今週の注目レース

中山金杯(GⅢ)

中山競馬場 2000m(芝)ハンデ 4歳以上オープン

出走馬情報

セダブリランテス

牡4歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:ディープブリランテ
  • 母:シルクユニバーサル
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

デビュー3戦目で臨んだ前々走のラジオNIKKEI賞を勝利。無傷のまま重賞ウイナーになった素質馬だ。前走のアルゼンチン共和国杯で3着となり、初めての敗戦を喫したが、約4か月の休養明けだったことを考慮すれば内容は上々。ここは前進が濃厚だ。

「2017年の秋はセントライト記念から菊花賞へ向かうプランを立てていましたが、調整段階で遅れが生じたため、アルゼンチン共和国杯からの始動になりました。この時は初の他世代相手に加えて芝2500mの距離も初めてでしたが3着に善戦してくれたので、今後の選択肢が広がりました。レース後は短期放牧でリフレッシュし、中山金杯を視野に入れて調整を積んでいますから、好調を維持したまま臨めるでしょう。中山・芝2000mなら、持ち味である立ち回りのうまさが生きるはずです」と、陣営は本馬の活躍に大きな期待を寄せている。前走を使われた上積みが見込める今回は、2度目の重賞制覇の好機だろう。

ウインブライト

牡4歳

調教師:畠山吉宏(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:サマーエタニティ
  • 母の父:アドマイヤコジーン
ここに注目!

前走の福島記念では、好位追走から直線で抜け出すと後続の末脚を完封し、自身2度目の重賞制覇を達成。距離の長かった2017年5月の日本ダービーこそ大敗(15着)したが、芝中距離では豊かな才能をアピールしている。前走と同じ芝2000mなら重賞連勝も十分だろう。

「馬体重そのものは大きく変わりませんが、以前と比べてバランスが良くなり、全体的にパワーアップした感じがします。前々走の毎日王冠(10着)で他世代の一戦級を相手にもまれたことが、いい経験になったのでしょう。前走の福島記念は自分から勝ちに動く競馬で勝利を飾れましたから、収穫の大きな一戦でした。芝2000mの距離で高いパフォーマンスを見せてくれたので、今後の中距離重賞がとても楽しみです」と、厩舎スタッフは本馬の充実ぶりを強調した。5走前のスプリングSを制覇して素質の高さを示していたが、実戦経験を積み重ねてさらに成長。相性のいい中山・芝コースなら、重賞連勝も難しくないだろう。

ダイワキャグニー

牡4歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:トリプレックス
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

2017年春のダービートライアル・プリンシパルS(東京・芝2000m)を1分58秒3の好タイムで優勝。同年秋にはオープン特別・キャピタルS(東京・芝1600m)を優勝した。東京・芝コースで好成績を収めているだけに、今回は右回りコースの克服がポイントになる。

「2017年春に中山で使った(弥生賞、9着)際は、右に行きたがるところがありましたが、今ならスムーズに走ることが可能だと思います。これまでの良績は左回りの東京・芝コースに集中していますので、ここで好結果を残せば今後の選択肢も大きく広がるため、大事な一戦です。前走のオープン特別・キャピタルSを勝った後は約20日間の放牧に出し、この中山金杯を視野に入れて美浦トレーニング・センターに帰厩しました。順調に調整を進められていますから、好調をキープしたまま出走できるでしょう」と、厩舎サイドの期待は膨らんでいる。今回は重賞初制覇のチャンスと見ていいだろう。

ブラックバゴ

牡6歳

調教師:斎藤誠(美浦)

  • 父:バゴ
  • 母:ステイウィズユー
  • 母の父:ステイゴールド
ここに注目!

2歳時の2014年にホープフルSで3着に好走し、2015年1月の京成杯では2着と早い時期から素質の高さを示していた。その後は少し伸び悩んだが、前走のオープン特別・アンドロメダS(京都・芝2000m)を優勝。ここにきて上昇曲線を描いている点は魅力だ。

「前走のオープン特別・アンドロメダS(1着)は、急きょ乗り替わりとなった池添謙一騎手もうまく乗ってくれましたが、それにしても最後の直線では力強い末脚を発揮してくれました。もともと期待の大きかった馬が軌道に乗ってきたので、これからの活躍が楽しみです。そろそろ重賞のタイトルを獲得させたいですね」と、陣営は本馬の手入れに汗を流している。やや伸び悩んだ時期もあったが、昨年に3勝を挙げ復調を果たした印象。その3勝はいずれも芝2000mで、最も得意な距離と言っていいだろう。今回、抜群の距離適性と目下の上昇度を生かせば、待望の重賞初制覇も見えてきそうだ。

カデナ

牡4歳

調教師:中竹和也(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:フレンチリヴィエラ
  • 母の父:French Deputy
ここに注目!

前走の天皇賞(秋)は苦手とする水分を含んだ馬場(不良)で能力を発揮できなかったが、2017年の弥生賞では豪快な末脚を披露して優勝。ハイレベルと言われる世代の素質馬で、良馬場なら一変も可能だ。

「2017年の秋は、距離適性を考慮して菊花賞ではなく天皇賞(秋)への出走を選択しました。ただ、重心の低いフォームで走る馬ですから、天皇賞(秋)の馬場コンディション(不良)には苦戦しました。あの結果(16着)は参考外でしょう。その後は十分に疲れを癒やしてから乗り込みを開始し、相性のいい中山で行われるこのレースを目標に調整しています。良馬場が条件にはなりますが、あらためて期待したいです」と、陣営は巻き返しに意欲を見せている。2017年秋は3歳馬(現4歳)の活躍が目を引いたが、この馬もハイレベル世代の重賞ウイナー。2017年春の弥生賞(1着)で大外を強襲した豪快な末脚を再現できれば、自身3度目の重賞制覇も難しくはないだろう。

マイネルミラノ

牡8歳

調教師:相沢郁(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:パールバーリー
  • 母の父:Polish Precedent
ここに注目!

安定感には欠けるタイプだが、2016年函館記念優勝などの実績があり、中距離適性も十分。前走のチャレンジC(6着)はラストの粘りを欠いたが、前々走の産経賞オールカマーでは4着に健闘しており、ここも気分よく先行できれば侮れない。

「前走のチャレンジC(6着)はハナを切れませんでしたが、2番手からでもスムーズなレースができました。最後の直線ではもう少し粘れるかと思いましたが、それでも徐々に内容は良くなっている感じがします。今回は相性のいい中山・芝コースですから、うまく自分の形に持ち込めれば上位争いに加わることも可能でしょう。8歳になりましたが、まだ馬体に衰えもなく、引き続き状態は良好です」と、スタッフは本馬のケアに力を注いでいる。2017年はオープン特別・福島民報杯(福島・芝2000m、1着)、産経賞オールカマー(4着)などのレースで持ち味を発揮しており、まだまだスピードは健在。有力馬に末脚勝負タイプが多い今回は、展開面からも注目が必要になる。

トーセンマタコイヤ

牡7歳

調教師:加藤征弘(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ミュージカルウェイ
  • 母の父:Gold Away
ここに注目!

ここまで15戦して5勝、2着4回。掲示板(5着以内)を外したのは3回だけという堅実なタイプだ。今回が初めての重賞挑戦になるが、相手なりに走れる特性を生かせば面白い存在。芝2000mで3勝、2着3回という抜群の距離適性にも注目が必要だろう。

「前走の1600万下・ウェルカムS(東京・芝1800m、1着)は、スローペースになりましたが、最後の直線ではこの馬らしい末脚を披露してくれました。その後は美浦のプールと南Wコースを併用して調整を進めており、軽快なフットワークを見せています。これなら好調をキープしたまま臨めるでしょう。少しでも雨が降って水分を含んだ馬場になると持ち味の瞬発力が生きませんが、良馬場なら重賞でも差はないと思います」と、厩舎スタッフは体調の良さに太鼓判を押していた。最も得意とする芝2000mの距離で相手なりに走れる特徴を生かせば、好勝負を演じてもおかしくない。

レアリスタ

牡6歳

調教師:堀宣行(美浦)

  • 父:ステイゴールド
  • 母:トキオリアリティー
  • 母の父:Meadowlake
ここに注目!

順調にレースを使えず、キャリアはまだ10戦だが、その中で5勝をマーク。前走のオープン特別・キャピタルS(東京)は、初めての芝1600mに加えて休養明けもあってか3着に敗れたが、4勝を挙げるベストの芝2000mなら重賞のタイトルに手が届くかもしれない。

「前走のオープン特別・キャピタルSは初めての芝1600m戦でしたが、最後は上々の伸び脚を見せて3着まで追い上げてくれたので、好内容だったと思います。実戦を使うと体に硬さが出る馬でしたが、今はその不安も少なくなっており、体調は上々です。また、以前と比べて背中や腰の状態も良いので、ここは楽しみな一戦になります。ここでも潜在能力は全く見劣りしないはずです」と、陣営は本馬の素質を高く評価している。前走は、オープン特別ながら重賞級の好メンバーがそろっており、3着でも高く評価できる。得意の芝2000mの距離なら、実績上位の馬たちを破って重賞初制覇を飾っても不思議はない。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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