今週の注目レース

セントウルステークス(GⅡ)

阪神競馬場 1200m(芝)別定 3歳以上オープン

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サマースプリントシリーズ最終戦

秋の阪神競馬の開幕週に行われるセントウルSは、サマースプリントシリーズの最終戦であり、3週間後に行われるスプリンターズSの前哨戦でもある。夏場のレースを経由してきた馬と、休養を終えてここから始動する馬が出走する一戦は、出走馬の比較が難しくなるケースが多い。昨年は高松宮記念(1着)以来のレースとなったビッグアーサーが優勝、アイビスサマーダッシュ(2着)から臨んだネロが2着となった。どのようなメンバー構成になるのか興味深い一戦を、過去10年のデータをもとにチェックしていこう。

単勝人気別の成績をチェック

過去10年のセントウルSにおいて、単勝1番人気馬の優勝は昨年のビッグアーサーが挙げた1勝だけ。2013年度の年度代表馬に輝いた短距離王・ロードカナロアは2年連続(2012、2013年)で1番人気に推されたものの、共に2着に敗れた。それでも単勝オッズ2.9倍以下の1番人気で4着以下に敗れたのは、2008年のスズカフェニックス(2.5倍、8着)だけだから、軸馬としての信頼度は高いと言っていいだろう。その他で特徴的なのは、7.0〜9.9倍の馬が3勝しているが、2着と3着は0回というところ。また、30.0〜49.9倍の馬は2頭が優勝し、1頭が2着となっているが、その3頭は10番人気もしくは11番人気だった。〔表1〕〔表2〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-5-2-2 10.0% 60.0% 80.0%
2番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
3番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4、5番人気 3-1-2-14 15.0% 20.0% 30.0%
6、7番人気 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
8、9番人気 0-0-2-18 0% 0% 10.0%
10、11番人気 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0%
12番人気以下 0-0-1-39 0% 0% 2.5%
〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
2.9倍以下 1-4-2-1 12.5% 62.5% 87.5%
3.0〜6.9倍 2-3-1-11 11.8% 29.4% 35.3%
7.0〜9.9倍 3-0-0-9 25.0% 25.0% 25.0%
10.0〜19.9倍 2-2-3-28 5.7% 11.4% 20.0%
20.0〜29.9倍 0-0-1-14 0% 0% 6.7%
30.0〜49.9倍 2-1-0-10 15.4% 23.1% 23.1%
50倍以上 0-0-3-47 0% 0% 6.0%

ベテラン勢は苦戦気味

過去10年の年齢別成績を調べると、優勝馬は全て5歳以下だった。中京競馬場で行われた11年前の2006年は6歳牝馬のシーイズトウショウが制したが、「阪神競馬場・芝1200m」で行われた2000年以降のセントウルSに限れば、全て5歳以下の馬が優勝している。ちなみに、過去10年で3着以内に入った6歳馬5頭は全て、同年のサマースプリントシリーズ対象レースに出走していた。そして、7歳以上で2着に入ったのは、2010年に香港から遠征してきたグリーンバーディーだ。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(過去10年)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 3-1-1-14 15.8% 21.1% 26.3%
4歳 3-2-2-21 10.7% 17.9% 25.0%
5歳 4-5-3-30 9.5% 21.4% 28.6%
6歳 0-1-4-34 0% 2.6% 12.8%
7歳以上 0-1-0-21 0% 4.5% 4.5%

前走と同じ騎手が騎乗する馬に注目

過去10年のセントウルSでは、前走と同じ騎手で臨んだ馬の成績が良好。乗り替わりで臨んだ馬は不振で、優勝したのは2007年のサンアディユが最後となっている。〔表4〕

〔表4〕騎乗別成績(過去10年)
騎手 成績 勝率 連対率 3着内率
前走と同じ騎手 9-7-6-56 11.5% 20.5% 28.2%
乗り替わり 1-3-4-64 1.4% 5.6% 11.1%

前走のレース別成績もチェック

スプリンターズSを目指す実績馬が秋の初戦として出走してくるケースが多い重賞ではあるが、過去10年の前走のレース別成績を調べると、前走でサマースプリントシリーズの対象レースに出走していた馬の方が優勢。中でも北九州記念から臨んだ馬が5勝、アイビスサマーダッシュから臨んだ馬が3勝と、この2レースから臨んだ馬の優勝が多くなっている。〔表5〕

〔表5〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
高松宮記念 1-2-0-5 12.5% 37.5% 37.5%
その他のJRAのGⅠ・GⅡ 1-1-1-14 5.9% 11.8% 17.6%
海外のG1 0-2-0-2 0% 50.0% 50.0%
北九州記念 5-1-5-50 8.2% 9.8% 18.0%
アイビスサマーダッシュ 3-1-0-5 33.3% 44.4% 44.4%
上記以外のサマースプリントシリーズ
対象レース
0-3-1-13 0% 17.6% 23.5%
その他のGⅢ 0-0-1-8 0% 0% 11.1%
オープン特別 0-0-2-18 0% 0% 10.0%
条件クラスのレース 0-0-0-5 0% 0% 0%
  • 備考:サマースプリントシリーズの対象レースになる前のCBC賞(2007〜2011年)は「その他のGⅢ」として集計

ハンデ重賞の好走馬に注目

過去10年のセントウルSでは、「3走前までにハンデキャップ重量で行われた重賞で5着以内に入っていた」という馬が毎年連対している。そして連対馬2頭とも該当していた2012年を除くと、その他の9年では該当馬の連対は1頭だけとなっている。今年もこのデータに該当する馬には注目しておくことをお勧めしたい。〔表6〕

〔表6〕3走前までにハンデ重賞で5着以内に入っていたセントウルS連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 2着 カノヤザクラ 前走 北九州記念 5着
2008年 1着 カノヤザクラ 2走前 CBC賞 5着
2009年 2着 スリープレスナイト 3走前 北九州記念 1着
2010年 1着 ダッシャーゴーゴー 2走前 CBC賞 2着
2011年 1着 エーシンヴァーゴウ 前走 北九州記念 3着
2012年 1着 エピセアローム 前走 北九州記念 3着
2着 ロードカナロア 3走前 シルクロードS 1着
2013年 1着 ハクサンムーン 2走前 CBC賞 2着
2014年 1着 リトルゲルダ 前走 北九州記念 1着
2015年 2着 ウリウリ 前走 CBC賞 1着
2016年 1着 ビッグアーサー 2走前 シルクロードS 5着
  • 備考:該当レースが複数ある場合は直近のものを掲載
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4走前までに僅差で勝利、または僅差で2着になっていた馬が4連勝中

短距離のレースではゴール前の争いが際どくなるケースが多いが、セントウルSでは4年連続で「4走前までに2着馬(もしくは1着馬)と、ハナ・アタマ・クビの差で優勝(または2着)していた」という馬が優勝を飾っている。そして、その該当レースはいずれも芝1200〜1400mのGⅢだった。そこで際どい優勝争いをした経験がここで生かされるのかも!?〔表7〕

(浅野靖典)

〔表7〕過去4年の優勝馬が4走前までに「ハナ」「アタマ」「クビ」差で連対していたレース
年度 優勝馬 該当レース
13年 ハクサンムーン 2走前 CBC賞 2着 クビ差
14年 リトルゲルダ 前走 北九州記念 1着 ハナ差
15年 アクティブミノル 2走前 ファルコンS 2着 ハナ差
16年 ビッグアーサー 4走前 京阪杯 2着 アタマ差
  • 備考:該当レースでの着差は、1着馬は2着馬との、2着馬は1着馬との着差

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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