今週の注目レース

阪神大賞典(GⅡ)

阪神競馬場 3000メートル(芝)別定 4歳以上オープン

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天皇賞(春)を見据えた一戦

過去10年の優勝馬は、全て次走に天皇賞(春)を選び、そのうちの5頭が同レースで3着以内に入っている。長距離重賞は数が少ないだけに、どういったレースになるのか展望するのも面白いが、GⅠを見据えた各馬のレース中の動きも興味深いもの。その一戦の傾向を、過去10年の結果をもとに見ていくことにしよう。

上位人気馬が優勢

過去10年で単勝1番人気馬が4着以下に敗れたのは1回(2009年7着オウケンブルースリ)だけ。1番人気馬の信頼度は高いと言える。続く2番人気馬の3着内率が30%とやや低くなっている点は気になるが、3着以内馬延べ30頭のうち27頭は単勝5番人気以内の馬となっている。やはり大舞台を目標にしているトップホースが出走するレースだけに、波乱となるケースは少なくなっているようだ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 5-2-2-1 50.0% 70.0% 90.0%
2番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
3番人気 2-1-2-5 20.0% 30.0% 50.0%
4、5番人気 2-4-4-10 10.0% 30.0% 50.0%
6、7番人気 0-2-1-17 0% 10.0% 15.0%
8番人気以下 0-0-0-43 0% 0% 0%

前走のレース別成績もチェック

過去10年の出走馬の前走のレース別成績を調べると、阪神大賞典で好相性なのは前走が「有馬記念」と「日経新春杯」だった馬。「ダイヤモンドS」と「京都記念」からも優勝馬が出ているが、好走率は前記した2レースに比べると低いものになっている。これらの4レース以外から優勝したのは、2015年のゴールドシップ(前走アメリカJCC)だけだ。〔表2〕

〔表2〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
有馬記念 3-4-2-5 21.4% 50.0% 64.3%
日経新春杯 3-1-2-6 25.0% 33.3% 50.0%
ダイヤモンドS 2-2-2-23 6.9% 13.8% 20.7%
京都記念 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
上記以外の3000m以上のレース 0-1-0-5 0% 16.7% 16.7%
上記以外の2200〜2600mのレース 1-1-3-18 4.3% 8.7% 21.7%
上記以外の2100m以下のレース 0-0-0-14 0% 0% 0%

若い世代が優勢

過去10年の出走馬の年齢別成績を調べると、2008年2着のアイポッパー、2010年優勝のトウカイトリックと、8歳馬が好走した前例はあるが、若い世代が優勢。そして4歳から6歳までは、年齢が高くなるにしたがって、好走率が下がっている。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 4-5-2-15 15.4% 34.6% 42.3%
5歳 3-3-4-16 11.5% 23.1% 38.5%
6歳 2-1-1-24 7.1% 10.7% 14.3%
7歳 0-0-3-13 0% 0% 18.8%
8歳 1-1-0-7 11.1% 22.2% 22.2%
9歳以上 0-0-0-8 0% 0% 0%

当日の馬体重にも要注目?

過去10年の優勝馬10頭のうち7頭は、当日の馬体重が「500〜518キログラム」で、「520キログラム以上」だった馬は優勝していない。ただし、「500キログラム以上」の馬は2着がゼロで、2着馬はすべて「498キログラム以下」となっている。また、3着馬は全て「480キログラム以上」という特徴的な分布になっている。〔表4〕

〔表4〕馬体重別の成績(過去10年)
馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
458kg以下 1-3-0-11 6.7% 26.7% 26.7%
460〜478kg 1-5-0-17 4.3% 26.1% 26.1%
480〜498kg 1-2-7-26 2.8% 8.3% 27.8%
500〜518kg 7-0-2-15 29.2% 29.2% 37.5%
520kg以上 0-0-1-14 0% 0% 6.7%

前年の秋以降の成績にも要注目

過去10年の阪神大賞典では、2009年と2012年を除く8回で「前年秋以降のGⅠまたはGⅡで、3着または4着に入っていた」という馬が連対している。今年も前年秋以降にグレードが高いレースで3、4着になったことがある馬には、チェックを入れておくべきかもしれない。〔表5〕

〔表5〕前年秋以降のGⅠまたはGⅡで、3着または4着に入っていた阪神大賞典連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2008年 1着 アドマイヤジュピタ 前走 日経新春杯 4着
2010年 1着 トウカイトリック 3走前 ステイヤーズS 4着
2011年 1着 ナムラクレセント 前走 日経新春杯 4着
2013年 2着 デスペラード 2走前 ステイヤーズS 3着
2014年 1着 ゴールドシップ 前走 有馬記念 3着
2着 アドマイヤラクティ 2走前 ジャパンカップ 4着
2015年 1着 ゴールドシップ 2走前 有馬記念 3着
2016年 2着 タンタアレグリア 2走前 菊花賞 4着
2017年 2着 シュヴァルグラン 2走前 ジャパンカップ 3着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
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前走が重賞で単勝1番人気だった馬が3連勝中

近3年の阪神大賞典では、「前走が重賞で単勝1番人気だった」という馬が優勝している。これらの3頭はレースも着順もバラバラ。前走の内容を比較する際は、着順よりも単勝人気を重視する手はあるだろう。〔表6〕

(浅野 靖典)

〔表6〕過去3年の優勝馬の前走のレース・単勝人気・着順
年度 優勝馬 前走のレース・単勝人気・着順
2015年 ゴールドシップ アメリカJCC 1番人気 7着
2016年 シュヴァルグラン 日経新春杯 1番人気 2着
2017年 サトノダイヤモンド 有馬記念 1番人気 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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