今週の注目レース

夕刊フジ賞オーシャンステークス(GⅢ)

中山競馬場 1200メートル(芝・外)別定 4歳以上オープン

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高額配当とならなかった年の方が珍しいGⅠ前哨戦

昨年のオーシャンSは単勝1番人気の支持を集めたメラグラーナが優勝を果たし、3連単の配当は5350円だった。重賞として行われた過去12回を振り返ってみると、単勝1番人気馬が優勝したのは2007年(アイルラヴァゲイン)と昨年の2回だけ、3連単の配当が1万円を下回ったのは昨年が初めてだった。過去12回のうち8回で3連単が“10万馬券”となり、しかもそのうち3回は“100万馬券”になっている。この波乱傾向の強い一戦が、今年はどんな決着となるのだろうか。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走好走馬とGⅠで好走経験のある馬が中心

過去10回の優勝馬延べ10頭中、2011年のダッシャーゴーゴーを除く9頭は、前走の着順が「4着以内」だった。一方、「5着以下」だった馬は3着内率13.1%とやや苦戦している。基本的には前走好走馬が強いレースだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
4着以内 9-2-6-44 14.8% 18.0% 27.9%
5着以下 1-8-4-86 1.0% 9.1% 13.1%

もっとも、前走の着順が「5着以下」だった馬のうち、JRAのGⅠで4着以内に入った経験がある馬の3着内率は28.6%となっている。GⅠで上位に食い込んだことがある馬は、前走好走馬と同等に評価すべきだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が「5着以下」だった馬の、JRAのGTで4着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 1-3-2-15 4.8% 19.0% 28.6%
なし 0-5-2-71 0% 6.4% 9.0%

「シルクロードS組」が勝ち切れていない

過去10年の出走馬延べ160頭中、3分の1強にあたる57頭は同年のシルクロードSに出走していたが、該当馬の3着内率は10.5%にとどまっているうえ優勝がない。なお、同年のシルクロードSにおいて8着以下に敗れていた馬は、2008年以降〔0・0・0・31〕とさらに苦戦している。今年も「シルクロードS組」の評価に気を付けたいところだ。〔表3〕

〔表3〕同年のシルクロードSへの出走経験の有無別成績(過去10年)
出走経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-4-2-51 0% 7.0% 10.5%
なし 10-6-8-79 9.7% 15.5% 23.3%

前走の4コーナーの通過順に注意

過去5年の連対馬延べ10頭中、2014年2着のスノードラゴンを除く9頭は、前走が国内のレース、かつそのレースでの4コーナーの通過順が「5番手以内」だった。一方、「6番手以下」だった馬は3着内率が8.3%にとどまっている。2012年以前は前走の4コーナーを「6番手以下」で通過していた馬も好走していたが、近年の傾向からは前走で先行していた馬が強いレースと言えるだろう。〔表4〕

〔表4〕前走が国内のレースだった馬の、そのレースの4コーナーの通過順別成績(過去5年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
5番手以内 5-4-2-31 11.9% 21.4% 26.2%
6番手以下 0-1-2-33 0% 2.8% 8.3%

ここ5年は“中山・芝1200メートル”に実績のある馬が優勢

過去5年の連対馬延べ10頭中、2014年2着のスノードラゴンと2016年1着のエイシンブルズアイを除く8頭は、「中山・芝1200メートルで行われた1600万下から上のクラスのレース」で3着以内に入った経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率が10.5%にとどまっている。コース適性の高さも重視したいところだ。〔表5〕

(伊吹 雅也)

〔表5〕中山・芝1200メートルで行われた1600万下から上のクラスのレースで3着以内に入った経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-4-3-31 9.5% 19.0% 26.2%
なし 1-1-2-34 2.6% 5.3% 10.5%

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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