今週の注目レース

フェブラリーステークス(GⅠ)

東京競馬場 1600メートル(ダート)定量 4歳以上オープン

出走馬情報

ゴールドドリーム

牡5歳

調教師:平田修(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:モンヴェール
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

昨年はフェブラリーSとチャンピオンズCを制し、2017年度のJRA賞最優秀ダートホースを受賞した。チャンピオンズC後は前年同様のローテーションを採り、フェブラリーSに照準を合わせて順調な乗り込みを消化。ダート王者として、恥ずかしい競馬はできない。

昨年初戦のフェブラリーSは、残り200メートル付近で先頭に躍り出て押し切り、ビッグタイトルを獲得。初の海外遠征となったドバイワールドC(G1・UAE、ダート2000メートル)は14着、帰国初戦の帝王賞(JpnⅠ、大井・ダート2000メートル)も離された7着に敗れた。秋初戦のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ、盛岡・ダート1600メートル、5着)では、スタートで大きく出遅れながらも、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒4(推定)の末脚を繰り出し、復調をアピール。前走のチャンピオンズCもスタートで後手を踏んだが、4コーナー11番手から豪快な差し切りを決めてGⅠ2勝目を挙げた。スタートや折り合い面に不安はあるものの、東京・ダート1600メートルに限れば4戦して3勝、2着1回の好成績を収めており、主役の座は譲れない。

テイエムジンソク

牡6歳

調教師:木原一良(栗東)

  • 父:クロフネ
  • 母:マイディスカバリー
  • 母の父:フォーティナイナー
ここに注目!

昨年のこの時期は1600万円以下クラスにとどまっていたが、その後にメキメキと頭角を現し、同年のみやこSで重賞初制覇を果たすと、続くチャンピオンズCでは2着に好走。ダート界のトップクラスと言える実力馬に成長した。

重賞初挑戦だった昨夏のエルムSでJRAレコード決着の2着に入り、秋初戦のみやこSでは、緩みないペースで先行馬に厳しい展開だったが、4コーナーで敢然と先頭に躍り出ると、直線は後続を寄せつけずに2馬身1/2差の快勝劇を演じた。前々走のチャンピオンズCは、2番手追走から直線で逃げたコパノリッキー(3着)を競り落としたものの、最後はゴールドドリームの決め手に屈してクビ差惜敗の2着。断然の1番人気に支持された前走の東海Sでは、好スタートを決めて先手を奪うと、危なげなく押し切って重賞2勝目を挙げている。今回は初の東京コース、初のダート1600メートルの距離に少し不安はあるが、今の充実ぶりは顕著で、目が離せない存在だ。

ノンコノユメ

せん6歳

調教師:加藤征弘(美浦)

  • 父:トワイニング
  • 母:ノンコ
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

2016年の帝王賞(JpnⅠ、大井・ダート2000メートル、2着)後に去勢手術が施され、復帰後の成績はやや低迷していたが、前走の根岸Sで、2015年武蔵野S以来の勝利を収め、復活ののろしを上げている。雌伏の時を経て、JRAのGⅠ初制覇を狙う。

約9か月の休養でじっくりと立て直されて臨んだ3走前の武蔵野Sで、4コーナー10番手から勝ち馬に0秒4差の4着まで追い上げて、地力健在をアピール。前々走のチャンピオンズC(9着)は末脚不発に終わったが、前走の根岸Sでは、58キログラムの斤量を背負いながら、初めてのダート1400メートルに対応し、メンバー中最速となる上がり3ハロン34秒2(推定)の末脚で一完歩ごとに先頭へ迫ると、最後はサンライズノヴァ(2着)をハナ差捕らえて、1分21秒5のコースレコードで見事に優勝を果たした。展開に左右されやすい脚質だが、東京・ダート1600メートルは4勝を挙げているベストの舞台。復活を果たした実力馬が、勢いに乗ってダート界の頂点を目指す。

ケイティブレイブ

牡5歳

調教師:目野哲也(栗東)

  • 父:アドマイヤマックス
  • 母:ケイティローレル
  • 母の父:サクラローレル
ここに注目!

これまでケガらしいケガがなく、“無事是名馬”を地で行く本馬は、キャリアを重ねるごとに地力をつけ、前走の川崎記念(JpnⅠ、川崎・ダート2100メートル)でJpnⅠ2勝目をマーク。今月末で定年を迎える目野調教師にとっては今回が最後のGⅠとなるだけに、渾身の仕上げで挑む。

昨年6月の帝王賞(JpnⅠ、大井・ダート2000メートル)は、スタートで後手を踏み、それまでとは違う後方に控える競馬となったが、向正面から徐々に進出を開始すると、メンバー中最速となる上がり3ハロン36秒5(推定)の末脚で豪快に突き抜けて、ビッグタイトルを獲得。昨秋もGⅠの舞台で上位争いに加わった。1番人気に支持された前走の川崎記念(JpnⅠ)では、好スタートを決めて先手を奪うと最後まで後続を寄せつけず、後続に1馬身1/2差をつけて快勝。良績はダート1800メートル以上の距離に集中しているが、昨年のフェブラリーSでは、4番手追走から勝ち馬と0秒5差の6着に粘っており、当時より一段と地力強化している今なら、好勝負が可能なはずだ。

アウォーディー

牡8歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:Jungle Pocket
  • 母:Heavenly Romance
  • 母の父:Sunday Silence
ここに注目!

5歳時の2015年秋にダートへ転じると、2度の休養を挟みながら破竹の6連勝で2016年のJBCクラシック(JpnⅠ、川崎・ダート2100メートル)を制してビッグタイトルを獲得。8歳でも馬体は若々しく、初のマイルがプラスに働けば、もうひと花咲かせても不思議はない。

昨年初戦のドバイワールドC(G1・UAE、ダート2000メートル)では、初の海外遠征で環境の変化に戸惑いながらも5着と健闘。約3か月の休養を挟んだ帝王賞(JpnⅠ、大井・ダート2000メートル)は離された3着だったが、秋初戦のJBCクラシック(JpnⅠ、大井・ダート2000メートル、4着)、前々走のチャンピオンズC(5着)、前走の川崎記念(JpnⅠ、川崎・ダート2100メートル、3着)では差のない競馬を見せており、1年以上勝ち星からは遠ざかっているものの、年齢的な衰えは感じられない。抜け出してソラを使うように、気性面の難しさはあるが、スピードだけでは押し切れない東京・ダート1600メートルで厳しい流れになれば、本馬のスタミナが生きてきそうだ。

サンライズノヴァ

牡4歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ブライトサファイヤ
  • 母の父:サンダーガルチ
ここに注目!

昨年のユニコーンSが4馬身差の圧勝で、現4歳世代のダート界トップクラスの実力馬。3走前の武蔵野Sこそ12着と大敗したが、東京のダート1400から1600メートルはベストの条件と言える。今回は豪華メンバーが顔をそろえたが、世代交代となるか注目の一戦だ。

昨年6月のユニコーンSでは、直線半ばで一気に先頭へ躍り出ると、ラスト1ハロン11秒台(推定)の脚で後続を豪快に突き放し、1分35秒9の好タイムで重賞タイトルを獲得。秋初戦のオープン特別・グリーンチャンネルC(東京・ダート1400メートル)は、スタートで後手を踏みながらも、直線で力強く抜け出して快勝した。1番人気に支持された3走前の武蔵野Sは12着に敗れたが、前々走のオープン特別・師走S(中山・ダート1800メートル)で2着と巻き返しに成功。前走の根岸Sは、ゴール寸前でノンコノユメの決め手に屈したものの、ラスト1ハロンで先頭を捕らえてコースレコード決着のハナ差2着と、“負けてなお強し”を印象づけた。GⅠのメンバーが相手でも、ポテンシャルは引けを取らない。

サウンドトゥルー

せん8歳

調教師:高木登(美浦)

  • 父:フレンチデピュティ
  • 母:キョウエイトルース
  • 母の父:フジキセキ
ここに注目!

一昨年のチャンピオンズCでは、4コーナー13番手から豪快な追い込み勝ちを決めて、2016年度のJRA賞最優秀ダートホースを受賞した。発走地点が芝の東京・ダート1600メートルで行き脚がつくかは鍵だが、差し脚が生きる展開になれば上位進出も可能だろう。

昨秋は、日本テレビ盃(JpnⅡ、船橋・ダート1800メートル)で始動してクビ差の2着。続くJBCクラシック(JpnⅠ、大井・ダート2000メートル)は、後方に控えてじっくりと脚を温存し、4コーナーで好位集団の直後に取りつくと、直線で前を力強く捕らえて3つ目のビッグタイトルを獲得した。チャンピオンズC11着を経て、前々走の東京大賞典(GⅠ、大井・ダート2000メートル、2着)では、コパノリッキーの逃げ切りを許したものの、きっちり連対を確保。前走の川崎記念(JpnⅠ、川崎・ダート2100メートル)は、小回りコースで追い込み切れず、離された5着に敗れた。昨年の本レースは発走地点の芝で行き脚がつかず、流れに乗り切れなかった中でも勝ち馬から0秒6差まで追い上げており、ここもGⅠ馬の底力は軽視できない。

ニシケンモノノフ

牡7歳

調教師:庄野靖志(栗東)

  • 父:メイショウボーラー
  • 母:グリーンヒルコマチ
  • 母の父:アフリート
ここに注目!

昨年のJBCスプリント(JpnⅠ、大井・ダート1200メートル)では、コパノリッキー(2着)を退けて、初のビッグタイトルを獲得。ベストの距離は1400メートル以下だろうが、昨年の本レースでは見せ場十分の5着に健闘しており、1600メートルまでは守備範囲と言える。

2016年12月の兵庫ゴールドT(JpnⅢ)で、2013年11月の兵庫ジュニアグランプリ(JpnⅡ、共に園田・ダート1400メートル)以来の重賞制覇を飾ると、根岸S(5着)を経て臨んだ昨年のフェブラリーSでは、2番手追走から直線しぶとく食い下がって勝ち馬から0秒5差の5着に好走した。6月の北海道スプリントC(JpnⅢ、門別・ダート1200メートル)を1分09秒4のコースレコードで快勝して重賞タイトルを加算。前々走のJBCスプリント(JpnⅠ)では、最内枠を生かして好位集団のインに取りつくと、ラスト100メートルで狭いスペースを瞬時に抜け出しビッグタイトルを獲得した。前走のシルクロードSは15着に敗れたが、実績のない芝だけに度外視でき、ダートに戻って本領発揮を期待したい。

(京増 真臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: