今週の注目レース

シルクロードステークス(GⅢ)

京都競馬場 1200m(芝)ハンデ 4歳以上オープン

データ分析関連動画

名スプリンターを次々と輩出している注目の一戦

2012年のシルクロードSで自身2度目の重賞制覇を果たしたロードカナロアは、同年秋のスプリンターズSから翌2013年の香港スプリントまで国内外のGⅠを6勝し、2年連続でJRA賞最優秀短距離馬のタイトルを獲得したうえ、2013年には年度代表馬の座に輝いた。また、2016年の5着馬ビッグアーサーと2017年の2着馬セイウンコウセイは、それぞれ同年の高松宮記念でGⅠ初制覇を果たしている。GⅢのハンデキャップ競走ながら、その後の短距離GⅠ戦線につながっていく重要なレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

前走好走馬が優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中23頭は、前走の着順が「5着以内」だった。一方、「6着以下」だった馬の3着内率は9.7%にとどまっている。基本的には前走好走馬が強いレースと言えそうだ。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
5着以内 9-6-8-63 10.5% 17.4% 26.7%
6着以下 1-4-2-65 1.4% 6.9% 9.7%

なお、前走が平地競走で「6着以下」だった馬のうち、そのレースでの4コーナーの通過順が「6番手以下」だった馬は3着内率2.2%とさらに苦戦している。前走で上位に食い込めず、先行もしていなかった馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走が平地競走で「6着以下」だった馬の、そのレースでの4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
5番手以内 1-3-2-19 4.0% 16.0% 24.0%
6番手以下 0-1-0-45 0% 2.2% 2.2%

外寄りの枠に入った馬は割り引き

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、馬番が「1〜9番」だった。一方、「10〜17番」だった馬は3着内率11.8%とやや苦戦している。2015年からは出走可能頭数が18頭になった(2014年までは16頭、2015年以降の最多出走頭数は17頭)が、外寄りの枠に入った馬は、引き続き過信禁物と見るべきだろう。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜9番 9-6-7-68 10.0% 16.7% 24.4%
10〜17番 1-4-3-60 1.5% 7.4% 11.8%

なお、馬番が「10〜17番」、かつ前走が平地競走だった馬のうち、そのレースでの4コーナーの通過順が「4番手以下」だった馬の連対例はなく、3着内率も4.5%にとどまっている。外寄りの枠に入った差し・追い込みタイプの馬は思い切って評価を下げたいところだ。〔表4〕

〔表4〕馬番が「10〜17番」、かつ前走が平地競走だった馬の、そのレースでの4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
3番手以内 1-4-1-17 4.3% 21.7% 26.1%
4番手以下 0-0-2-42 0% 0% 4.5%

「4歳」の馬は人気を裏切りがち

過去10年の年齢別成績を調べると、4歳馬が3着内率9.4%と苦戦している。3着以内に入ったのは2012年1着のロードカナロア(単勝1番人気)、2014年2着のレディオブオペラ(同1番人気)、2017年2着のセイウンコウセイ(同4番人気)だけである。4歳馬32頭のうち単勝1番人気だった7頭を含め単勝3番人気以内だった馬は計11頭いたことを考えれば、物足りない数字と言えるだろう。今年も4歳馬は過信禁物と見ておいた方がいいかもしれない。〔表5〕

〔表5〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
4歳 1-2-0-29 3.1% 9.4% 9.4%
5歳 4-3-4-21 12.5% 21.9% 34.4%
6歳 4-3-3-29 10.3% 17.9% 25.6%
7歳 1-2-1-30 2.9% 8.8% 11.8%
8歳 0-0-2-13 0% 0% 13.3%
9歳 0-0-0-4 0% 0% 0%
10歳 0-0-0-2 0% 0% 0%

近年は実績馬が堅実

過去5年の3着以内馬延べ15頭は、いずれも「前年以降のJRAのオープンクラス・1200m以下のレース」で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率31.3%と好走率も優秀な水準に達している。2012年以前はこれに該当していない馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を重視するならば、前年以降にオープンクラスの短距離のレースで好走していた馬を高く評価したいところだ。〔表6〕

〔表6〕前年以降のJRAのオープンクラス・1200m以下のレースで3着以内に入った経験の有無別成績(過去5年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-5-33 10.4% 20.8% 31.3%
なし 0-0-0-30 0% 0% 0%
WIN5
勝ち馬を探せ! FOR THE WIN

1200mの重賞における実績が重要

過去5年の優勝馬延べ5頭は、いずれも「前年以降のJRAの1200mの重賞」で連対経験のある馬だった。〔表6〕の傾向からもわかる通り、実績馬が優勢と言えるだろう。また、この5頭は馬番が「1〜7番」だった点、年齢が「5歳以上」だった点、前走の着順が「4着以内」だった点も共通している。〔表1〕〜〔表5〕で挙げた傾向に合致する馬を評価したい。〔表7〕

(伊吹雅也)

〔表7〕優勝馬の「馬番」「年齢」「前走の着順」「前年以降のJRAの1200mの重賞における最高着順」(過去5年)
年度 優勝馬 馬番 年齢 前走の着順 前年以降のJRAの1200mの重賞における最高着順
2013年 ドリームバレンチノ 4番 6歳 3着 1着(2012年函館スプリントS)
2014年 ストレイトガール 2番 5歳 1着 2着(2013年キーンランドC)
2015年 アンバルブライベン 3番 6歳 2着 1着(2014年京阪杯)
2016年 ダンスディレクター 1番 6歳 2着 2着(2015年CBC賞)
2017年 ダンスディレクター 7番 7歳 4着 1着(2016年シルクロードS)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: