今週の注目レース

毎日王冠(GⅡ)

東京競馬場 1800m(芝)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

ソウルスターリング

牝3歳

調教師:藤沢和雄(美浦)

  • 父:Frankel
  • 母:スタセリタ
  • 母の父:Monsun
ここに注目!

今年のオークスを快勝した3歳牝馬。馬場コンディション(稍重)がこたえた印象の桜花賞こそ3着だったが、ここまでの通算成績は6戦5勝と素晴らしいものがある。今回、53kgの斤量を生かせば他世代の馬が相手でも勝機は十分だ。

「もともと牝馬にしては馬格のあるタイプですが、夏場の放牧でさらにしっかりしてきた感じがします。また、精神面の成長も感じられるので、秋の活躍が楽しみです。今回は他世代のトップクラスも出走してきますが、この馬も東京・芝コースではすごく上手に走ってくれますから、今後を占う意味でも大事な一戦です」と、厩舎サイドは本馬の仕上げに力を注いでいる。前走のオークスを2分24秒1の好タイムで優勝し、2つ目のGⅠタイトルを獲得。今回は4歳以上の強豪が相手で試金石の一戦になるが、この馬も春からの成長を感じさせるだけに、期待は膨らむ一方だ。

サトノアラジン

牡6歳

調教師:池江泰寿(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:マジックストーム
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

前走の安田記念では最後の直線で大外を強襲して抜け出し、念願のGⅠ制覇を達成した。今回は芝1800mへ距離が延長されるが、これまでに同距離で〔1・1・1・2〕の成績をマーク。芝2000mでも2勝を挙げており、対応可能だろう。

「前走の安田記念で待望のGⅠ制覇を達成できたので、夏場は予定通りに放牧へ出して英気を養いました。9月になってから栗東トレーニング・センターの坂路とCWコースを併用して乗り込みを進めています。動きもひと追いごとに力強くなっていますから、上々の仕上がりで秋の初戦に出走できるでしょう。直線の長い東京・芝コースはこの馬にぴったりですし、次走に予定している天皇賞(秋)へ向けて期待が膨らむような内容を見せてほしいです」と、陣営は本馬に信頼を寄せている。馬場コンディションや展開に左右されやすいタイプで、なかなかGⅠを勝てないでいたが、前走の安田記念で念願のビッグタイトルを獲得。この秋、さらなる活躍が期待される。

グレーターロンドン

牡5歳

調教師:大竹正博(美浦)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ロンドンブリッジ
  • 母の父:ドクターデヴィアス
ここに注目!

まだキャリアは8戦も、6勝をマークしており今後の芝マイルから中距離で頂点を目指せる素質馬だ。前走の安田記念は4着と初めて連対を外したが、勝ったサトノアラジンとのタイム差は0秒1。GⅠでも通用する脚力を証明しているだけに、楽しみな秋の初戦を迎える。

「前走の安田記念は爪の不安で順調さを欠いた中での参戦でしたが、それでも勝ち馬のサトノアラジンと0秒1差(4着)のレースをしてくれたので、今後がますます楽しみになりました。この秋は順調に乗り込みを進めており、不安のない出走態勢が整うでしょう。これまでは芝1600mを中心に使うローテーションを組んでいましたが、芝1800mや芝2000mにも対応可能な馬だと思います。ここで強敵を相手に好勝負ができれば今後の選択肢も広がるので、大事な一戦になります」と、陣営の表情は明るい。まだレースキャリア8戦で、伸びしろの大きな一頭。磨きをかけた末脚を武器に、重賞初制覇を狙う。

マカヒキ

牡4歳

調教師:友道康夫(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ウィキウィキ
  • 母の父:フレンチデピュティ
ここに注目!

昨年のダービー馬も、今春は前々走の京都記念3着、前走の大阪杯4着とこの馬本来のパフォーマンスを発揮できなかった。今回は放牧でリフレッシュされての登場。ダービーを勝った東京・芝コースで久々のVを飾り、秋の好発進を切りたい。

「京都記念(3着)、大阪杯(4着)は共にこの馬本来の末脚を使えず、春はやや不完全燃焼の結果になりました。もうひとつ上のギアがあるはずですが、最後の直線でなかなか切り替わらない印象でした。前走後は放牧へ出し、8月下旬に栗東トレーニング・センターに帰厩しました。この毎日王冠に照準を合わせ、時間をかけてじっくり乗り込んでいますから楽しみな秋初戦です」と、厩舎スタッフは本馬の復活に向けて懸命な様子だ。昨年は皐月賞2着の後、日本ダービーを見事に優勝した同世代屈指の実力馬。立ち直れば古馬の中・長距離路線を引っ張って行けるだけの能力を持つ一頭だ。ここを復活の足掛かりとしたい。

ダイワキャグニー

牡3歳

調教師:菊沢隆徳(美浦)

  • 父:キングカメハメハ
  • 母:トリプレックス
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

前走の日本ダービーは14着と大敗を喫したが、それを除けば東京・芝コースは3戦3勝で、高いコース適性を示している。まだ3歳馬だけに、夏場の休養で成長が見込める点も魅力だ。芝1800mの距離も2戦2勝と好相性で、ここは好勝負の期待が高まる。

「前走の日本ダービーは若さを出して14着に敗れましたが、ダービートライアル・プリンシパルS(東京・芝2000m)から中2週のローテーションも厳しかった印象です。ただ、今後に向けて貴重な経験になったと思います。この夏は予定通りに放牧へ出しました。休養の効果で馬体がひと回り成長した感じで、8月中旬に帰厩した後の調整も順調に進んでいます。本格化するのは4歳になってからかもしれませんが、今の段階で他世代の強敵相手にどれだけ通用するのか、楽しみです」と、厩舎サイドは本馬の将来に期待を寄せている。好相性の東京・芝1800mの舞台なら、3歳馬でも侮れない。

アストラエンブレム

牡4歳

調教師:小島茂之(美浦)

  • 父:ダイワメジャー
  • 母:ブラックエンブレム
  • 母の父:ウォーエンブレム
ここに注目!

左回りの芝コースでは9戦して4勝、2着4回、3着1回をマーク。その安定感には注目が必要だろう。今回は好メンバーが顔をそろえたが、この馬は相手なりに走れるタイプ。少し勝ち味に遅い面は残るが、夏場に使われた順調度はプラス材料と言える。

「前走の新潟記念(2着)はスムーズなレースができましたが、勝ち味の遅い面が出た感じです。それでも近走は安定して走ってくれていますし、体調も引き続き良好です。左回りコースの芝1800mはこの馬に合う条件ですから、今回も好勝負を演じてほしいです」と、厩舎サイドは本馬の安定感を強調していた。まだ重賞のタイトルこそ獲得していないが、目下4戦連続してオープンクラスで連対を記録している堅実性は魅力。今回はGⅠホースもいてハイレベルな争いになりそうだが、相手なりに走れるタイプだけに、上位争いに加わってきそうだ。

リアルスティール

牡5歳

調教師:矢作芳人(栗東)

  • 父:ディープインパクト
  • 母:ラヴズオンリーミー
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

一昨年のクラシック三冠は惜しいレースが続いたが、昨年の春にドバイターフ(G1、メイダン・芝1800m)を制し、海外でG1ホースの仲間入りを果たした。今年の始動戦となった前走の中山記念で8着に敗れた後は休養に入ったが、秋初戦に向けて調整は順調のようだ。

「中山記念(8着)をステップに連覇のかかったドバイターフ(G1)に出走する予定でしたが、鼻出血のため回避を余儀なくされました。その後は放牧で立て直しを図り、秋初戦の毎日王冠に向けて調整を進めています。9月27日の1週前追い切りでは栗東坂路で4ハロン49秒6という速いタイムが出ていますし、上々の仕上がりでレースを迎えられるでしょう。今後は国内でも大きなタイトルを取らせたいです」と、スタッフは看板ホースのケアに余念がない。今回は約7か月半ぶりの実戦になるが、昨年秋の天皇賞(秋)を約5か月の休み明けで2着に入ったように、久々は苦にしないタイプ。全3勝を挙げる得意の芝1800mなら、勝機は十分だ。

ヤングマンパワー

牡5歳

調教師:手塚貴久(美浦)

  • 父:スニッツェル
  • 母:スナップショット
  • 母の父:サンデーサイレンス
ここに注目!

芝マイルの重賞を3勝(2015年アーリントンC、2016年関屋記念、富士S)しているが、昨年のオープン特別・福島民報杯(福島)では芝2000mを1分59秒4の走破タイムで2着に好走しており、中距離にも対応可能だ。夏場にレースを使われた強みを生かしたい。

「前走の関屋記念(4着)後はひと息入れましたが、毎日王冠を視野に乗り込みを進めています。調教では目立つタイムが出ないタイプですが、馬体が引き締まっており状態は上向いています。これまでは芝1600mのレースを中心に使ってきましたが、芝2000mまでは守備範囲でしょう。強豪のそろった今回のレースで内容の濃い競馬ができれば今後の選択肢も増えますから、不安よりも期待の方が大きいです」と、厩舎スタッフは本馬の仕上げに懸命だ。この中間は9月上旬からじっくりと乗り込まれており、好仕上がりで出走できそう。今回、中距離で新境地開拓に挑む。

(片野 昌一)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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