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ニュージーランドトロフィー(GⅡ)

中山競馬場 1600メートル(芝・外)馬齢 牡・牝 3歳オープン

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波乱が目立つ一方で上位人気馬も活躍しているNHKマイルカップトライアル

2017年のニュージーランドTは、単勝オッズ51.1倍(12番人気)のジョーストリクトリが優勝を果たし、3連単49万6220円の高額配当決着となった。2016年にも3連単で105万1270円の配当が飛び出すなど、ここ2年は波乱が続いている。もっとも、過去10年のニュージーランドTにおける単勝人気順別成績では、1番人気馬が〔4・1・1・4〕(3着内率60.0%)、2番人気馬が〔2・2・2・4〕(3着内率60.0%)なので、上位人気馬の成績が悪いわけではない。前評判の高い馬に注目しつつ、伏兵馬にも警戒しておかなければならない難解なレースである。今回は阪神競馬場で行われた2011年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

重賞での実績と前走の着順がポイント

過去10年の3着以内馬30頭中21頭は「JRAの1400メートル以上の重賞」において7着以内に入った経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率10.7%とやや苦戦している。まずは1400メートル以上の重賞で7着以内に入ったことがある馬に注目したいところだ。〔表1〕

〔表1〕JRAの1400メートル以上の重賞において7着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 8-5-8-56 10.4% 16.9% 27.3%
なし 2-5-2-75 2.4% 8.3% 10.7%

なお、「JRAの1400メートル以上の重賞」において7着以内に入った経験がなかった馬のうち、ニュージーランドTで3着以内に入った9頭はいずれも前走の着順が「2着以内」だった。1400メートル以上の重賞で7着以内に入ったことがないうえ、前走で連対を果たせていなかった馬は評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕JRAの1400メートル以上の重賞において7着以内に入った経験がなかった馬の、前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
2着以内 2-5-2-36 4.4% 15.6% 20.0%
3着以下 0-0-0-39 0% 0% 0%

前走の出走頭数に注意

過去10年の前走の出走頭数別成績を調べると、前走の出走頭数が「11頭以下」だった馬は全て4着以下に敗れている。また、「12、13頭」だった馬も優勝例がなく、優勝馬10頭は全て前走が「14頭以上」のレースだった。過去10年のうち、2014年を除く9回が“フルゲート”となっているレースだけに、少頭数のレースを経由してきた馬は苦戦傾向にあるようだ。〔表3〕

〔表3〕前走の出走頭数別成績(過去10年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
7頭 0-0-0-1 0% 0% 0%
8頭 0-0-0-2 0% 0% 0%
9頭 0-0-0-4 0% 0% 0%
10頭 0-0-0-5 0% 0% 0%
11頭 0-0-0-7 0% 0% 0%
12頭 0-3-1-15 0% 15.8% 21.1%
13頭 0-1-0-17 0% 5.6% 5.6%
14頭 2-1-1-10 14.3% 21.4% 28.6%
15頭 1-1-0-10 8.3% 16.7% 16.7%
16頭 4-4-4-38 8.0% 16.0% 24.0%
18頭 3-0-4-22 10.3% 10.3% 24.1%
11頭以下 0-0-0-19 0% 0% 0%
12、13頭 0-4-1-32 0% 10.8% 13.5%
14頭以上 10-6-9-80 9.5% 15.2% 23.8%

キャリアの浅い馬は不振

過去10年の通算出走数別成績を調べると、通算出走数が「4戦以下」だった馬は3着内率が11.4%にとどまっている。単勝4番人気以内の馬が全てキャリア4戦以下だった2017年は、それらの馬が全て4着以下に敗れ、3連単49万6220円の高額配当決着となった。今後もキャリアの浅い馬は評価を下げたいところだ。〔表4〕

〔表4〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
4戦以下 2-3-0-39 4.5% 11.4% 11.4%
5戦以上 8-7-10-92 6.8% 12.8% 21.4%

なお、通算出走数が「4戦以下」だった馬のうち、誕生月が「3月以降」だった馬は3着内率6.1%とさらに苦戦している。キャリアが浅く早生まれでもない馬は、過信禁物だろう。〔表5〕

〔表5〕通算出走数が「4戦以下」だった馬の、誕生月別成績(過去10年)
誕生月 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2月 1-2-0-8 9.1% 27.3% 27.3%
3月以降 1-1-0-31 3.0% 6.1% 6.1%

極端な内枠や、外寄りの枠に入った馬は割り引きが必要

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、馬番が「3〜9番」だった。一方、「1、2番」だった馬は3着以内に入った例がなく、「10〜18番」だった馬も3着内率が11.3%にとどまっている。阪神競馬場で行われた2011年を含め、極端な内枠や、外寄りの枠に入った馬が苦戦しているレースだ。〔表6〕

〔表6〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 0-0-0-10 0% 0% 0%
2番 0-0-0-10 0% 0% 0%
3番 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
4番 2-2-2-4 20.0% 40.0% 60.0%
5番 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
6番 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0%
7番 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
8番 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
9番 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
10番 0-0-0-10 0% 0% 0%
11番 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
12番 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
13番 0-0-0-10 0% 0% 0%
14番 0-1-0-9 0% 10.0% 10.0%
15番 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
16番 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2%
17番 0-0-0-1 0% 0% 0%
18番 0-0-0-1 0% 0% 0%
1、2番 0-0-0-20 0% 0% 0%
3〜9番 7-8-7-48 10.0% 21.4% 31.4%
10〜18番 3-2-3-63 4.2% 7.0% 11.3%

なお、馬番が「10〜18番」だった馬のうち、朝日杯フューチュリティSで9着以内に入っていなかった馬(不出走馬を含む)は、3着内率が5.0%にとどまっている。ちなみに、連対を果たしたのは2010年1着のサンライズプリンスが最後で、2011年以降は〔0・0・1・42〕(3着内率2.3%)と連対例がない。外寄りの枠に入った馬のうち、“朝日杯フューチュリティS9着以内”の実績を持たない馬はさらに評価を下げるべきだろう。〔表7〕

(伊吹 雅也)

〔表7〕馬番が「10〜18番」だった馬の、朝日杯フューチュリティSにおいて9着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-1-2-6 18.2% 27.3% 45.5%
なし 1-1-1-57 1.7% 3.3% 5.0%
  • 注記:「なし」には朝日杯フューチュリティS不出走の馬を含む

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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