今週の注目レース

エリザベス女王杯(GⅠ)

京都競馬場 2200m(芝・外)定量 (牝) 3歳以上オープン

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秋の牝馬の頂上決戦

3歳以上の牝馬が目指す秋の大舞台がエリザベス女王杯。すでにタイトルを獲得している実績馬と、初タイトルを目指す馬が激突する舞台でもあるこの一戦は、過去10回のうち5回で単勝6番人気以下の馬が2着以内に入っている。昨年は府中牝馬Sを制したクイーンズリングがその勢いのままに優勝したが、2着には12番人気のシングウィズジョイが入った。今年も伏兵馬の台頭には要注意。まずは過去10年のデータから傾向を見ていくことにしよう。

年齢別成績をチェック

過去10年の出走馬の成績を年齢別に分類してみると、3歳馬の連対率が最も高く、4歳馬がそれに続いており、5歳以上の馬は苦戦傾向にある。ちなみに、5歳で優勝した2頭は、2009年のクィーンスプマンテ(単勝11番人気)と、2012年のレインボーダリア(単勝7番人気)で、共に関東馬だった。〔表1〕

〔表1〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 4-4-3-36 8.5% 17.0% 23.4%
4歳 4-3-6-42 7.3% 12.7% 23.6%
5歳 2-2-0-43 4.3% 8.5% 8.5%
6歳 0-1-1-12 0% 7.1% 14.3%
7歳以上 0-0-0-6 0% 0% 0%

単勝人気別の成績もチェック

過去10年の単勝人気別成績を調べると、3着内率80.0%と1番人気馬が好成績。4着以下に敗れた2頭には、「前走がGⅡで、3番人気以内に支持されていたが、5着以下に敗れていた」という共通点があった。また、優勝馬、2着馬、3着馬はそれぞれ10頭中7頭が単勝4番人気以内だった。次に、単勝オッズ別成績も調べてみると、単勝「2.9倍以下」の支持を受けた馬が3着内率100%となっている点は注目できるだろう。伏兵馬が台頭するケースは多いものの、基本的には上位人気馬が優勢と言える。〔表2〕〔表3〕

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表2〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-4-2-2 20.0% 60.0% 80.0%
2番人気 1-2-3-4 10.0% 30.0% 60.0%
3番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
4番人気 2-0-2-6 20.0% 20.0% 40.0%
5番人気 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
6、7番人気 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
8〜10番人気 0-0-0-30 0% 0% 0%
11、12番人気 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0%
13番人気以下 0-0-0-49 0% 0% 0%
〔表3〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 2-2-2-0 33.3% 66.7% 100.0%
3.0〜4.9倍 1-4-1-3 11.1% 55.6% 66.7%
5.0〜9.9倍 3-1-3-13 15.0% 20.0% 35.0%
10.0〜19.9倍 2-1-4-21 7.1% 10.7% 25.0%
20.0〜29.9倍 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0%
30.0〜49.9倍 0-0-0-21 0% 0% 0%
50.0〜99.9倍 1-2-0-31 2.9% 8.8% 8.8%
100倍以上 0-0-0-31 0% 0% 0%

馬番別の成績にも特徴あり

過去10年の馬番別成績を調べると、優勝馬10頭中6頭が「1〜8番」で、2着馬は10頭中8頭が「9〜18番」、3着馬は10頭中7頭が「1〜8番」となっているのが特徴的だ。このあたりはフォーメーションを組むときに参考にできるデータと言えるかもしれない。〔表4〕

〔表4〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1、2番 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
3、4番 2-0-2-15 10.5% 10.5% 21.1%
5、6番 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%
7、8番 2-0-2-16 10.0% 10.0% 20.0%
9、10番 0-2-0-18 0% 10.0% 10.0%
11、12番 1-3-0-15 5.3% 21.1% 21.1%
13、14番 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
15、16番 2-1-2-12 11.8% 17.6% 29.4%
17、18番 1-2-0-11 7.1% 21.4% 21.4%

前走のレース別成績に偏りあり

過去10年の出走馬について前走のレース別成績を調べてみると、最も優勝が多いのは「秋華賞」組の3勝。前走が「海外のG1」だった馬が2勝しているが、共にイギリス調教馬のスノーフェアリーが挙げたもの。その他では、「府中牝馬S」から臨んだ馬は1着と2着が各2回となっているが、3着内率は12.3%にとどまっている。エリザベス女王杯の主要な前哨戦という位置付けではあるが、苦戦傾向にあると考えてもいいだろう。逆に、好成績を残しているのは前走が「その他の国内のGⅡ」だった馬。中でもオールカマーから臨んだ馬は、延べ5頭が出走し、2勝2着1回と活躍している。〔表5〕

〔表5〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
秋華賞 3-3-3-25 8.8% 17.6% 26.5%
同年上半期の国内GⅠ 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
海外のG1 2-0-0-3 40.0% 40.0% 40.0%
府中牝馬S 2-2-4-57 3.1% 6.2% 12.3%
その他の国内のGⅡ 3-3-1-11 16.7% 33.3% 38.9%
その他の国内のGⅢ 0-1-0-6 0% 14.3% 14.3%
海外のG2、G3 0-0-0-3 0% 0% 0%
それ以外のレース 0-1-1-31 0% 3.0% 6.1%

同年のGⅠで苦戦していた馬に要注意

過去10年のエリザベス女王杯では、「同年のGⅠで6着以下に敗れていた」という経験があった馬が2011年を除いて毎年1頭だけ連対している。今年もこのような経験を持つ馬が出走しているかどうか、チェックしておくことをおすすめしたい。〔表6〕

〔表6〕同年のGⅠで6着以下に敗れていたエリザベス女王杯連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 2着 フサイチパンドラ ヴィクトリアマイル 12着
2008年 1着 リトルアマポーラ 秋華賞 6着
2009年 2着 テイエムプリキュア 天皇賞(春) 18着
2010年 2着 メイショウベルーガ 宝塚記念 6着
2012年 1着 レインボーダリア ヴィクトリアマイル 12着
2013年 1着 メイショウマンボ 桜花賞 10着
2014年 1着 ラキシス ヴィクトリアマイル 15着
2015年 2着 ヌーヴォレコルト ヴィクトリアマイル 6着
2016年 1着 クイーンズリング ヴィクトリアマイル 8着
  • 備考:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
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4走以上前から同じ騎手とコンビを組んでいる馬が4連勝中

過去4年のエリザベス女王杯では、「4走以上前から同じ騎手が騎乗している」という馬が優勝している。牝馬限定重賞の中では、オークスの次に距離が長い一戦。それだけに、連続で騎乗して馬の特徴を把握している騎手が騎乗した馬が活躍しているのかもしれない。〔表7〕

(浅野靖典)

〔表7〕4走以上前から同じ騎手が騎乗している馬が4連勝中
年度 優勝馬 連続して騎乗している騎手
2013年 メイショウマンボ 武幸四郎騎手 4走前から
2014年 ラキシス 川田将雅騎手 7走前から
2015年 マリアライト 蛯名正義騎手 5走前から
2016年 クイーンズリング M.デムーロ騎手 4走前から

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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