今週の注目レース

報知杯フィリーズレビュー(GⅡ)

阪神競馬場 1400メートル(芝)馬齢 (牝) 3歳オープン

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牝馬クラシックの行方を占う桜花賞トライアル

今年チューリップ賞がGⅡに昇格したが、昨年までは桜花賞トライアル3競走のうちこのフィリーズレビューだけがGⅡに格付けされていた。2013年の優勝馬メイショウマンボは、同年のオークス、秋華賞、エリザベス女王杯を制し、JRA賞最優秀3歳牝馬に選出された。また、昨年は当レース2着のレーヌミノルが次走の桜花賞で優勝を果たすなど、後のGⅠ戦線につながっていく重要な一戦だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

過去の好走例をチェック

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、「4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた500万下から上のクラスの芝のレース」で3着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.4%と苦戦している。ローカル場(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)のレース、ダートのレース、新馬や未勝利のレース、または地方競馬でしか3着以内に入ったことがない馬は評価を下げたい。〔表1〕

〔表1〕4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた500万下から上のクラスの芝のレースで3着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-8-9-66 9.8% 18.5% 28.3%
なし 1-2-1-70 1.4% 4.1% 5.4%

前走がGⅠだった馬と前走好走馬が中心

過去10年の出走馬の前走の条件別成績を調べると、前走が「JRAのGⅠ」だった馬が3着内率37.0%と優秀な成績を収めている。阪神ジュベナイルフィリーズなど、JRAのGⅠから直行してきた馬は高く評価すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
JRAのGⅠ 3-3-4-17 11.1% 22.2% 37.0%
JRAのGⅠ以外 7-7-6-119 5.0% 10.1% 14.4%

なお、前走が「JRAのGⅠ以外」のレースだった馬のうち、そのレースでの着順が6着以下だった馬は43頭いたものの、2010年1着のサウンドバリアーを除き全て4着以下に敗れている。前走がJRAのGⅠでなかったにもかかわらず「6着以下」に敗れていた馬は、今回も苦戦する可能性が高いようだ。〔表3〕

〔表3〕前走の条件が「JRAのGⅠ」以外だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
5着以内 6-7-6-77 6.3% 13.5% 19.8%
6着以下 1-0-0-42 2.3% 2.3% 2.3%

前走が「1400メートル未満」のレースだった馬は3着以内なし

過去10年の出走馬の前走の距離別成績を調べると、前走が「1400メートル未満」だった馬は3着以内に入っていない。たとえ実績上位であっても、1400メートル未満のレースを経由してきた馬は苦戦必至と見ておきたい。〔表4〕

〔表4〕前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1400m未満 0-0-0-26 0% 0% 0%
1400m以上 10-10-10-110 7.1% 14.3% 21.4%

近年は重賞での実績に加え、前走の条件と着順がポイント

2011年以降過去7年の3着以内馬21頭中11頭は、「4大場の重賞」で5着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率が34.4%に達している。4大場の重賞で好走したことがある馬は高く評価すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕4大場の重賞で5着以内に入った経験の有無別成績(過去7年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 3-4-4-21 9.4% 21.9% 34.4%
なし 4-3-3-76 4.7% 8.1% 11.6%

なお、「4大場の重賞」で5着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走が「4大場の芝1400メートル以上のレースで5着以内」だった馬の3着内率が30.8%に達しているのに対し、それ以外の馬は優勝例がなく、3着内率は3.3%にとどまっている。2010年以前はこの条件に該当していない馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、重賞での実績や、前走の条件と着順をひと通り確認しておきたいところだ。〔表6〕

〔表6〕4大場の重賞で5着以内に入った経験がなかった馬の、前走の条件と着順別成績(過去7年)
前走の条件と着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4大場の芝1400m以上のレースで5着以内 4-2-2-18 15.4% 23.1% 30.8%
4大場の芝1400m以上のレース以外、
もしくは6着以下
0-1-1-58 0% 1.7% 3.3%
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前走の4コーナーの通過順にも注目

過去7年の優勝馬7頭は、いずれも前走の4コーナーの通過順が7番手以内だった。先行力があまり高くない馬は評価を下げたい。なお、この7頭は「4大場の500万下から上のクラスの芝のレース」において3着以内に入った経験があった点、前走の距離が1400メートル以上だった点も共通している。〔表1〕や〔表4〕をはじめとする上記の傾向もそれぞれチェックしておこう。〔表7〕

(伊吹雅也)

〔表7〕優勝馬の「前走の4コーナーの通過順」「4大場の500万下から上のクラスの芝のレースにおける最高着順」「前走の距離」(過去7年)
年度 優勝馬 前走の4コーナーの通過順 4大場の500万下から
上のクラスの芝のレースにおける最高着順
前走の距離
2011年 フレンチカクタス 3番手 1着(2010年ひいらぎ賞) 1600m
2012年 アイムユアーズ 4番手 1着(2011年ファンタジーS) 1600m
2013年 メイショウマンボ 7番手 1着(2013年こぶし賞) 1600m
2014年 ベルカント 1番手 1着(2013年ファンタジーS) 1600m
2015年 クイーンズリング 5番手 1着(2015年菜の花賞) 1600m
2016年 ソルヴェイグ 4番手 3着(2016年3歳500万下ほか) 1400m
2017年 カラクレナイ 7番手 1着(2016年万両賞) 1400m

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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