今週の注目レース

スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)

中山競馬場 3600m(芝)別定 3歳以上オープン

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騎手の駆け引きに見どころがある長距離重賞

JRAの平地競走で最も距離が長いのがステイヤーズS。馬場を丸2周するのも、JRAの平地競走ではこのレースだけとなっている。コーナーを8回通過する特殊な一戦は、各騎手の駆け引きも見どころの一つとなる。その一戦の傾向を、過去10年の結果を元に見ていくことにしよう。

出走馬と騎手の所属に注目

過去10年の出走馬は、美浦所属の関東馬が延べ77頭、栗東所属の関西馬が延べ71頭と同じくらいの数ではあるが、勝率、連対率、3着内率ともに関西馬が上回っている。しかし、騎手の所属別成績では、栗東所属の騎手の優勝がない。ちなみに、栗東所属の騎手が最後に優勝したのは、1997年(河内洋騎手、メジロブライト)となっている。〔表1〕〔表2〕

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕出走馬の所属別成績(過去10年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
美浦 4-2-3-68 5.2% 7.8% 11.7%
栗東 6-8-7-50 8.5% 19.7% 29.6%
〔表2〕騎手の所属別成績(過去10年)
所属 成績 勝率 連対率 3着内率
美浦 7-7-8-91 6.2% 12.4% 19.5%
栗東 0-3-2-15 0% 15.0% 25.0%
外国人騎手 3-0-0-12 20.0% 20.0% 20.0%
  • 注記:M.デムーロ騎手、C.ルメール騎手は、通年免許取得前は「外国人騎手」、通年免許取得後は「栗東」として集計

単勝オッズ別の成績もチェック

過去10年の優勝馬10頭のうち8頭は、単勝オッズが15倍未満だった。中でも、「3.0〜3.9倍」の馬が3着内率100%という点に注目できる。しかし、「2.9倍以下」の支持を集めた馬が3着内率40.0%といまひとつの成績になっている。〔表3〕

〔表3〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
3.0〜3.9倍 2-1-2-0 40.0% 60.0% 100%
4.0〜6.9倍 1-1-3-12 5.9% 11.8% 29.4%
7.0〜9.9倍 1-4-1-10 6.3% 31.3% 37.5%
10.0〜14.9倍 2-1-0-10 15.4% 23.1% 23.1%
15.0〜19.9倍 0-2-1-6 0% 22.2% 33.3%
20倍以上 2-1-3-77 2.4% 3.6% 7.2%

馬番別成績に特徴が

コーナー8回、3600mという長距離戦ではあるが、馬番別の成績には特徴がある。過去10年の優勝馬10頭中9頭は「9番より内」、2着馬10頭中9頭は「7番より外」、そして3着馬10頭中8頭は「8番より内」となっている。フォーメーションを組む際に、この分布を参考にしてみる手はあるかもしれない。〔表4〕

〔表4〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 2-0-4-14 10.0% 10.0% 30.0%
3、4番 4-1-0-15 20.0% 25.0% 25.0%
5、6番 1-0-1-18 5.0% 5.0% 10.0%
7、8番 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0%
9、10番 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0%
11、12番 0-3-0-17 0% 15.0% 15.0%
13、14番 0-2-2-13 0% 11.8% 23.5%
15、16番 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%

前走のレース別成績もチェック

過去10年の出走馬の成績を前走のレース別に分類してみると、前走がGⅠだった馬で2着以内に入ったのは、「菊花賞」から臨んだ2頭だけ。ちなみに、その2頭はいずれも菊花賞で2着に入っていた。また、「アルゼンチン共和国杯」から臨んだ馬が、延べ58頭と最も多いが、その「アルゼンチン共和国杯」組を対象に、同レースでの単勝人気別にステイヤーズSでの成績を調べると、「10番人気以下」だった馬がステイヤーズSで上位に入ったケースも少なくないが、好走率が高いのは「9番人気以内」だった馬となっている。〔表5〕〔表6〕

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
菊花賞 1-1-0-5 14.3% 28.6% 28.6%
その他のGⅠ 0-0-1-5 0% 0% 16.7%
アルゼンチン共和国杯 7-2-5-44 12.1% 15.5% 24.1%
その他のGⅡ 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0%
GⅢ 0-0-0-7 0% 0% 0%
オープン特別 0-3-1-16 0% 15.0% 20.0%
条件クラス 1-3-2-29 2.9% 11.4% 17.1%
〔表6〕前走がアルゼンチン共和国杯だった馬の、アルゼンチン共和国杯での単勝人気別成績(過去10年)
前走の人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1〜5番人気 1-2-2-6 9.1% 27.3% 45.5%
6〜9番人気 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
10番人気以下 3-0-2-32 8.1% 8.1% 13.5%

2走前までの成績にも要注目

過去10年のステイヤーズSでは、「2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内、もしくは前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利していた」という馬が2010年を除き連対している。昨年は該当馬のワンツーとなっており、今年もこれに該当する馬が出走してきたら、チェックしておくことをおすすめしたい。〔表7〕

(浅野靖典)

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕2走前までに京都競馬場の重賞で10着以内、もしくは前走で京都競馬場の条件クラスのレースを勝利していたステイヤーズS連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 1着 マキハタサイボーグ 2走前 京都大賞典 7着
2008年 2着 フローテーション 前走 菊花賞 2着
2009年 1着 フォゲッタブル 前走 菊花賞 2着
2011年 1着 マイネルキッツ 前走 京都大賞典 7着
2012年 1着 トウカイトリック 2走前 天皇賞(春) 8着
2013年 1着 デスペラード 2走前 京都大賞典 10着
2014年 1着 デスペラード 2走前 京都大賞典 8着
2015年 1着 アルバート 前走 比叡S(1600万下) 1着
2016年 1着 アルバート 2走前 天皇賞(春) 6着
2着 ファタモルガーナ 前走 京都大賞典 9着
  • 注記:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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