今週の注目レース

カペラステークス(GⅢ)

中山競馬場 1200m(ダート)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ブルミラコロ

牡5歳

調教師:大久保龍志(栗東)

  • 父:キンシャサノキセキ
  • 母:キングスミール
  • 母の父:Theatrical
ここに注目!

以前は逃げるか2番手追走の形で好走することが多かったが、最近は差す競馬をマスター。前走のオープン特別・室町S(京都・ダート1200m)も好位から鋭い末脚を発揮してのVだけに、価値は高い。安定感抜群のスプリンターが、重賞初制覇に挑む。

「前走のオープン特別・室町Sは、好位に控えて末脚を生かす競馬で勝利を飾れたので、収穫の大きなレースになりました。以前はスピードを生かして前で運ぶ形が多かっただけに、実戦での選択肢が広がったことは意味があると思います。また、ダート1400mで5勝をマークしている馬ですが、今はダート1200mが最適の感じがしますから、今回の舞台もぴったりでしょう。重賞への参戦で相手は強化されますが、目下の状態なら勝機を見いだせそうです」と、厩舎サイドは本馬の成長を感じ取っている様子だ。もともと安定感の光る存在だったが、末脚を生かす形が身についた現在は、さらに崩れるシーンが考えにくくなってきた。今回、勢いに乗っての重賞初制覇が期待される。

グレイスフルリープ

牡7歳

調教師:橋口慎介(栗東)

  • 父:ゴールドアリュール
  • 母:ラビットフット
  • 母の父:Seeking the Gold
ここに注目!

前走のコリアスプリント(韓国G1、ソウル・ダート1200m)を2番手追走から抜け出して優勝。海外でタイトルを獲得して勢いに乗っている一頭だ。帰国初戦の今回は仕上がりがポイントになるが、調教の動きは軽快なので心配無用だろう。

「前走のコリアスプリント(韓国G1、1着)は、余裕を持って抜け出す強いレースができたので、今後の活躍が楽しみになりました。帰国後はひと息入れて疲れを癒やしてから、栗東の坂路で乗り込みを開始しました。このカペラSを目標にじっくり乗り込みを進めていますから、上々の出走態勢が整うでしょう。中山・ダートコースは初めてになりますが、長距離輸送には慣れていますし、コース形態の似た阪神・ダートコースでも好成績を収めているので、不安はありません」と、陣営は本馬の充実ぶりをアピールした。すでに7歳だが、まだ心身共に衰えは感じられず、スピードも健在。待望のJRA重賞初制覇へ向けて、機は熟した。

スノードラゴン

牡9歳

調教師:高木登(美浦)

  • 父:アドマイヤコジーン
  • 母:マイネカプリース
  • 母の父:タヤスツヨシ
ここに注目!

2014年のスプリンターズS(新潟・芝1200mで開催)の優勝馬。9歳馬だが、今年のスプリンターズSで勝ち馬から0秒1差の4着に善戦しており、その末脚は健在だ。また、中山・ダートで5勝というコース適性の高さにも注目が必要になる。

「前走のJBCスプリント(JpnⅠ、大井・ダート1200m)は、ラストの伸びがひと息で上位に食い込むことはできませんでしたが、この中間も上々の動きを見せており、状態面に不安はありません。まだ能力の衰えは感じられず、馬体の張りも好調時のものがあります。1200mなら芝・ダートを問わず能力を発揮してくれますから、ここはあらためて期待しています」と、スタッフはGⅠホースのケアに懸命だ。唯一のGⅠ勝ちは芝で挙げたものだが、ダートでも通算7勝をマークしている。中山・ダート1200mは〔5・2・1・1〕の成績で、今回の舞台への適性も備えている。今回、ベテランホースのレースぶりに注目だ。

サイタスリーレッド

牡4歳

調教師:佐藤正雄(栗東)

  • 父:ダノンシャンティ
  • 母:ユメノラッキー
  • 母の父:Salt Lake
ここに注目!

今年の3月に500万下(阪神・ダート1200m)を制すと、一気の4連勝でオープン特別・栗東S(京都・ダート1400m)も快勝した。前走のオープン特別・室町S(京都・ダート1200m)こそ13着と大敗を喫したが、この一戦だけで見限るのは早計だろう。

「1番人気に支持された前走のオープン特別・室町S(13着)は、不良馬場に加え、もまれる形になったことで馬が走る気を失ったようです。もともと、もまれ弱い面を持っていましたが、前走はそれがまともに出た感じですね。ただ、中間の調教ではこの馬らしい動きを見せていますから、調子落ちの心配はないでしょう。乾いた馬場で、すんなり行ける競馬ができれば巻き返せるはずなので、あらためて期待しています」と、陣営は捲土重来を期している。今年の3月から4連勝を記録して勢いに乗ると、前々走のオーバルスプリント(JpnⅢ、浦和・ダート1400m)で重賞初制覇。この1年で大きな成長を遂げたダートのスプリンターが、初の中山競馬場で重賞2勝目を目指す。

コーリンベリー

牝6歳

調教師:小野次郎(美浦)

  • 父:サウスヴィグラス
  • 母:コーリンラヴィアン
  • 母の父:ミシックトライブ
ここに注目!

2015年のJBCスプリント(JpnⅠ、大井・ダート1200m)優勝を筆頭に交流重賞を3勝しているスプリンター。3歳時の2014年にはダート1600mのユニコーンSで2着の実績を残しているが、ベストはダート1200mだろう。ここも目が離せない一頭だ。

「休養明けで臨んだ前々走の東京盃(JpnⅡ、6着)は、プラス12kgと太めが残っていたせいかラストで失速しましたが、前走のJBCスプリント(JpnⅠ、共に大井・ダート1200m)ではマイナス10kgと馬体も絞れて、この馬のスピードを生かせました。結果は6着でしたが、勝ったニシケンモノノフとは0秒3差でゴールインしていますから、着順以上に内容は良かったと思います。この中間も動きに硬さは見られず、今回も好調をキープしたまま出走できるでしょう。中山・ダートコースも問題ありませんので、スタートさえスムーズならチャンスがありそうです」と、スタッフは厩舎の看板ホースに期待を寄せている。本レースで初のJRA重賞制覇に挑む。

ノボバカラ

牡5歳

調教師:天間昭一(美浦)

  • 父:アドマイヤオーラ
  • 母:ノボキッス
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

昨年の本レース優勝馬で、今回は連覇を目指しての登場になる。ここ3戦で二桁着順が2回あるように安定感は欠けるタイプだが、前々走のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ、盛岡・ダート1600m)ではコパノリッキーに次ぐ2着に好走。ここでは地力上位の存在だ。

「前走のJBCスプリント(JpnⅠ、大井・ダート1200m)は12着と案外の結果でしたが、もともと安定感はそれほどないタイプです。この中間の調教では軽快なフットワークを見せていますから、体調面に問題はないでしょう。カペラSは昨年も優勝している相性のいいレースなので、今年も好結果を残せればいいですね」と、厩舎スタッフは連覇に向けて前向きな姿勢を見せている。ここまでJRAのダート重賞を2勝(昨年のプロキオンSとカペラS)しているように、今回のメンバーに入っても実績では上位にランクされる存在。前々走のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ)でコパノリッキーの2着に好走した点も、忘れてはならない。

ディオスコリダー

牡3歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:カネヒキリ
  • 母:エリモトゥデイ
  • 母の父:ワイルドラッシュ
ここに注目!

まだレースキャリアが10戦で、これからの成長が楽しみな3歳馬。前走の1600万下・西陣S(京都・ダート1200m)では、それまでの先行策とは異なり、差すレースで勝った点は高く評価できる。素質馬がいよいよ軌道に乗ってきた印象だ。

「前走の1600万下・西陣Sは、R.ムーア騎手がうまく乗ってくれたことも大きかったですが、それにしても今までにない強いレースができました。それまでは先行して押し切るパターンが多かったですが、前走のような末脚を生かして差す競馬ができたことは大きな収穫です。まだレース前にテンションが高くなる点など課題は残っていますが、キャリアからも成長の余地は大きいはずですから、今後の活躍を期待しています」と、陣営は本馬の将来を楽しみにしている。今年の春にはUAEへ遠征して2戦を経験。同国では結果を出せなかったものの、帰国後は4戦して2勝、3着2回の好成績を残している。前走Vで勢いに乗った3歳の素質馬が、歴戦の強敵相手に重賞初制覇を狙う。

ブルドッグボス

牡5歳

調教師:小久保智(浦和)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:リファールカンヌ
  • 母の父:デインヒル
ここに注目!

JRAから浦和に移籍した後、今年8月のクラスターC(JpnⅢ、盛岡・ダート1200m)を優勝。前走のJBCスプリント(JpnⅠ・大井・ダート1200m)でも、直線で目を引く末脚を繰り出し3着に入った。JRA所属時に中山・ダート1200mで2勝を挙げており、舞台適性は十分だ。

「浦和に移籍してきてからも安定したレースを続けており、引き続き体調は良好です。前走のJBCスプリント(JpnⅠ、3着)は好メンバーのそろった一戦でしたが、最後の直線ではいい伸び脚を見せてくれたので、今後がさらに楽しみになりました。JRA所属時に中山・ダート1200mは経験済みですから、今回の条件にも不足はないはずです。ここで成長した姿を披露してほしいですね」と、スタッフは本馬の近況の良さに自信を深めている。JRA在籍時にも堅実な戦績を残していたが、地方・浦和移籍後も常に上位争いへ顔を出しており、充実ぶりが顕著。前走で見せた末脚を再び使うことができれば、JRA勢を一蹴する快走を見せることも可能だろう。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

ページトップへ戻る
表示モード: