今週の注目レース

札幌記念(GII)

札幌競馬場 2000m(芝)定量 3歳以上オープン

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北海道で唯一のGIIは波乱含み

昨年は前年度の年度代表馬モーリスが出走、2014年は桜花賞馬のハープスターと宝塚記念を制したゴールドシップが凱旋門賞の壮行レースとして出走したように、トップホースの出走が多い札幌記念。しかしながら、昨年はネオリアリズムがモーリスの追撃を振り切って優勝するなど、伏兵視されていた馬がGIホースを負かすケースが多い一戦だ。今年も過去のデータを頭に入れてから予想に取り組むべきだろう。なお、今回は9月に延期して行われた2007年と、函館競馬場で行われた2013年を除く過去10回(2005、2006、2008〜2012、2014〜2016年)の結果を対象として、レースの傾向を分析していく。

単勝人気別の成績に特徴あり

対象とした過去10回の単勝人気別成績をチェックしてみると、1番人気馬が3勝2着5回で連対率80.0%と好成績を収めている。それに続く2番人気馬は1勝2着0回、3番人気馬は全て3着以下に敗れ、4番人気馬も1勝2着0回となっているのに対し、5番人気馬が3勝2着2回で連対率50.0%という数字を残しているのが特徴的だ。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(対象とした過去10回)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-5-0-2 30.0% 80.0% 80.0%
2番人気 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
3番人気 0-0-1-9 0% 0% 10.0%
4番人気 1-0-3-6 10.0% 10.0% 40.0%
5番人気 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
6〜9番人気 2-2-2-34 5.0% 10.0% 15.0%
10番人気以下 0-1-1-52 0% 1.9% 3.7%

単勝オッズ別の成績も特徴的

対象とした過去10回の札幌記念では、単勝1倍台に支持された4頭(2009年ブエナビスタ、2012年ダークシャドウ、2014年ゴールドシップ、2016年モーリス)が全て2着に敗れている。続く2.0〜3.9倍が上々の成績となっているだけに、気になるデータだ。また、10.0〜19.9倍の馬が5勝を挙げている点も目立っている。〔表2〕

〔表2〕単勝オッズ別成績(対象とした過去10回)
単勝オッズ 成績 勝率 連対率 3着内率
1.9倍以下 0-4-0-0 0% 100% 100%
2.0〜3.9倍 4-1-1-4 40.0% 50.0% 60.0%
4.0〜6.9倍 0-0-3-10 0% 0% 23.1%
7.0〜9.9倍 0-2-1-8 0% 18.2% 27.3%
10.0〜19.9倍 5-0-3-19 18.5% 18.5% 29.6%
20.0〜29.9倍 1-2-0-15 5.6% 16.7% 16.7%
30.0〜99.9倍 0-1-2-28 0% 3.2% 9.7%
100倍以上 0-0-0-30 0% 0% 0%

年齢別の成績もチェック

出走馬の年齢が幅広いのも札幌記念の特徴の一つ。対象とした過去10回の年齢別成績をチェックすると、好走率が最も高いのは3歳で、3着以内に入った馬が最も多いのは5歳となっている。逆に7歳以上は苦戦気味。1965年の創設以来7歳以上の馬で優勝したのは2000年のダイワカーリアン(7歳)だけとなっている。〔表3〕

〔表3〕年齢別成績(対象とした過去10回)
年齢 成績 勝率 連対率 3着内率
3歳 2-1-1-8 16.7% 25.0% 33.3%
4歳 2-1-1-22 7.7% 11.5% 15.4%
5歳 4-5-4-29 9.5% 21.4% 31.0%
6歳 2-1-1-24 7.1% 10.7% 14.3%
7歳 0-1-3-16 0% 5.0% 20.0%
8歳以上 0-1-0-15 0% 6.3% 6.3%

前走のレース別の成績は?

対象とした過去10回の札幌記念における前走のレース別成績を調べてみると、古馬で好走率が上位なのは「宝塚記念」「安田記念」という上半期のGIから臨んだ馬。また、3歳馬は3着以内に4頭入っているが、いずれも前走がオークスまたは日本ダービーだった。GI以外のレースでは、同じサマー2000シリーズの函館記念から参戦する馬が多いが、率の上ではいまひとつの成績となっていることは覚えておきたい。〔表4〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表4〕前走のレース別成績(対象とした過去10回)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
宝塚記念 2-2-1-7 16.7% 33.3% 41.7%
安田記念 0-1-1-2 0% 25.0% 50.0%
オークス・日本ダービー 2-1-1-4 25.0% 37.5% 50.0%
それ以外のJRA・GI 0-0-2-4 0% 0% 33.3%
海外のG1 0-2-0-5 0% 28.6% 28.6%
GII 0-1-0-8 0% 11.1% 11.1%
函館記念 2-1-3-40 4.3% 6.5% 13.0%
クイーンS 2-1-0-9 16.7% 25.0% 25.0%
それ以外のGIII 2-0-2-15 10.5% 10.5% 21.1%
その他のレース 0-1-0-20 0% 4.8% 4.8%

過去のGIIIでの成績が好走のカギ?

対象とした過去10回の札幌記念では、「5走前までにローカル場(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)のGIIIで3着以内に入っていた」という経験を持つ馬が毎回1頭連対している。札幌競馬場の芝コースは、いわゆる中央4場(東京、中山、京都、阪神)に比べると小さく平坦であるため、そのようなコース形態を得意とする馬が好走するケースが多いのかもしれない。〔表5〕

※表は横にスクロールすることができます。

〔表5〕5走前までにローカル場のGIIIで3着以内に入っていた札幌記念連対馬一覧(対象とした過去10回)
年度 着順 馬名 該当レース
2005年 1着 ヘヴンリーロマンス 前走 クイーンS 2着
2006年 2着 レクレドール 前走 クイーンS 3着
2008年 1着 タスカータソルテ 4走前 中京記念 1着
2009年 1着 ヤマニンキングリー 前走 中京記念 2着
2010年 1着 アーネストリー 3走前 中日新聞杯 1着
2011年 2着 アクシオン 前走 函館記念 3着
2012年 1着 フミノイマージン 5走前 愛知杯 1着
2014年 1着 ハープスター 5走前 新潟2歳S 1着
2015年 1着 ディサイファ 2走前 中日新聞杯 1着
2016年 1着 ネオリアリズム 2走前 小倉大賞典 3着
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3走前のレースの時期と格付けがカギ?

過去3年の札幌記念では、「3走前が同年の1〜3月に行われた重賞だった」という馬が優勝している。過去3年の優勝馬は〔表5〕の項目にも該当していたので、今年もこの2つの傾向に合致する馬がいれば勝ち馬の最有力候補と言ってもいいかもしれない!?〔表6〕

(浅野靖典)

〔表6〕過去3年の優勝馬の3走前のレース
年度 優勝馬 3走前のレース
2014年 ハープスター 3月8日 チューリップ賞
2015年 ディサイファ 1月25日 アメリカJCC
2016年 ネオリアリズム 1月5日 中山金杯

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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