今週の注目レース

クイーンカップ(GⅢ)

東京競馬場 1600メートル(芝)別定 (牝) 3歳オープン

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春のクラシックにつながる一戦

近年は桜花賞の前哨戦としてクイーンCを選ぶ有力馬が増えており、2011年のホエールキャプチャ、2012年のヴィルシーナはクイーンCを優勝し、次走の桜花賞で2着に入った。また、2015年の2着馬ミッキークイーンはオークス馬に輝き、一昨年の優勝馬メジャーエンブレムと昨年の2着馬アエロリットはNHKマイルCを制した。今年も大舞台への期待がかかる牝馬たちが集まるであろう一戦。その傾向を過去10年の結果から見ていくことにしよう。

上位人気馬が優勢

過去10年のクイーンCの優勝馬は、全て単勝4番人気以内だった。それを単勝オッズ別にチェックしてみると、2009年の優勝馬ディアジーナ(単勝4番人気、13.4倍)を除く9頭は、全て10倍未満のオッズとなっている。「1.9倍以下」だった4頭のうち2頭が4着以下に敗れている点は気になるが、続く「2.0〜3.9倍」は好走率が優秀。「20倍以上」の馬は苦戦傾向を示している。〔表1〕

〔表1〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.9倍以下 2-0-0-2 50.0% 50.0% 50.0%
2.0〜3.9倍 4-2-3-1 40.0% 60.0% 90.0%
4.0〜6.9倍 2-2-1-6 18.2% 36.4% 45.5%
7.0〜9.9倍 1-2-1-7 9.1% 27.3% 36.4%
10.0〜19.9倍 1-2-3-16 4.5% 13.6% 27.3%
20.0〜49.9倍 0-1-3-30 0% 2.9% 11.8%
50.0〜99.9倍 0-1-0-21 0% 4.5% 4.5%
100倍以上 0-0-0-44 0% 0% 0%

馬番別の成績に偏りあり

過去10年の馬番別成績を内から2番ごとに区切ってまとめてみると、好相性の馬番とそうでない馬番が分かれて偏りができている。優勝馬が出ているのは、6番(4勝)、9番(3勝)、11番(1勝)、15番(2勝)の4つだけ。2着と3着については大きな偏りは見られないが、「7、8番」からは3着以内馬が出ていない。〔表2〕

〔表2〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 0-2-2-16 0% 10.0% 20.0%
3、4番 0-2-2-16 0% 10.0% 20.0%
5、6番 4-0-1-14 21.1% 21.1% 26.3%
7、8番 0-0-0-20 0% 0% 0%
9、10番 3-2-2-13 15.0% 25.0% 35.0%
11、12番 1-2-2-15 5.0% 15.0% 25.0%
13、14番 0-1-2-17 0% 5.0% 15.0%
15、16番 2-1-0-16 10.5% 15.8% 15.8%

早生まれの馬が優勢

3歳牝馬同士の一戦であり、その時点での完成度も勝敗にかかわる大きな要素。そこで過去10年の出走馬の誕生月別成績を調べると、クイーンCでは1月生まれの馬が好成績を挙げており、優勝馬10頭のうち9頭は3月末までに生まれた馬となっている。唯一の例外は、2009年の優勝馬ディアジーナで6月2日生まれ。ただし、同馬は2歳時の6月28日にデビュー戦を迎え、クイーンCまでに7戦を消化していた。〔表3〕

〔表3〕誕生月別成績(過去10年)
誕生月 成績 勝率 連対率 3着内率
1月 3-1-1-6 27.3% 36.4% 45.5%
2月 2-3-3-21 6.9% 17.2% 27.6%
3月 4-1-3-40 8.3% 10.4% 16.7%
4月 0-3-2-37 0% 7.1% 11.9%
5月以降 1-2-2-23 3.6% 10.7% 17.9%

毛色別の成績にも特徴あり

サラブレッドの毛色でもっとも多いのは「鹿毛」、続いて「栗毛」、「黒鹿毛」となっている。過去10年のクイーンSにおいても、「鹿毛」の馬の出走が一番多かったが、74頭が出走した「鹿毛」は優勝がゼロ。それに対し、11頭しか出走していない「芦毛」が3勝もするなど、全体の割合とは異なる結果になっている。〔表4〕

〔表4〕毛色別成績(過去10年)
毛色 成績 勝率 連対率 3着内率
鹿毛 0-5-8-61 0% 6.8% 17.6%
栗毛 3-2-1-24 10.0% 16.7% 20.0%
黒鹿毛 3-1-1-16 14.3% 19.0% 23.8%
青鹿毛 0-0-1-15 0% 0% 6.3%
芦毛 3-2-0-6 27.3% 45.5% 45.5%
その他の毛色 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%

左回りコースでデビュー戦を制していた馬に注目

クイーンCでは、2010年から8年連続で「芝・左回りコースのデビュー戦を制していた」という馬が毎年1頭連対している。該当馬は全て関東馬で、デビュー戦が東京または新潟競馬場のレースだった点で共通している。今年も出走各馬のデビュー戦の成績をチェックしておくことをお勧めしたい。〔表5〕

〔表5〕芝・左回りコースの新馬を制していた、クイーンC連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2010年 1着 アプリコットフィズ 11月7日 東京 芝1600m
2011年 2着 マイネイサベル 7月17日 新潟 芝1400m
2012年 2着 イチオクノホシ 8月28日 新潟 芝1200m
2013年 1着 ウキヨノカゼ 11月4日 東京 芝1600m
2014年 1着 フォーエバーモア 8月11日 新潟 芝1600m
2015年 1着 キャットコイン 10月11日 東京 芝1600m
2016年 1着 メジャーエンブレム 6月14日 東京 芝1800m
2017年 2着 アエロリット 6月19日 東京 芝1400m

牡馬混合の500万下特別を制していた馬が3連勝中

過去3年のクイーンCの優勝馬は、牡馬混合の500万下特別を優勝した経験があった。また、これら3頭はいずれも出走馬の中で唯一この経験を有していた馬だった。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕優勝馬が勝利していた牡馬混合の500万下のレース(過去3年)
年度 優勝馬 勝利していた牡馬混合の500万下のレース
2015年 キャットコイン 前走 ひいらぎ賞 8番人気 1着
2016年 メジャーエンブレム 3走前 アスター賞 1番人気 1着
2017年 アドマイヤミヤビ 前走 百日草特別 1番人気 1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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