今週の注目レース

神戸新聞杯(GⅡ)

阪神競馬場 2400m(芝・外)馬齢 牡・牝 3歳オープン

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毎年のように“本番”での好走馬を輩出している菊花賞トライアル

阪神・芝2400mで神戸新聞杯が行われるようになった2007年以降に限ると、菊花賞の優勝馬10頭中8頭は、この神戸新聞杯で3着以内に入って優先出走権を獲得していた。昨年はサトノダイヤモンドが神戸新聞杯と菊花賞で連勝を果たし、同年のJRA賞最優秀3歳牡馬に選出された。3歳クラシック戦線の最終関門に直結する重要なトライアル競走だ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

近走成績に注目

過去10年の優勝馬10頭中、2007年のドリームジャーニーを除く9頭は「同年4月以降の1600万下から上のクラスのレース」において連対経験のある馬だった。該当馬は3着内率47.6%と好走率も非常に高い。まずは4月以降に上級条件のレースで優勝を争ったことがある馬をチェックしておきたいところだ。〔表1〕

〔表1〕「同年4月以降の1600万下から上のクラスのレース」での連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 9-7-4-22 21.4% 38.1% 47.6%
なし 1-3-6-97 0.9% 3.7% 9.3%

なお、「同年4月以降の1600万下から上のクラスのレース」で連対経験がなかった馬のうち、「同年7月以降の1000万下、かつ2200m以下のレース」でも連対経験がなかった馬は3着内率4.7%と苦戦している。これに該当する馬は今年も評価を下げるべきだろう。〔表2〕

〔表2〕「同年4月以降の1600万下から上のクラスのレース」で連対経験がなかった馬の、「同年7月以降の1000万下かつ2200m以下のレース」における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-2-4-15 0% 9.5% 28.6%
なし 1-1-2-82 1.2% 2.3% 4.7%

過去の実績をチェック

過去10年の連対馬20頭は、いずれも「4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた500万下から上のクラスかつ2000m以下のレース」で連対経験のある馬だった。一方、その経験がなかった馬の3着内率は6.3%にとどまっている。いわゆるローカル場(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)のレースや、2000mを超える距離のレースでしか好走経験のない馬が勝ち切れていない点には注意したい。〔表3〕

〔表3〕「4大場で行われた500万下から上のクラスかつ2000m以下のレース」における連対経験の有無別成績(過去10年)
連対経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-10-6-60 11.6% 23.3% 30.2%
なし 0-0-4-59 0% 0% 6.3%
  • 備考:4大場=東京、中山、京都、阪神競馬場

休養明けの馬が中心

過去10年の連対馬20頭中、2016年2着のミッキーロケットを除く19頭は、前走との間隔が「中8週以上」だった。一方、「中7週以内」だった馬は3着内率が7.8%にとどまっている。臨戦過程を比較する際は、前走との間隔に余裕がある馬を重視したいところだ。〔表4〕

〔表4〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中7週以内 0-1-4-59 0% 1.6% 7.8%
中8週以上 10-9-6-60 11.8% 22.4% 29.4%

前走が多頭数のレースだった馬は堅実

過去10年の出走馬について前走の出走頭数別成績を調べると、前走が「17頭以上」のレースだった馬が3着内率35.7%と優秀な成績を収めている。一方、前走が「16頭以下」のレースだった馬は3着内率が10.8%にとどまっているうえ、2009年のイコピコを最後に優勝例がない。前走が16頭以下のレースだった馬は評価を下げるべきだろう。〔表5〕

〔表5〕前走の出走頭数別成績(過去10年)
前走の出走頭数 成績 勝率 連対率 3着内率
16頭以下 1-3-6-83 1.1% 4.3% 10.8%
17頭以上 9-7-4-36 16.1% 28.6% 35.7%

差し馬が優勢

過去10年の出走馬について前走の4コーナーの通過順別成績を調べると、前走の4コーナーを「4番手以内」で通過していた馬は3着内率が10.8%とやや苦戦している。なお、優勝を果たしたのは2015年のリアファルだけである。ゴール前の直線が長いコースだけに、先行タイプの馬は過信禁物と見ておきたい。〔表6〕

〔表6〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去10年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
4番手以内 1-3-3-58 1.5% 6.2% 10.8%
5番手以下 9-7-7-61 10.7% 19.0% 27.4%
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不安要素の少ない馬が有力候補

過去7年の優勝馬7頭は、いずれも「同年4月以降のJRAのオープンクラスのレース」で連対経験のある馬だった。また、この7頭は「4大場で行われた500万下から上のクラス、かつ2000m以下のレース」で優勝経験があった点、前走との間隔が「中9週以上」だった点、前走の出走頭数が「17頭以上」だった点も共通している。〔表6〕で挙げた傾向も含め、不安要素が少ない馬に注目したいところだ。〔表7〕

(伊吹雅也)

備考:表は横にスクロールすることができます。

〔表7〕優勝馬の「同年4月以降のJRAのオープンクラスのレースでの最高着順」「4大場で行われた500万下から上のクラス、かつ2000m以下のレースでの最高着順」「前走との間隔」「前走の出走頭数」(過去7年)
年度 優勝馬 同年4月以降のJRAのオープンクラスのレースでの最高着順 4大場で行われた500万下から上のクラス、かつ2000m以下のレースでの最高着順 前走との
間隔
前走の
出走頭数
2010年 ローズキングダム 2着(2010年日本ダービー) 1着(2009年朝日杯FSほか) 中16週 17頭
2011年 オルフェーヴル 1着(2011年日本ダービーほか) 1着(2011年皐月賞ほか) 中16週 18頭
2012年 ゴールドシップ 1着(2012年皐月賞) 1着(2012年皐月賞ほか) 中16週 18頭
2013年 エピファネイア 2着(2013年日本ダービーほか) 1着(2012年ラジオNIKKEI杯2歳Sほか) 中16週 18頭
2014年 ワンアンドオンリー 1着(2014年日本ダービー) 1着(2013年ラジオNIKKEI杯2歳S) 中16週 17頭
2015年 リアファル 2着(2015年伏竜S) 1着(2015年1月18日3歳500万下) 中9週 17頭
2016年 サトノダイヤモンド 2着(2016年日本ダービー) 1着(2016年きさらぎ賞ほか) 中16週 18頭
  • 備考:4大場=東京、中山、京都、阪神競馬場

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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