13 0% 0% 0%
3〜5着 0-2-1-16 0% 10.5% 15.8%
6着以下、出走なし 6-4-5-49 9.4% 15.6% 23.4%

距離適性に注目

過去6年の3着以内馬18頭中15頭は“JRAの2200メートル以上のレース”において連対経験のある馬だった。該当馬は3着内率も37.5%に達している。2011年以前はこの経験を持たない馬の好走例も少なくなかったが、近年は距離実績のある馬が優勢だ。〔表5〕

〔表5〕“JRAの2200メートル以上のレース”における連対経験の有無別成績(過去6年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-5-6-25 10.0% 22.5% 37.5%
なし 2-1-0-53 3.6% 5.4% 5.4%

なお、“JRAの2200メートル以上のレース”において連対経験がなかった馬で連対を果たした3頭は、いずれも“JRAの2000メートルのレース”における最高着順が1着だった。また、この3頭は“JRAの2000メートル未満のレース”への出走回数が1回以下だった点も共通している。2200メートル以上のレースにこれといった実績がなくとも、2000メートルのレースで優勝経験があり、なおかつ2000メートル未満のレースをほとんど走っていない馬は、それなりに高く評価すべきかもしれない。〔表6〕

(伊吹 雅也)

〔表6〕JRAの2200メートル以上のレースにおいて連対経験がなかった3着以内馬の、「JRAの2000メートルのレースにおける最高着順」「JRAの2000メートル未満のレースへの出走数」(過去6年)
年度 着順 馬名 JRAの2000mのレースにおける最高着順 JRAの2000m未満のレースへの出走回数
2012年 1着 フェノーメノ 1着(2012年1月29日3歳500万下ほか) 0回
2014年 1着 ショウナンラグーン 1着(2013年12月21日2歳未勝利) 1回
2017年 2着 ベストアプローチ 1着(2016年10月23日2歳新馬) 1回

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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