今週の注目レース

小倉2歳ステークス(GIII)

小倉競馬場 1200m(芝)馬齢 2歳オープン

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将来性豊かな若駒が激戦を繰り広げる注目の2歳重賞

2000年以降の当レースの連対馬34頭中、3分の1以上にあたる12頭は、このレース以降翌年までにJRAのGIかGIIを制している(2017年7月末現在)。昨年の小倉2歳Sで重賞初制覇を果たしたレーヌミノルも、今春に桜花賞を制して世代最初の“クラシックホース”となっており、今後のビッグレースを展望する上でも見逃せない一戦と言えるだろう。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

これまでの戦績がポイント

過去10年の出走馬150頭中、「JRAのオープンクラス」で優勝経験があった馬は11頭いたが、そのうち7頭が3着以内に好走している。既にオープンクラスのレースを制したことがある実績馬は信頼できるようだ。〔表1〕

〔表1〕「JRAのオープンクラス」における優勝経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 2-3-2-4 18.2% 45.5% 63.6%
なし 8-7-8-116 5.8% 10.8% 16.5%

一方、「JRAのレース」で4着以下に敗れた経験がある馬は47頭いたが、2008年2着のコウエイハートを除く46頭は全て4着以下に敗れている。オープンクラスのレースを含め、4着以下に敗れた経験がある馬は過信禁物と見るべきだろう。〔表2〕

〔表2〕「JRAのレース」において4着以下に敗れた経験の有無別成績(過去10年)
経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 0-1-0-46 0% 2.1% 2.1%
なし 10-9-10-74 9.7% 18.4% 28.2%

先行力の高い馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中26頭は、「JRAの芝のレースで、4コーナーを3番手以内で通過して優勝」した経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は優勝例がなく、3着内率も8.3%にとどまっている。ダートのレースや、4コーナーを4番手以下で通過したJRAの芝のレースでしか優勝経験のない馬は評価を下げたい。〔表3〕

〔表3〕「JRAの芝のレースで、4コーナーを3番手以内で通過して優勝」した経験の有無別成績(過去10年)
優勝経験の有無 成績 勝率 連対率 3着内率
あり 10-9-7-76 9.8% 18.6% 25.5%
なし 0-1-3-44 0% 2.1% 8.3%

前走との間隔に余裕がない馬は割り引き

過去10年の3着以内馬30頭中20頭は、前走との間隔が「中3週以上」だった。一方、「中2週以内」だった馬は3着内率が12.3%にとどまっているうえ、2011年以降の過去6年は〔0・2・2・46〕(3着内率8.0%)と優勝例がない。臨戦過程を比較する際は、前走との間隔に余裕がある馬を重視すべきだろう。〔表4〕

〔表4〕前走との間隔別成績(過去10年)
前走との間隔 成績 勝率 連対率 3着内率
中2週以内 2-4-4-71 2.5% 7.4% 12.3%
中3週以上 8-6-6-49 11.6% 20.3% 29.0%

近年は内枠優勢

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも枠番が「2〜4枠」だった。また、3着内率が20%を超えている枠番は「2枠」と「3枠」だけである。2011年以前は「5〜8枠」の馬の好走も少なくなかったが、近年の傾向を重視するなら、「2枠」や「3枠」を中心とする内寄りの枠に入った馬を高く評価したい。〔表5〕

〔表5〕枠番別成績(過去5年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
2枠 1-1-1-6 11.1% 22.2% 33.3%
3枠 3-1-1-5 30.0% 40.0% 50.0%
4枠 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
5枠 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
6枠 0-0-0-10 0% 0% 0%
7枠 0-1-1-9 0% 9.1% 18.2%
8枠 0-2-0-10 0% 16.7% 16.7%
1〜4枠 5-2-3-25 14.3% 20.0% 28.6%
5〜8枠 0-3-2-38 0% 7.0% 11.6%
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不安要素が少ない馬に注目

過去5年の優勝馬5頭は、いずれもJRAのレースで2着以下に敗れた経験がない馬だった。また、この5頭は「JRAの芝のレースで4コーナーを3番手以内で通過して優勝」した経験があった点、前走との間隔が「中3週以上」だった点、小倉2歳Sでの枠番が「1〜4枠」だった点も共通している。〔表2〕〜〔表5〕で挙げた条件を多くクリアしている馬が有力候補だ。〔表6〕

(伊吹雅也)

※表は横にスクロールすることができます。

〔表6〕優勝馬の「通算成績」「JRAの芝のレースで4コーナーを3番手以内で通過した際の最高着順」「前走との間隔」「小倉2歳Sでの枠番」(過去5年)
年度 優勝馬 通算成績 JRAの芝のレースで4コーナーを3番手以内で通過した際の最高着順 前走との間隔 枠番
2012年 マイネルエテルネル 1戦1勝 1着(2012年7月29日2歳新馬) 中4週 3枠
2013年 ホウライアキコ 1戦1勝 1着(2013年7月27日2歳新馬) 中4週 2枠
2014年 オーミアリス 1戦1勝 1着(2014年8月2日2歳新馬) 中4週 4枠
2015年 シュウジ 2戦2勝 1着(2015年中京2歳Sほか) 中5週 3枠
2016年 レーヌミノル 1戦1勝 1着(2016年8月7日2歳新馬) 中3週 3枠

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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