今週の注目レース

中山グランドジャンプ(J・GⅠ)

中山競馬場 4250メートル(芝・外)定量 4歳以上障害オープン

出走馬情報

オジュウチョウサン

牡7歳

調教師:和田正一郎(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:シャドウシルエット
  • 母の父:シンボリクリスエス
ここに注目!

前哨戦を使わず、昨年12月の中山大障害(J・GⅠ、芝4100メートル、1着)から直行するローテーションになったが、帰厩後は本レースに照準を合わせて入念な乗り込みを消化している。史上空前のJ・GⅠ5連勝に向けて、出走態勢は整った。

2016年度のJRA賞最優秀障害馬に選ばれ、ハードル界のチャンピオンとして2017年を迎えると、初戦の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900メートル)を快勝。続く中山グランドジャンプ(J・GⅠ、芝4250メートル)では、大いけ垣飛越後に徐々に進出を開始して4コーナーで先頭に躍り出ると、後続に3馬身1/2差をつけて圧勝した。その後は右第1指骨剥離骨折を発症し6か月の休養を余儀なくされたが、復帰初戦の東京ハイジャンプ(J・GⅡ、芝3110メートル)では、重馬場をものともせず、直線は後続を2秒0引き離して大差勝ち。前走の中山大障害(J・GⅠ)は、大逃げを打ったアップトゥデイト(2着)をゴール寸前できっちりと捕らえて、J・GⅠ4連勝を含む8連勝を飾った。抜群の飛越センス、卓越したスピードに豊富なスタミナを誇り、死角らしい死角は見当たらない。

アップトゥデイト

牡8歳

調教師:佐々木晶三(栗東)

  • 父:クロフネ
  • 母:リニアミューズ
  • 母の父:トニービン
ここに注目!

2015年の中山グランドジャンプ(芝4250メートル)、中山大障害(芝4100メートル)のJ・GⅠを制して、同年度のJRA賞最優秀障害馬に輝いた。昨年の中山大障害(J・GⅠ)では、王者オジュウチョウサンを最後まで苦しめて2着。今回、あらためてライバル撃破に挑む。

昨年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ)は、勝ったオジュウチョウサンに離されたものの、先行策からしぶとく粘って3着を確保。秋初戦の阪神ジャンプS(J・GⅢ、芝3140メートル)を鮮やかに逃げ切って、2015年中山大障害(J・GⅠ)以来の勝利を挙げた。前々走となった2017年の中山大障害(J・GⅠ)は、1号障害の手前で先手を奪うと、後続を引き離して大逃げの展開。最後はオジュウチョウサン(1着)の決め手に屈したものの、3着以下には大差をつけており、あらためて能力の高さを示した。前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900メートル)では、すんなりハナを奪うと最後までスピードが衰えず、8馬身差の圧勝。8歳でも年齢的な衰えは皆無で、前走を勝った勢いに乗って、打倒オジュウチョウサンに闘志を燃やす。

ニホンピロバロン

牡8歳

調教師:田所秀孝(栗東)

  • 父:フサイチリシャール
  • 母:ニホンピロアニカ
  • 母の父:キャプテンスティーヴ
ここに注目!

2016年に重賞2勝を含む5連勝を飾るなど、障害転向後は1度も連対を外しておらず、飛越センスは抜群。相手が本格化前だったとはいえ、2016年3月の障害オープン(中山・芝→ダート3200メートル)では、オジュウチョウサンを0秒2差退けて勝っている。

障害転向後3戦目のオープン特別・中山新春ジャンプS(中山・芝→ダート3200メートル、1着)から破竹の快進撃を続け、2016年の京都ハイジャンプ(J・GⅡ、芝3930メートル)を7馬身差の圧勝。約3か月半の休養を挟んだ同年秋の阪神ジャンプS(J・GⅢ、芝3140メートル)では、アップトゥデイト(2着)を退けて5連勝を飾った。その後、屈腱炎を発症して約1年4か月の長期休養を余儀なくされたが、復帰初戦となった前走のオープン特別・ペガサスジャンプS(中山・芝3350メートル)では、離れた3番手追走から直線でしぶとく脚を伸ばし、勝ったマイネルクロップにクビ差の2着と惜敗。同馬とは2キログラムの斤量差があっただけに、勝ちに等しいレース内容だったと言えるだろう。休み明けを1度使われて状態面の上積みは十分で、ハードル界のトップに立つ可能性を十分に秘めている。

ルペールノエル

牡8歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:サンタママ
  • 母の父:Lear Fan
ここに注目!

障害転向後は実戦を重ねながらコツコツと地力をつけ、2016年と2017年の中山大障害(共にJ・GⅠ、芝4100メートル)では、2年連続で3着に好走。王者オジュウチョウサンの壁は低くないが、これまで培ってきた経験を生かして、ビッグタイトル獲得を狙う。

2016年の中山大障害(J・GⅠ)で3着と好走し、2017年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ、芝4250メートル)では5着に入った。昨秋の阪神ジャンプS(J・GⅢ、芝3140メートル)では2着に好走。3か月余りの休養を挟み、暮れの中山大障害(J・GⅠ)では、折り合いに専念しながらじっくりと後方待機策をとると、直線は懸命に追い込み、ゴール寸前で3着に上がった。今年は前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900メートル)で始動し、2、3番手追走からしぶとく3着に粘って上々の滑り出しを見せており、休み明けを1度使われて状態面の上積みも確かだ。8歳でも馬体は若々しく、展開が噛み合えば上位争いに食い込んできそうだ。

サンレイデューク

牡10歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:デュランダル
  • 母:サンレイククイン
  • 母の父:Cozzene
ここに注目!

2014年の東京ハイジャンプ(J・GⅡ、芝3110メートル)、2015年の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900メートル)と、重賞2勝を挙げる実力の持ち主。昨年の本レースでは、勝ったオジュウチョウサンから0秒6差の2着に好走し、古豪健在を示している。

昨年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ、芝4250メートル)は、スタートで後手を踏みレース序盤は後方追走となったが、大竹柵を飛越後にじわっと中団馬群へ取りつくと、オジュウチョウサン(1着)をマークするように進出を開始。ラスト200メートルで突き離されたが、4コーナーで先頭に並びかけるシーンを作り、見せ場十分の2着に入った。前々走の中山大障害(J・GⅠ、芝4100メートル)は、上位2頭には大差をつけられたものの、後方追走からしぶとく脚を伸ばして5着。2か月半ぶりとなった前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900メートル)は後方のまま6着に敗れたが、休み明けを1度使われて状態面が上向いており、今年も目が離せない存在だ。

シンキングダンサー

牡5歳

調教師:武市康男(美浦)

  • 父:コンデュイット
  • 母:スプリングボード
  • 母の父:アサティス
ここに注目!

平地では未勝利だったが、障害転向後に頭角を現し、昨年の東京ジャンプS(J・GⅢ、芝3110メートル)で重賞制覇を達成。5歳馬でまだ伸びしろを残しており、J・GⅠ初挑戦だった昨年の中山大障害(芝4100メートル、4着)以上のパフォーマンスが期待される。

昨年4月の障害オープン(福島・芝3380メートル)を5馬身差で快勝すると、続く東京ジャンプS(J・GⅢ)では、レース序盤は中団でじっくりと脚を温存。2周目の向正面から巧みな飛越を生かして差を詰めにかかり、4コーナーで先行集団に並びかけると、直線は逃げ粘るグッドスカイ(2着)との追い比べを制して重賞タイトルを獲得した。昨秋2戦目のオープン特別・秋陽ジャンプS(東京・芝3110メートル)で障害4勝目をマーク。前々走の中山大障害(J・GⅠ)は離された4着に敗れたが、J・GⅠ初挑戦だったことを踏まえれば内容は悪くなかった。前走の阪神スプリングジャンプ(J・GⅡ、芝3900メートル、5着)を使われた上積みが見込める今回は、実績上位馬に一矢報いるシーンもありそうだ。

マイネルクロップ

牡8歳

調教師:畠山吉宏(美浦)

  • 父:クロフネ
  • 母:グレートハーベスト
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

2015年に佐賀記念(JpnⅢ、佐賀・ダート2000メートル)とマーチSを制した平地の重賞ウイナー。障害転向後も着実にステップアップし、前走のオープン特別・ペガサスジャンプS(中山・芝3350メートル)を優勝した。ハードル界の新星として、ここも期待が高まる。

初の障害戦だった3走前の未勝利(中京・芝3000メートル)は、離された4着に敗れたものの、飛越をスムーズにこなして、障害馬としてのセンスの良さは示した。前々走の未勝利(中山・芝→ダート2880メートル)では、道中好位の3、4番手を進み、4コーナー先頭の積極的なレース運びから、直線も後続を寄せつけずに3馬身差の快勝。前走のオープン特別・ペガサスジャンプSは、1番人気のタマモプラネット(3着)をマークするように2番手を追走。淀みのない展開だったが、最終障害を飛越後にタマモプラネットをかわすと、インから迫るニホンピロバロン(2着)の追い上げをクビ差退けて2連勝を達成した。障害の経験を積むごとに飛越も上達しており、目下の勢いを加味すれば好勝負が可能だろう。

テイエムオペラドン

牡9歳

調教師:浜田多実雄(栗東)

  • 父:テイエムオペラオー
  • 母:テイエムオーシャン
  • 母の父:ダンシングブレーヴ
ここに注目!

2014年2月に障害初勝利を挙げると、2015年には障害のオープンクラスで2勝を挙げ、2017年の京都ハイジャンプ(J・GⅡ、芝3930メートル)では2着に好走した。今年で9歳だが、500キログラム台まで成長した馬体からも、衰えは感じられない。

昨年4月の障害オープン(福島・芝3380メートル)では、62キログラムの斤量を背負いながら、勝ったシンキングダンサーに次ぐ2着と好走。続く京都ハイジャンプ(J・GⅡ)では、3周目の向正面で2番手に上がる積極的なレース運びから、直線もしぶとく粘って2着に入り、あらためて地力の高さを証明した。初のJ・GⅠ挑戦となった前々走の中山大障害(芝4100メートル)は、上位2頭に大きく離されたものの、3着馬ルペールノエルとは0秒3差の6着で入線しており、悲観する内容ではなかった。前走のオープン特別・ペガサスジャンプS(中山・芝3350メートル)は後方のままで6着に敗れたが、本質的にはレースを使いながら調子を上げるタイプ。相手はそろったが、それほど引けは取らないはずだ。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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