今週の注目レース

サウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ)

東京競馬場 1600m(芝)馬齢 2歳オープン

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今後に向けて賞金を加算したい一戦

本競走は、2013年までオープン特別として行われていたいちょうSが2014年に重賞に格上げされ、翌2015年にサウジアラビアロイヤルCに改称されて行われているが、オープン特別のいちょうS時代を含めて、2歳の有力馬が集まる一戦として定着している。年末の2歳GⅠ、そして来春のクラシックに向けて、ここで賞金を獲得して今後のローテーションを確かなものにしたいと考える陣営も多いことだろう。今回は、オープン特別時代のいちょうS(2007〜2013年)と、新設重賞として行われたいちょうS(2014年)を含めた過去10年の結果を対象に、見ていくことにしよう。

上位人気馬が優勢だが

対象とした10レースの優勝馬は全て単勝4番人気以内で、2着馬は全て単勝5番人気以内となっているが、優勝馬10頭のうち8頭は単勝3、4番人気で、2着馬は10頭中7頭が単勝1、2番人気というのが特徴的。今年もその傾向を頭に入れておいた方がいいかもしれない。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(対象とした10レース)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-4-2-3 10.0% 50.0% 70.0%
2番人気 1-3-2-4 10.0% 40.0% 60.0%
3番人気 4-1-2-3 40.0% 50.0% 70.0%
4番人気 4-1-0-5 40.0% 50.0% 50.0%
5番人気 0-1-2-7 0% 10.0% 30.0%
6番人気以下 0-0-2-60 0% 0% 3.2%

前走好走馬が優勢

対象とした10レースの連対馬20頭のうち、通算2勝を挙げていたのは2010年のいちょうS優勝馬ロビンフットと同年の2着馬エーシンブランだけ。出走馬の大半は通算1勝の馬だった。そこで、前走の着順別成績を調べてみると、前走で1着だった馬が好成績。前走が2着以下だった馬は全て初勝利を挙げた後に1戦以上していた馬だが、その中でも前走が2着だった馬の成績が突出している点は覚えておいてもいいだろう。〔表2〕

〔表2〕前走の着順別成績(対象とした10レース)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 7-6-8-48 10.1% 18.8% 30.4%
2着 3-1-0-2 50.0% 66.7% 66.7%
3着 0-2-0-8 0% 20.0% 20.0%
4、5着 0-1-1-8 0% 10.0% 20.0%
6着以下 0-0-1-16 0% 0% 5.9%

次に、前走で1着だった馬について、そのレースで2着馬につけたタイム差別に成績をチェックしてみると、2着馬とタイム差なしで勝利していた馬は14頭が該当したものの2着が2回あるだけ。対して、2着馬に0秒1以上の差をつけて勝利していた馬たちの成績が良好になっている。〔表3〕

〔表3〕前走で1着だった馬の、前走の2着馬とのタイム差別成績(対象とした10レース)
着差 成績 勝率 連対率 3着内率
タイム差なし 0-2-0-12 0% 14.3% 14.3%
0秒1〜0秒2 3-2-4-20 10.3% 17.2% 31.0%
0秒3〜0秒5 3-0-2-13 16.7% 16.7% 27.8%
0秒6以上 1-2-2-3 12.5% 37.5% 62.5%

早期デビューの馬が活躍

対象とした10レースの連対馬について、デビュー戦の時期を調べてみると、2010年以降は7月上旬までにデビューしていた馬の連対が多いことがわかった。今年も早い時期にデビューしていた馬には、注目しておくことをおすすめしたい。〔表4〕

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕7月上旬までにデビューしていた連対馬一覧(対象とした10レース)
年度 着順 馬名 デビュー戦
2010年 1着 ロビンフット 6月20日 函館
2着 エーシンブラン 7月4日 阪神
2011年 2着 ピタゴラスコンマ 6月19日 中山
2012年 1着 フラムドグロワール 6月9日 東京
2013年 1着 イスラボニータ 6月2日 東京
2着 ウインフェニックス 6月16日 東京
2014年 1着 クラリティスカイ 7月5日 中京
2015年 1着 ブレイブスマッシュ 6月7日 東京
2016年 1着 ブレスジャーニー 6月4日 東京
2着 ダンビュライト 7月9日 中京

瞬発力を見せていた馬にも要注目

対象とした10レースでは、「34秒0以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークして3着以内に入った」という経験のある馬が、2011年のいちょうSを除いて連対している。デビュー間もない2歳10月の時点だが、“優れた決め手を発揮して好走していた”という実績に注目してみるのもいいかもしれない。〔表5〕

(浅野靖典)

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕34秒0以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークして3着以内に入った経験がある連対馬一覧(対象とした10レース)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 2着 スマイルジャック 2走前 新潟 新馬 33秒4 1着
2008年 1着 ダノンカモン 前走 新潟 新馬 33秒3 1着
2009年 1着 トーセンファントム 前走 阪神 新馬 34秒0 1着
2着 アーバンウィナー 2走前 新潟 新馬 33秒6 1着
2010年 2着 エーシンブラン 前走 阪神 ききょうS 34秒0 3着
2012年 2着 サトノノブレス 前走 新潟 新馬 33秒2 1着
2013年 1着 イスラボニータ 前走 新潟 新潟2歳S 33秒7 2着
2014年 1着 クラリティスカイ 前走 阪神 未勝利 34秒0 1着
2着 ネオルミエール 前走 新潟 新馬 32秒8 1着
2015年 1着 ブレイブスマッシュ 2走前 新潟 未勝利 33秒3 2着
2着 イモータル 前走 新潟 新馬 32秒9 1着
2016年 1着 ブレスジャーニー 2走前 東京 新馬 32秒9 3着
  • 備考:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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