今週の注目レース

京都大賞典(GⅡ)

京都競馬場 2400m(芝・外)別定 3歳以上オープン

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中長距離戦線のさらなる高みへ

2015年はラブリーデイが、2016年はキタサンブラックが秋の始動戦として京都大賞典に出走、その後のGⅠ戦線に向けて弾みをつける勝利を飾っている。今年も秋のビッグレースの行方を占う一戦として、注目を集めることだろう。ここでは、過去10年の結果をもとにレース傾向をチェックしていこう。

夏場に休養していた馬が優勢

過去10年の出走馬の前走の月別成績を調べてみると、前走「6月」組が好走率でトップとなっている。また、連対率・3着内率では「同年4月以前」組も上位となっており、休養明けで京都大賞典に出走してきた馬が好走する確率が高くなっている。前走が7月以降だった馬の中では、4頭の勝ち馬を送り出す「9月」組の好走率が高くなっている。それに対し、前走「7、8月」組は苦戦気味だ。〔表1〕

〔表1〕前走の月別成績(過去10年)
前走の月 成績 勝率  連対率 3着内率
同年4月以前 1-2-2-8 7.7% 23.1% 38.5%
5月 0-3-1-13 0% 17.6% 23.5%
6月 4-2-5-15 15.4% 23.1% 42.3%
7、8月 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
9月 4-2-2-26 11.8% 17.6% 23.5%

直近の重賞での成績に注目

過去10年の出走馬について、過去2走以内に出走していた、直近の国内GⅡ・GⅢでの着順別に成績をまとめると、「1着」組が3着内率57.1%など高い好走率をマークしている。また、「2着以下」組と「国内GⅡ・GⅢ不出走」組の好走率を比較すると、「2着以下」の方が高くなっているが、過去2走で国内GⅡ・GⅢ不出走だった馬の中でも“過去2走ともGⅠ(海外含む)”だった馬に限れば〔2・2・3・11〕(勝率11.1%、連対率22.2%、3着内率38.9%)と、「2着以下」組を上回る成績を残している。〔表2〕

〔表2〕過去2走以内に出走していた、直近の国内GⅡ・GⅢでの着順別成績(過去10年)
着順 成績 勝率  連対率 3着内率
1着 2-1-1-3 28.6% 42.9% 57.1%
2着以下 6-6-6-48 9.1% 18.2% 27.3%
国内GⅡ・GⅢ不出走 2-3-3-29 5.4% 13.5% 21.6%

また、過去2走以内の直近の国内GⅡ・GⅢで2着以下に敗れていた馬は延べ66頭中18頭が3着以内に入っているが、その66頭について、該当したレースでの優勝馬とのタイム差別に成績を調べてみると、「0秒1以内」と「0秒2〜0秒4」の2組が3着内率で40%以上の数値を記録している。過去2走以内の直近のGⅡ・GⅢで敗れていた馬であっても、優勝馬とのタイム差が0秒4以内であれば、大きく評価を下げる必要はなさそうだ。〔表3〕

〔表3〕前項で「2着以下」だった馬の、該当したレースでの優勝馬とのタイム差別成績(過去10年)
タイム差 成績 勝率  連対率 3着内率
0秒1以内 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
0秒2〜0秒4 1-1-2-5 11.1% 22.2% 44.4%
0秒5〜0秒9 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8%
1秒0以上 1-3-1-24 3.4% 13.8% 17.2%

伏兵馬の台頭も警戒

過去10年の単勝人気別成績を調べると、優勝馬10頭中9頭は5番人気以内に支持されていた。好走率でも上位人気馬の数値が高くなっている。それに続く「6〜9番人気」組は優勝こそないが、2着は5回を数え、連対率・3着内率で「5番人気」組を上回っている。伏兵馬の台頭についても警戒しておいた方が得策だろう。〔表4〕

〔表4〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率  連対率 3着内率
1番人気 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0%
2番人気 2-1-3-4 20.0% 30.0% 60.0%
3番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
4番人気 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
5番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
6〜9番人気 0-5-3-31 0% 12.8% 20.5%
10番人気以下 1-0-0-20 4.8% 4.8% 4.8%
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芝2400m以上の重賞での成績に注目

2013年以降の過去4年の優勝馬について、過去3走以内における芝2400m以上の重賞での成績を調べると、これら4頭はいずれも過去3走以内に一度だけ芝2400m以上の重賞に出走しており、1頭はそのレースで「1着」、残る3頭は2着以下に敗れていたものの優勝馬とのタイム差は0秒6以内だった。近走で出走していた芝2400m以上の重賞での成績はチェックしておきたい。〔表5〕

(河野道夫)

〔表5〕優勝馬の過去3走以内における芝2400m以上の重賞での成績(過去4年)
年度 優勝馬 過去3走以内の芝2400m以上の重賞での成績
2013年 ヒットザターゲット 目黒記念・0秒4差4着
2014年 ラストインパクト 天皇賞(春)・0秒6差9着
2015年 ラブリーデイ 天皇賞(春)・0秒5差8着
2016年 キタサンブラック 天皇賞(春)・1着

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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