今週の注目レース

ターコイズステークス(GⅢ)

中山競馬場 1600m(芝・外)ハンデ (牝) 3歳以上オープン

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波乱傾向の強い牝馬限定重賞

2015年に重賞に昇格したターコイズSだが、それ以前はオープン特別として行われていた。牝馬限定のハンデキャップ競走という条件は波乱の結果となることが多く、オープン特別時代を含めた過去10年で、1〜3着を単勝5番人気以内の馬が占めたことは2010年の1度しかない。2015年は16頭立ての11番人気馬が優勝し、2着に16番人気、3着にも15番人気の馬が入って大波乱の決着となった。そういった歴史がある一戦の傾向を、オープン特別時代を含めた過去10年の結果からチェックしていこう。

単勝人気とオッズ別の成績をチェック

過去10年の単勝人気別成績を調べると、1番人気馬は2勝、2番人気馬は1勝と、上位人気に支持された馬の成績はいまひとつ。それに対し、3番人気馬が3着内率50%と1、2番人気を上回っている。また、4番人気以下の馬が5勝、2着6回、3着7回と好走例が多くなっているが、7〜9番人気は成績がいまひとつとなっている点は、覚えておいてもいいかもしれない。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
2番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
3番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
4〜6番人気 2-3-4-21 6.7% 16.7% 30.0%
7〜9番人気 1-0-1-28 3.3% 3.3% 6.7%
10番人気以下 2-3-2-50 3.5% 8.8% 12.3%

次に、単勝オッズ別の成績についても調べてみると、「4.9倍以下」の馬は3勝を挙げているものの3着内率は40.0%といまひとつ。また、「15.0〜19.9倍」の馬は2着以内に入っていない。一方で、「20倍以上」の馬が6頭連対しており、単勝オッズ別の成績からも伏兵馬の台頭が多いことがうかがえる。〔表2〕

〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
4.9倍以下 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
5.0〜9.9倍 3-5-5-27 7.5% 20.0% 32.5%
10.0〜14.9倍 1-1-2-19 4.3% 8.7% 17.4%
15.0〜19.9倍 0-0-1-10 0% 0% 9.1%
20.0〜29.9倍 2-1-0-14 11.8% 17.6% 17.6%
30倍以上 1-2-2-41 2.2% 6.5% 10.9%

年齢別の成績もチェック

3歳馬の参戦が多い一戦だが、過去10年の年齢別成績を調べると、3歳で優勝したのは2頭だけだが、2着には7頭入っている。優勝馬は4歳と5歳から4頭ずつ。2着に5歳以上の馬が入っていない点が特徴的だ。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 2-7-4-39 3.8% 17.3% 25.0%
4歳 4-3-2-26 11.4% 20.0% 25.7%
5歳 4-0-3-37 9.1% 9.1% 15.9%
6歳以上 0-0-1-15 0% 0% 6.3%

前走の条件別成績にも特徴あり

過去10年の優勝馬10頭は、前走でGⅠ・JpnⅠか1600万下のいずれかに出走していた。前走がGⅠ・JpnⅠ以外の重賞だった馬は2着以内に入っておらず、前走がオープン特別だった馬も2着以内に入ったのは1頭だけ。今年も出走各馬の前走の条件はチェックしておいた方がいいかもしれない。〔表4〕

〔表4〕前走の条件別成績(過去10年)
前走の条件 成績 勝率 連対率 3着内率
GⅠ・JpnⅠ 5-6-2-19 15.6% 34.4% 40.6%
GⅡ・JpnⅡ、GⅢ・JpnⅢ 0-0-3-27 0% 0% 10.0%
オープン特別 0-1-2-22 0% 4.0% 12.0%
1600万下 5-3-2-42 9.6% 15.4% 19.2%
1000万下 0-0-1-7 0% 0% 12.5%
  • 注記:創設1、2年目で未格付けの交流重賞は「GⅡ・JpnⅡ、GⅢ・JpnⅢ」として集計した

また、前走が1600万下だった馬は過去10年で延べ52頭出走しているが、その52頭を対象に前走の着順別成績を調べてみると、前走で「1着」だった馬は11頭いたものの、3着が1回だけと大不振。逆に、10着以下だった馬が2勝(2008年ザレマ、2014年ミナレット)している点が目立っている。〔表5〕

〔表5〕前走が1600万下だった馬の、そのレースでの着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 0-0-1-10 0% 0% 9.1%
2着 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
3着 0-0-0-3 0% 0% 0%
4、5着 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
6〜9着 1-0-0-11 8.3% 8.3% 8.3%
10着以下 2-1-1-13 11.8% 17.6% 23.5%

牝馬限定戦での成績に要注目!?

過去10年のターコイズSでは、「5走前までに牝馬限定のオープンクラスのレースで7〜10着に入っていた」という馬が毎年連対しており、ここ9年は該当馬が1頭だけ連対している。今年も波乱の可能性が考えられる一戦だけに、こういった傾向が当てはまる馬に注目してみる手もありそうだ。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕5走前までに牝馬限定のオープンクラスのレースで7〜10着に入っていたターコイズS連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 1着 コスモマーベラス 前走 エリザベス女王杯 9着
2着 ザレマ 4走前 オークス 10着
2008年 2着 カレイジャスミン 2走前 関東オークス 7着
2009年 1着 ウェディングフジコ 前走 エリザベス女王杯 8着
2010年 2着 アグネスワルツ 前走 秋華賞 9着
2011年 1着 マイネプリンセス 3走前 マーメイドS 8着
2012年 2着 オメガハートランド 2走前 紫苑S 9着
2013年 2着 ノボリディアーナ 2走前 ローズS 8着
2014年 2着 マーブルカテドラル 2走前 クイーンS 9着
2015年 1着 シングウィズジョイ 前走 秋華賞 10着
2016年 2着 レッツゴードンキ 5走前 ヴィクトリアマイル 10着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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