今週の注目レース

京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)

中山競馬場 1600m(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

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夏のマイル王が決まる激戦必至のシリーズ最終戦

中山・外回り芝1600mで行われる京成杯オータムHは、秋季競馬の開幕週を彩る名物重賞であると同時に、サマーシリーズの最終競走でもある。2016年の当レースで2着となった戸崎圭太騎手は、サマージョッキーズシリーズにおける獲得ポイントを41まで伸ばし、初めて同シリーズチャンピオンのタイトルを獲得した。また、2014年にはクラレントと田辺裕信騎手のコンビが当レースで優勝を果たし、それぞれサマーマイルシリーズとサマージョッキーズシリーズのチャンピオンに輝いている。さまざまな形で注目を集めそうな一戦を展望するべく、今回は新潟・外回り芝1600mで行われた2014年を含む過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみよう。

キャリア「11戦以下」の馬は堅実

過去10年の出走馬について通算出走数別成績を調べると、「11戦以下」の馬が3着内率45.8%と優秀な成績を収めている。今年もキャリア「11戦以下」の馬が出走してきたらぜひ注目してみたい。〔表1〕

〔表1〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
11戦以下 4-2-5-13 16.7% 25.0% 45.8%
12戦以上 6-8-5-109 4.7% 10.9% 14.8%

なお、通算出走数が「12戦以上」だった馬のうち、JRAの重賞で優勝経験がなかった馬は3着内率8.6%と苦戦している。キャリアが豊富な馬同士を比較する際は、重賞ウイナーを高く評価したいところだ。〔表2〕

〔表2〕通算出走数が「12戦以上」だった馬の、JRAの重賞での優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 4-5-3-35 8.5% 19.1% 25.5%
なし 2-3-2-74 2.5% 6.2% 8.6%

外寄りの枠に入った馬は割り引きが必要

過去10年のうち中山競馬場で行われた9回における枠番別成績を調べると、「7枠」と「8枠」が同11.1%と外寄りの枠が苦戦気味。ちなみに、新潟・外回り芝1600mで行われた2014年も、「2枠」のクラレントが1着、「3枠」のブレイズアトレイルが2着、「4枠」のミトラが3着となっている。外寄りの枠に入った馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表3〕

〔表3〕枠番別成績(中山競馬場で行われた過去9回)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3%
2枠 2-3-1-9 13.3% 33.3% 40.0%
3枠 0-0-3-15 0% 0% 16.7%
4枠 0-2-0-16 0% 11.1% 11.1%
5枠 4-1-1-12 22.2% 27.8% 33.3%
6枠 1-1-2-14 5.6% 11.1% 22.2%
7枠 0-0-2-16 0% 0% 11.1%
8枠 1-1-0-16 5.6% 11.1% 11.1%

近年は前走で先行していた馬が不振

過去5年の3着以内馬15頭中13頭は、前走の4コーナーの通過順が「5番手以下」だった。一方、「4番手以内」だった馬は優勝例がなく、3着内率も8.0%にとどまっている。2011年以前は前走の4コーナーを「4番手以内」で通過していた馬の好走例も少なくなかったが、近年の傾向を踏まえるなら、前走で先行していなかった馬を重視した方が良さそうだ。〔表4〕

〔表4〕前走の4コーナーの通過順別成績(過去5年)
前走の4コーナーの通過順 成績 勝率 連対率 3着内率
4番手以内 0-1-1-23 0% 4.0% 8.0%
5番手以下 5-4-4-38 9.8% 17.6% 25.5%

重賞で好走した際の位置取りがポイント

過去5年の3着以内馬15頭中、2014年3着のミトラを除く14頭は、前年以降にJRAの重賞において4コーナーを5番手以下で通過して3着以内に入った経験のある馬だった。該当馬は3着内率32.6%と好走率も高い。前年以降の重賞において、4コーナー5番手以下のポジションから上位に食い込んだ経験がある馬を重視してみよう。〔表5〕

〔表5〕前年以降に、「JRAの重賞において4コーナーを5番手以下で通過して3着以内に入った経験」の有無別成績(過去5年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 5-5-4-29 11.6% 23.3% 32.6%
なし 0-0-1-32 0% 0% 3.0%
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枠番と脚質に注目

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも京成杯オータムHでの枠番が2〜6枠だった。また、この5頭は前走の4コーナーの通過順が5番手以下だった点、前年以降にJRAの重賞で4コーナーを5番手以下で通過して3着以内に入った経験があった点も共通している。〔表3〕〜〔表5〕で挙げた傾向をクリアしている馬、すなわち極端な外枠に入らなかった差し馬が有力候補と言えそうだ。〔表6〕

(伊吹雅也)

〔表6〕優勝馬の「京成杯オータムHでの枠番」「前走の4コーナーの通過順」「前年以降にJRAの重賞で4コーナーを5番手以下で通過した際の最高着順」(過去5年)
年度 優勝馬 枠番 前走の
4コーナーの通過順
前年以降にJRAの重賞で
4コーナーを5番手以下で通過した際の最高着順
2012年 レオアクティブ 2枠 12番手 1着(2011年京王杯2歳S)
2013年 エクセラントカーヴ 5枠 8番手 3着(2012年クイーンC)
2014年 クラレント 2枠 5番手 1着(2014年関屋記念ほか)
2015年 フラアンジェリコ 6枠 11番手 2着(2014年福島記念)
2016年 ロードクエスト 5枠 10番手 1着(2015年新潟2歳S)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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