今週の注目レース

読売マイラーズカップ(GⅡ)

京都競馬場 1600メートル(芝・外)別定 4歳以上オープン

データ分析関連動画

“悲願の重賞制覇”が続いている安田記念の前哨戦

2017年の読売マイラーズCを制したイスラボニータは、2014年のセントライト記念以来、2年7か月にわたり優勝から遠ざかっていた。また、2015年の優勝馬レッドアリオン、2016年の優勝馬クルーガーは、当レースが重賞初制覇だった。近走で重賞を制している馬だけでなく、しばらく勝ち切れていない実績馬や、重賞戦線に加わってきたばかりの新興勢力などにも注目しておきたい一戦だ。今回は阪神競馬場で行われていた2011年以前を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

GⅠで好走経験のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中15頭は、“JRAの牝馬限定を除くGT”において3着以内に入った経験のある馬だった。それらの馬は3着内率も34.9%と比較的高い。ビッグレースで好走したことがある馬は信頼できるようだ。〔表1〕

〔表1〕“JRAの牝馬限定を除くGⅠ”において3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 6-4-5-28 14.0% 23.3% 34.9%
なし 4-6-5-99 3.5% 8.8% 13.2%

なお、“JRAの牝馬限定を除くGⅠ”において3着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の着順が「7着以下」だった馬は、全て4着以下に敗れている。〔表2〕

〔表2〕“JRAの牝馬限定を除くGⅠ”において3着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
6着以内 4-6-5-58 5.5% 13.7% 20.5%
7着以下 0-0-0-41 0% 0% 0%

また、同じく“JRAの牝馬限定を除くGⅠ”において3着以内に入った経験がなかった馬のうち、“前年以降に4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1600〜1800メートル、かつ1600万下から上のクラスのレース”において優勝経験のなかった馬は3着内率2.0%と苦戦している。ビッグレースで好走したことがない馬同士を比較する際は、近走の成績が良い馬を素直に重視したい。〔表3〕

〔表3〕“JRAの牝馬限定を除くGⅠ”において3着以内に入った経験がなかった馬の、“前年以降に4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1600〜1800メートル、かつ1600万下から上のクラスのレース”における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-6-4-51 6.2% 15.4% 21.5%
なし 0-0-1-48 0% 0% 2.0%

前走との間隔に注目

過去10年の優勝馬延べ10頭は、いずれも前走との間隔が「中5週以上」だった。一方、「中4週以内」だった馬は3着内率が8.0%にとどまっている。ダービー卿チャレンジTなど、今年3月下旬以降のレースに出走して中4週以内の間隔で臨む馬は割り引きが必要だ。〔表4〕

〔表4〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中4週以内 0-5-1-69 0% 6.7% 8.0%
中5週以上 10-5-9-58 12.2% 18.3% 29.3%

前走で上位人気に推されていた馬は堅実

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、前走が国内のレース、かつそのレースでの単勝人気が「4番人気以内」だった。該当馬は3着内率が31.0%に達している。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく、単勝人気にも注目すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前走が国内のレースだった馬の、そのレースでの単勝人気別成績(過去10年)
前走の単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
4番人気以内 7-9-6-49 9.9% 22.5% 31.0%
5番人気以下 1-1-3-77 1.2% 2.4% 6.1%

なお、前走が国内のレース、かつそのレースでの単勝人気が「5番人気以下」だったにもかかわらず3着以内に入った5頭は、いずれも“JRAの1400〜1800メートルのGⅠかGⅡ”において優勝経験のある馬だった。マイル前後のGⅠやGⅡを勝ったことがあるくらいの実績馬なら、前走での人気は不問と言えるかもしれない。〔表6〕

〔表6〕前走が国内のレース、かつそのレースでの単勝人気が「5番人気以下」だった馬の、“JRAの1400〜1800メートルのGⅠかGⅡ”における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 1-1-3-16 4.8% 9.5% 23.8%
なし 0-0-0-61 0% 0% 0%

近年はキャリアの浅い馬が中心

過去5年の3着以内馬延べ15頭中13頭は、通算出走数が「23戦以下」だった。一方、「24戦以上」だった馬は優勝例がなく、3着内率も6.5%にとどまっている。2012年以前はキャリア「24戦以上」の馬も好走していたが、近年の傾向を重視するならば、キャリアが比較的少ない馬を高く評価すべきだろう。〔表7〕

〔表7〕通算出走数別成績(過去5年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
23戦以下 5-4-4-34 10.6% 19.1% 27.7%
24戦以上 0-1-1-29 0% 3.2% 6.5%
ウインファイブ対象レース
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

前走との間隔とキャリアが重要

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走との間隔が中5週以上、かつ通算出走数が23戦以下だった。1着となる馬を予想する際は、上記で挙げた傾向のうち、〔表4〕や〔表7〕で挙げたものを特に重視すべきだろう。〔表8〕

(伊吹 雅也)

〔表8〕優勝馬の「前走との間隔」「通算出走数」(過去5年)
年度 優勝馬 前走との間隔 通算出走数
2013年 グランプリボス 中18週 19戦
2014年 ワールドエース 中11週 7戦
2015年 レッドアリオン 中8週 23戦
2016年 クルーガー 中5週 10戦
2017年 イスラボニータ 中16週 20戦

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: