今週の注目レース

毎日王冠(GⅡ)

東京競馬場 1800m(芝)別定 3歳以上オープン

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大舞台を見据えたトップホースが集う注目の前哨戦

グレード制が導入された1984年以降の天皇賞(秋)の3着以内馬延べ99頭中、3分の1を超える36頭は、同年の毎日王冠で5着以内に入っていた。同じく1984年以降のマイルチャンピオンシップの連対馬延べ66頭中、3分の1を超える24頭は、同年の毎日王冠で9着以内に入っていた。この他にも2015年の毎日王冠を制したエイシンヒカリが同年末に遠征した香港Cで優勝を果たすなど、毎日王冠は秋シーズンに行われる国内外のビッグレースと密接な関連性があるレースだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

前走を勝っていた馬は堅実

前走の着順別成績を調べると、前走で「1着」だった馬が3着内率38.7%と優秀な成績を収めている。今年もまずは前走を勝っていた馬に注目すべきだろう。〔表1〕

〔表1〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 5-4-3-19 16.1% 29.0% 38.7%
2着以下 5-6-7-80 5.1% 11.2% 18.4%

なお、前走の着順が「2着以下」だった馬のうち、そのレースの距離が「1800m未満」だった馬は3着内率10.5%とやや苦戦している。ちなみに、1着となったのは2008年のスーパーホーネットが最後だ。前走が今回より短い距離のレース、かつそのレースで「2着以下」に敗れていた馬は評価を下げたい。〔表2〕

〔表2〕前走の着順が「2着以下」だった馬の、前走の距離別成績(過去10年)
前走の距離 成績 勝率 連対率 3着内率
1800m未満 1-3-0-34 2.6% 10.5% 10.5%
1800m以上 4-3-7-46 6.7% 11.7% 23.3%

外枠が不振

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、馬番が「1〜8番」だった。一方、「9〜16番」だった馬は3着内率が8.2%にとどまっている。内寄りの馬番に入った馬を重視すべきレースと言えるだろう。〔表3〕

〔表3〕馬番別成績(過去10年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 0-0-3-7 0% 0% 30.0%
2番 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
3番 0-2-1-7 0% 20.0% 30.0%
4番 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
5番 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
6番 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
7番 1-3-1-5 10.0% 40.0% 50.0%
8番 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
9番 0-0-0-10 0% 0% 0%
10番 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
11番 0-0-0-9 0% 0% 0%
12番 0-0-0-6 0% 0% 0%
13番 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
14番 0-0-0-4 0% 0% 0%
15番 0-0-0-3 0% 0% 0%
16番 0-0-0-2 0% 0% 0%
1〜8番 8-9-9-54 10.0% 21.3% 32.5%
9〜16番 2-1-1-45 4.1% 6.1% 8.2%
  • 備考:フルゲートは18頭だが、17頭以上出走した年はなし

ちなみに、出走頭数が14頭以上だった年(2007、2008、2012、2014年)の馬番別成績を調べると、「9〜16番」の馬は3着以内に入った例がない。出走頭数が多いと、外寄りの馬番に入った馬はより苦戦している。〔表4〕

〔表4〕出走頭数が14頭以上だった年の、馬番別成績(2007、2008、2012、2014年)
馬番 成績 勝率 連対率 3着内率
1番 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
2番 2-0-0-2 50.0% 50.0% 50.0%
3番 0-1-0-3 0% 25.0% 25.0%
4番 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
5番 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
6番 0-1-0-3 0% 25.0% 25.0%
7番 1-1-0-2 25.0% 50.0% 50.0%
8番 0-1-2-1 0% 25.0% 75.0%
9番 0-0-0-4 0% 0% 0%
10番 0-0-0-4 0% 0% 0%
11番 0-0-0-4 0% 0% 0%
12番 0-0-0-4 0% 0% 0%
13番 0-0-0-4 0% 0% 0%
14番 0-0-0-4 0% 0% 0%
15番 0-0-0-3 0% 0% 0%
16番 0-0-0-2 0% 0% 0%
1〜8番 4-4-4-20 12.5% 25.0% 37.5%
9〜16番 0-0-0-29 0% 0% 0%
  • 備考:フルゲートは18頭だが、17頭以上出走した年はなし

左回りのレースに実績のある馬が中心

過去5年の3着以内馬15頭は、いずれも「前年以降に、東京もしくは新潟競馬場で行われたオープンクラスのレース」において連対経験がある馬だった。該当馬は3着内率36.6%と好走率も高い。2011年以前はこの経験がない馬も好走していたが、近年の傾向を重視するなら、前年以降に左回りの競馬場で実績を残している馬に注目すべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前年以降に、東京もしくは新潟競馬場で行われたオープンクラスのレースでの連対経験の有無別成績(過去5年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-5-26 12.2% 24.4% 36.6%
なし 0-0-0-26 0% 0% 0%

近年は馬体重の重い馬が不振

過去5年の3着以内馬15頭中13頭は、前走が「国内もしくは香港のレース」で、そのレースでの馬体重が「500kg未満」だった。一方、「500kg以上」だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.7%にとどまっている。近年の傾向からは、馬体重が重い馬も過信禁物と見るべきかもしれない。〔表6〕

〔表6〕前走の馬体重別成績(過去5年)
前走の馬体重 成績 勝率 連対率 3着内率
500kg未満 5-3-5-27 12.5% 20.0% 32.5%
500kg以上 0-2-0-24 0% 7.7% 7.7%
  • 備考:前走が香港だった馬は1ポンド=0.453kg(小数点以下切り捨て)で計算、馬体重発表のないイギリスのレースだった馬を除く
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年齢や前走の着順にも注目したい

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも年齢が「6歳以下」、かつ前走の着順が「5着以内」だった。「7歳以上」の馬や、前走で大敗を喫していた馬は評価を下げたいところだ。また、この5頭は「前年以降の東京もしくは新潟競馬場で行われたオープンクラスのレース」で優勝経験があった点、前走の馬体重が「500kg未満」だった点も共通している。〔表5〕や〔表6〕で挙げた傾向も重要なポイントと言えるだろう。〔表7〕

(伊吹雅也)

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「年齢」「前走の着順」「前年以降の東京もしくは新潟競馬場で行われたオープンクラスのレースでの最高着順」「前走の馬体重」(過去5年)
年度 優勝馬 年齢 前走の着順 前年以降の東京もしくは新潟競馬場で行われたオープンクラスのレースでの最高着順 前走の
馬体重
2012年 カレンブラックヒル 3歳 1着 1着(2012年NHKマイルC) 460kg
2013年 エイシンフラッシュ 6歳 3着 1着(2012年天皇賞・秋) 481kg
2014年 エアソミュール 5歳 5着 1着(2014年白富士S) 494kg
2015年 エイシンヒカリ 4歳 1着 1着(2015年エプソムCほか) 494kg
2016年 ルージュバック 4歳 1着 1着(2016年エプソムC) 452kg
  • 備考:前走が香港だった馬は1ポンド=0.453kg(小数点以下切り捨て)で計算

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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