今週の注目レース

京都金杯(GⅢ)

京都競馬場 1600m(芝・外)ハンデ 4歳以上オープン

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枠順別成績などに特徴があるハンデキャップ重賞

昨年の京都金杯は単勝オッズ1.8倍の支持を集めていたエアスピネルが優勝を果たし、馬単(1390円)、3連複(3260円)、3連単(1万1040円)はそれぞれ導入以降のレース史上最低配当となった。過去10年の単勝人気別成績でも、単勝8番人気以下の馬は優勝例がなく、2着に入ったのも2016年のテイエムタイホー(単勝13番人気)だけ。極端な下位人気馬は苦戦しているレースだ。もっとも、3連単の平均配当(導入された2005年以降)は11万6048円で、高額配当決着となる年も決して珍しくはない。ハンデキャップ競走らしい難解な一戦を読み解くべく、今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

圧倒的に内枠優勢

過去10年の3着以内馬延べ30頭中24頭は、枠番が「1〜4枠」だった。一方、「5〜8枠」だった馬は3着内率7.1%と苦戦している。今年もまずは内寄りの枠に入った馬に注目したいところだ。〔表1〕

〔表1〕枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 3-3-1-13 15.0% 30.0% 35.0%
2枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
3枠 1-3-3-13 5.0% 20.0% 35.0%
4枠 3-1-2-14 15.0% 20.0% 30.0%
5枠 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0%
6枠 0-0-0-19 0% 0% 0%
7枠 0-1-0-21 0% 4.5% 4.5%
8枠 0-1-1-21 0% 4.3% 8.7%
1〜4枠 9-8-7-56 11.3% 21.3% 30.0%
5〜8枠 1-2-3-78 1.2% 3.6% 7.1%

なお、枠番が「5〜8枠」だった馬のうち、前走の4コーナーの通過順が「3番手以下」だった馬の優勝例はなく、3着内率も2.9%にとどまっている。外寄りの枠に入った馬のうち、先行力がそれほど高くない馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕枠番が「5〜8枠」だった馬の、前走の4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
2番手以内 1-1-2-12 6.3% 12.5% 25.0%
3番手以下 0-1-1-66 0% 1.5% 2.9%

GⅠやGⅡにおける実績がポイント

過去10年の3着以内馬延べ30頭中16頭は「前年のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で5着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率28.6%と好走率も比較的優秀だ。前年に今回よりも格の高いレース(GⅠ、GⅡ)で5着以内に入っていた馬は、それなりに高く評価すべきだろう。〔表3〕

〔表3〕「前年のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で5着以内に入った経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-6-5-40 8.9% 19.6% 28.6%
なし 5-4-5-94 4.6% 8.3% 13.0%

なお、「前年のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で5着以内に入った経験がなかった馬のうち、前走の4コーナーの通過順が「7番手以下」だった馬の連対例はなく、3着内率も1.8%にとどまっている。前年のJRAのGⅠかGⅡで5着以内に入った経験がない差し馬は過信禁物だ。〔表4〕

〔表4〕「前年のJRAのGⅠ・JpnⅠかGⅡ・JpnⅡ」で5着以内に入った経験がなかった馬の、前走の4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
6番手以内 5-4-4-39 9.6% 17.3% 25.0%
7番手以下 0-0-1-55 0% 0% 1.8%

前走の着順と距離に注意

過去10年の3着以内馬延べ30頭中22頭は、前走の着順が「6着以内」だった。一方、「7着以下」だった馬は3着内率9.6%と苦戦している。まずは前走で6着以内だった馬に注目したい。〔表5〕

〔表5〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
6着以内 7-8-7-59 8.6% 18.5% 27.2%
7着以下 3-2-3-75 3.6% 6.0% 9.6%

なお、前走の着順が「7着以下」だった馬のうち、そのレースの距離が「1600m以下」だった馬の優勝例はなく、3着内率も4.3%にとどまっている。前走が「7着以下」だった馬を比較する際は、そのレースでの距離を特に重視すべきだろう。〔表6〕

〔表6〕前走の着順が「7着以下」だった馬の、そのレースの距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1600m以下 0-1-1-45 0% 2.1% 4.3%
1700m以上 3-1-2-30 8.3% 11.1% 16.7%

ハンデの重い馬は堅実

過去10年の連対馬延べ20頭中12頭は、ハンデが「56.5kg以上」だった。該当馬は3着内率33.3%と好走率も優秀な水準に達している。過去の戦績に応じた負担重量を課されるハンデキャップ競走だが、どちらかといえば重いハンデを課された実績馬の方が信頼できるレースだ。〔表7〕

〔表7〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
56kg以下 4-4-7-104 3.4% 6.7% 12.6%
56.5kg以上 6-6-3-30 13.3% 26.7% 33.3%
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高齢馬などは割り引きが必要

過去10年の優勝馬10頭は、いずれも6歳以下だった。ちなみに、1963年の第1回までさかのぼっても、7歳以上の馬で優勝を果たしたのは1987年のドウカンヤシマ(7歳)だけである。極端な高齢馬は評価を下げるべきだろう。また、この10頭は馬番が「1〜9番」だった点、前走の距離が「1600m以上」だった点も共通している。〔表1〕〜〔表7〕で挙げた傾向はもちろん、これらのポイントも重視したい。〔表8〕

(伊吹雅也)

〔表8〕優勝馬の「年齢」「馬番」「前走の距離」(過去10年)
年度 優勝馬 年齢 馬番 前走の距離
2008年 エイシンデピュティ 6歳 9番 1800m
2009年 タマモサポート 6歳 8番 1600m
2010年 ライブコンサート 6歳 7番 1800m
2011年 シルポート 6歳 2番 1600m
2012年 マイネルラクリマ 4歳 4番 1600m
2013年 ダノンシャーク 5歳 1番 1600m
2014年 エキストラエンド 5歳 2番 1800m
2015年 ウインフルブルーム 4歳 4番 1800m
2016年 ウインプリメーラ 6歳 7番 1600m
2017年 エアスピネル 4歳 6番 3000m

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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