今週の注目レース

京都金杯(GⅢ)

京都競馬場 1600m(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

レッドアンシェル

牡4歳

調教師:庄野靖志(栗東)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:スタイルリスティック
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600m、1着)の時は相変わらずパドックでテンションが高く、まだ気性面で成長の余地を残すが、12kg増と馬体重が戻ったことは好材料。高いポテンシャルを秘めており、本レースで念願の重賞タイトルを獲得して飛躍につなげたい。

2016年にメイクデビュー札幌(芝1500m)→オープン特別・もみじS(京都・芝1400m)と連勝を飾り、2歳時から素質の片りんを示していた。2017年初戦のアーリントンCでペルシアンナイト(後にマイルチャンピオンシップ優勝)の2着に入り、NHKマイルCでは、マイナス14kgと大幅に馬体重を減らしながらも4着に健闘。秋初戦となった前々走の富士Sは、先行策からしぶとく食い下がって見せ場十分の4着に入ると、前走のオープン特別・リゲルSは、最内枠から好スタートを決めて先行集団のインを追走。落ち着いた流れの中で逃げ馬の直後という理想的なポジションで運ぶと、直線は弾けるように伸びて1馬身1/2差の完勝劇を演じた。素質馬が軌道に乗ってきただけに、今後も目が離せない。

ラビットラン

牝4歳

調教師:角居勝彦(栗東)

  • 父:Tapit
  • 母:Amelia
  • 母の父:Dixieland Band
ここに注目!

芝に矛先を向けて一気に頭角を現し、ローズSで重賞ウイナーの仲間入りを果たすと、続く秋華賞では4着に健闘した。前走のターコイズSも4着だったが、追い込み型の脚質を考えれば、今回、京都・芝の外回りコースに替わるのはプラス材料だろう。

芝に路線変更した4走前の500万下(中京・芝1600m)を、4コーナー最後方から鮮やかに差し切って2勝目をマーク。重賞初挑戦となった3走前のローズSでは、前半のペースが速く流れるという展開が向いた面はあったものの、レースの上がり3ハロンタイム(34秒9)を1秒4上回る同33秒5(推定)の豪脚で突き抜け、1分45秒5の好タイムで重賞タイトルを獲得した。前々走の秋華賞は、重馬場に瞬発力をそがれながらも中団追走から直線でしぶとく脚を伸ばし、勝ち馬から0秒7差の4着に健闘。前走のターコイズSは、55kgのハンデを背負い、外を回る競馬になりながらも僅差の4着に入った。今回は牡馬相手で楽な競馬にはならないだろうが、優勝争いの一頭と言ってよさそうだ。

クルーガー

牡6歳

調教師:高野友和(栗東)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:アディクティド
  • 母の父:Diktat
ここに注目!

2016年の読売マイラーズC優勝後に骨折を発症して1年の長期休養を余儀なくされたが、前々走の富士Sで3着に入り、復活の兆しを示した。初のGⅠ挑戦となった前走・マイルチャンピオンシップ(7着)の経験を糧にして、さらなる活躍が期待される。

2016年の読売マイラーズCは、スタートで後手を踏みながらも直線で内ラチ沿いの狭いスペースを抜け出し、重賞初制覇を果たした。その後骨折による1年の長期休養を挟み、復帰初戦となった2017年の読売マイラーズCは直線で粘りを欠いて10着。再び約6か月の休養で立て直された前々走の富士Sでは不良馬場に対応し、4コーナー13番手からしぶとく差を詰めて3着に好走した。前走のマイルチャンピオンシップは7着に敗れたが、直線で外からじわじわと脚を伸ばして勝ち馬から0秒3差まで追い上げており、レース内容は悪くなかった。今回は6歳の初戦を迎えるが、長期離脱があったこともあって今回がキャリア15戦目。まだ伸びしろを感じる馬で、今後の活躍を占う意味でも重要な一戦になりそうだ。

ウインガニオン

牡6歳

調教師:西園正都(栗東)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:チャンネルワン
  • 母の父:ポリッシュネイビー
ここに注目!

2017年の中京記念で重賞初制覇を達成すると、関屋記念でも2着に入り、同年のサマーマイルシリーズを優勝(グランシルクと同点)。軽快な先行力が持ち味で、開幕週の馬場なら押し切りも十分に可能だろう。

2017年4月のオープン特別・谷川岳S(新潟・芝1600m)で、12番人気の低評価を覆して鮮やかな逃げ切り勝ちを決めると、6月のオープン特別・パラダイスS(東京・芝1400m)も好スタートから危なげなく押し切って連勝。重賞初挑戦となった3走前の中京記念では離れた2番手を進み、内ラチ沿いを通って直線の入り口で先頭に躍り出ると、最後までスピードは緩まず2馬身1/2差で快勝した。前々走の関屋記念ではマルターズアポジー(1着)を2番手で追走、逃げ切りを許したもののしぶとく粘って2着に好走した。前走のマイルチャンピオンシップは17着も、現役トップクラス相手で約3か月の休み明けだっただけに、この一戦だけで見限るのは早計だろう。寒い時季に良績がないのが気がかりだが、ここでは地力上位の存在だ。

カラクレナイ

牝4歳

調教師:松下武士(栗東)

  • 父:ローエングリン
  • 母:バーニングレッド
  • 母の父:アグネスタキオン
ここに注目!

ここ3戦が2桁着順で少し伸び悩んでいるが、2017年のフィリーズレビューで重賞制覇を果たし、桜花賞でも勝ち馬から0秒2差の4着と能力の高さは証明済み。前走のスワンS(16着)後は間隔を空けて立て直しが図られており、まだ見限るのは早計だ。

2017年の初戦となったフィリーズレビューでは、メンバー中最速タイとなる上がり3ハロン34秒4(推定)の瞬発力で直線大外から一完歩ごとに差を詰め、ゴール寸前でレーヌミノル(2着、次走で桜花賞優勝)を捕らえて初の重賞タイトルを獲得。続く桜花賞は4コーナー14番手から直線で4着まで追い上げたが、NHKマイルCは1番人気の支持に応えられず17着と敗れた。約4か月半の休養を経て臨んだ前々走のローズSは、芝1800mの距離で末脚を発揮できず14着。前走のスワンSも瞬発力をそがれる重馬場に16着だったが、この2戦は共に敗因が明らかだ。距離は全3勝を挙げている芝1400mがベストだろうが、桜花賞のレース内容を踏まえれば芝1600mは守備範囲。ここでガラッと変わっても不思議はない。

ブラックムーン

牡6歳

調教師:西浦勝一(栗東)

  • 父:アドマイヤムーン
  • 母:ロイヤルアタック
  • 母の父:ジェネラス
ここに注目!

前々走のマイルチャンピオンシップでは、最後方を追走していたとはいえ、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒8(推定)の末脚を繰り出して、勝ったペルシアンナイトから0秒3差の6着に善戦した。今回のメンバーなら、瞬発力は互角以上だろう。

2017年序盤はひと息の結果だったが、同年6月のオープン特別・米子S(阪神・芝1600m)では、直線で豪快に突き抜けて1分31秒9のコースレコードで快勝。1番人気に支持された中京記念では、4コーナー15番手から勝ち馬ウインガニオンに0秒4差の3着まで追い込み、地力強化を示した。その後は好成績を残せていないが、前々走のマイルチャンピオンシップ(6着)と、58kgの斤量を背負った前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600m、5着)では、共にメンバー中最速の上がり3ハロンタイム(いずれも推定)をマークしており、末脚の切れ味は一級品だ。今回、前半のペースが速くなれば、まとめて差し切るシーンもありそうだ。

アメリカズカップ

牡4歳

調教師:音無秀孝(栗東)

  • 父:マンハッタンカフェ
  • 母:ベガスナイト
  • 母の父:Coronado's Quest
ここに注目!

前々走のオープン特別・カシオペアS(京都・芝1800m)では、不良馬場をものともせず、直線で後続を引き離して3馬身1/2差の快勝。速い時計での決着となった時に少し不安はあるが、重賞勝ち(2017年きさらぎ賞)の実力馬で、侮れない存在だ。

2017年初戦となったきさらぎ賞では、クラシック候補に挙げられていた1番人気のサトノアーサー(2着)の追い上げを退けて重賞タイトルを獲得。クラシック本番の皐月賞(18着)と日本ダービー(17着)は共に2桁着順に敗れ、秋初戦となったオープン特別・ポートアイランドS(阪神・芝1600m)も10着だったが、前々走のオープン特別・カシオペアSでは、積極的なレース運びから直線で馬場の外めを力強く抜け出し勝利を収めた。前走のマイルチャンピオンシップは中団追走から直線の伸びを欠いて16着と大敗したが、これまでの勝ち星・全4勝を4コーナー3番手以内の競馬で挙げている馬。今回、本来の先行力を生かすレースができれば、上位争いも可能だろう。

キョウヘイ

牡4歳

調教師:宮本博(栗東)

  • 父:リーチザクラウン
  • 母:ショウナンアネーロ
  • 母の父:ダンスインザダーク
ここに注目!

2017年1月のシンザン記念では、後のGⅠ馬2頭(ペルシアンナイト=3着、アルアイン=6着)を破って重賞タイトルを獲得。デビュー当初から馬体重が30kg近く増えているように成長力を備えており、ここで約1年ぶりの勝ち星を目指す。

2017年初戦のシンザン記念では重馬場を苦にせず、4コーナー12番手から鮮やかに差し切って快勝。ただ、NHKマイルCが14着、日本ダービーが12着と、春のGTでは好結果を残せなかった。約4か月の休養を挟み、秋初戦のオープン特別・ポートアイランドS(阪神・芝1600m)では、メンバー中最速となる上がり3ハロン33秒5(推定)の末脚で、直線インから猛然と追い込んで3着に好走。その後も前々走のオープン特別・アンドロメダS(京都・芝2000m)が勝ち馬と0秒4差の5着、前走のオープン特別・リゲルS(阪神・芝1600m)が同0秒3差4着と差のない競馬を続けており、キャリアを重ねるごとに地力をつけていることは確かだ。ここも末脚の生きる展開になれば出番がありそうだ。

(京増 正臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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