今週の注目レース

新潟記念(GIII)

新潟競馬場 2000m(芝・外)ハンデ 3歳以上オープン

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人気が分散する傾向がある重賞

サマー2000シリーズの最終戦となる新潟記念。昨年は単勝2番人気のアデイインザライフが勝ち、2着は1番人気のアルバートドックとなったが、3着には9番人気のロンギングダンサーが入った。過去10年のうち6年で、単勝5番人気以下の馬が1、2着を占めた歴史が示すとおり、混戦になる傾向が強い重賞だ。そういった一戦だけに、過去10年の結果から浮かび上がってくる、このレースならではの特徴を頭に入れてから臨むべきだろう。

単勝人気別の成績に要注意

冒頭に記した通り昨年の3着馬は単勝9番人気だったが、そのオッズは18.3倍だった。また、2008年に16番人気で優勝したアルコセニョーラの単勝オッズが49.1倍だったように、単勝人気が割れる傾向が強い。そこで、過去10年の単勝人気別成績を調べると、単勝1、2番人気馬はその支持に応えているとは言い難く、活躍が目立っているのは3勝を挙げている5番人気馬や、2着6回の8〜10番人気馬となっている。また、単勝オッズ別にも成績を調べると、「4.9倍以下」で3着以内に入ったのは2014年の優勝馬マーティンボロだけ(4.6倍)。対して、「5.0〜9.9倍」からは6頭の優勝馬が誕生している。また2着馬は全て「5.0〜29.9倍」の範囲から出ている点も特徴的だ。〔表1〕〔表2〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
2番人気 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
3番人気 0-0-2-8 0% 0% 20.0%
4番人気 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
5番人気 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
6、7番人気 2-1-2-15 10.0% 15.0% 25.0%
8〜10番人気 1-6-2-21 3.3% 23.3% 30.0%
11番人気以下 1-0-3-64 1.5% 1.5% 5.9%
〔表2〕単勝オッズ別成績(過去10年)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
4.9倍以下 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
5.0〜9.9倍 6-3-3-26 15.8% 23.7% 31.6%
10.0〜19.9倍 1-4-3-29 2.7% 13.5% 21.6%
20.0〜29.9倍 0-3-2-20 0% 12.0% 20.0%
30.0〜49.9倍 1-0-2-20 4.3% 4.3% 13.0%
50.0〜99.9倍 1-0-0-20 4.8% 4.8% 4.8%
100倍以上 0-0-0-15 0% 0% 0%

負担重量別の成績にも特徴あり

新潟記念はハンデキャップ重量で行われるが、過去10年の負担重量別成績を調べると、比較的軽い負担重量で臨んだ馬の成績がいまひとつ。52kgで優勝した2頭は共に牝馬で、53kgは延べ21頭が出走して3着が1回あるだけだ。それに対し、比較的重いハンデとなった馬の成績が良く、56〜56.5kgの範囲から連対馬が9頭出ている。しかし、57kg以上で優勝したのは、2011年のナリタクリスタル(57.5kg)だけとなっている。〔表3〕

〔表3〕負担重量別成績(過去10年)
負担重量 成績 勝率 連対率 3着内率
51kg以下 0-0-0-9 0% 0% 0%
52kg 2-1-0-12 13.3% 20.0% 20.0%
53kg 0-0-1-20 0% 0% 4.8%
54kg 0-2-2-28 0% 6.3% 12.5%
55kg 2-1-4-22 6.9% 10.3% 24.1%
56〜56.5kg 5-4-0-22 16.1% 29.0% 29.0%
57kg以上 1-2-3-25 3.2% 9.7% 19.4%

前走のレース別成績にも要注目

過去10年の出走馬について、前走のレース別成績を調べると、新潟記念で好成績を挙げているのは前走もGIIIだった馬。同じサマー2000シリーズ対象レースの「小倉記念」・「七夕賞」や「札幌・函館のGIII」から臨んだ馬の好走が多くなっている。しかし、「新潟のGIII」から臨んだ馬は3着が最高で、前記以外ののGIIIから臨んだ馬は全て4着以下に敗れている。〔表4〕

〔表4〕前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
GI・GII 0-0-0-8 0% 0% 0%
小倉記念 5-2-3-31 12.2% 17.1% 24.4%
七夕賞 2-4-1-18 8.0% 24.0% 28.0%
札幌・函館のGIII 2-1-2-14 10.5% 15.8% 26.3%
新潟のGIII 0-0-3-22 0% 0% 12.0%
その他のGIII 0-0-0-10 0% 0% 0%
オープン特別 0-0-1-15 0% 0% 6.3%
条件クラスのレース 1-3-0-20 4.2% 16.7% 16.7%

左回りでの実績がある馬にも注目

過去10年の新潟記念では、5走前までに左回りの競馬場で「重賞3着以内、もしくは条件クラスで1着」となった経験がある馬が、2013年を除いて連対している。また、該当馬のワンツーで決まった2014年を除けば、該当馬の連対が1頭だけとなっている点は興味深い。〔表5〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕5走前までに左回りの競馬場で「重賞3着以内」または「条件クラスで1着」になっていた新潟記念連対馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
2007年 2着 トウショウヴォイス 前走 新潟 新潟日報賞(1600万下) 1着
2008年 2着 マイネルキッツ 3走前 東京 早春S(1600万下) 1着
2009年 2着 サンライズベガ 前走 新潟 日本海S(1600万下) 1着
2010年 1着 ナリタクリスタル 5走前 中京 小倉大賞典 2着
2011年 2着 サンライズベガ 4走前 新潟 新潟大賞典 3着
2012年 1着 トランスワープ 4走前 東京 アメジストS(1600万下) 1着
2014年 1着 マーティンボロ 2走前 中京 中日新聞杯 1着
2着 クランモンタナ 前走 中京 マレーシアC(1600万下) 1着
2015年 2着 マイネルミラノ 5走前 中京 中日新聞杯 3着
2016年 1着 アデイインザライフ 2走前 東京 1000万下 1着
  • 備考:該当レースが複数ある場合は直近のレースを掲載
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3走前までに同年3月のレースに出走していた馬が3連勝中

過去3年の新潟記念の優勝馬には、「3走前までに、同年3月のレースに出走していた」という共通点がある。今年も同様の戦歴でこのレースを迎える馬に注目する手はありそうだ。〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕過去3年の優勝馬が3走前までに出走していた同年3月のレース
年度 優勝馬 該当レース
2014年 マーティンボロ 2走前 3月15日 中日新聞杯
2015年 パッションダンス 3走前 3月14日 中日新聞杯
2016年 アデイインザライフ 前走 3月27日 常総S

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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