今週の注目レース

エルムステークス(GIII)

札幌競馬場 1700m(ダート)別定 3歳以上オープン

出走馬情報

テイエムジンソク

牡5歳

調教師:木原一良(栗東)

  • 父:クロフネ
  • 母:マイディスカバリー
  • 母の父:フォーティナイナー
ここに注目!

前々走の大沼Sは4馬身差、前走のマリーンS(共に函館・ダート1700m)では5馬身差をつけ、共に圧倒的な強さでオープン特別を連勝。今回は重賞初挑戦になるが、本格化を遂げた今なら優勝争い必至だ。

3走前の1600万下・東大路S(京都・ダート1800m)を、4馬身差で快勝してオープンクラス入り。前々走のオープン特別・大沼Sは、ハイペースとなった中、好位追走の正攻法から残り200m付近で先頭に躍り出ると、1分42秒8の好時計で圧勝した。断然の1番人気に支持された前走のオープン特別・マリーンSは、好ダッシュから先手争いを制してハナを主張。57kgのトップハンデを背負いながらも直線では後続を引き離し、最後まで楽な手応えで逃げ切った。今回は重賞でメンバーは強くなるが、ここ3戦と同様のパフォーマンスを発揮できれば、結果はついてくるだろう。

クリノスターオー

牡7歳

調教師:高橋義忠(栗東)

  • 父:アドマイヤボス
  • 母:マヤノスターライト
  • 母の父:ジェイドロバリー
ここに注目!

2014年の平安SとシリウスS、2015年のアンタレスSと重賞3勝を挙げており、今回のメンバーの中では実績上位の一頭。前走のマーキュリーC(JpnIII、盛岡・ダート2000m)で3着に入って健在をアピールしており、ここで約2年4か月ぶりの勝利を目指す。

2015年のアンタレスSを勝った後は勝ち星から遠ざかっているものの、6歳時の昨年は、初の海外遠征となったコリアC(韓国G1、ソウル・ダート1800m、2着)を筆頭に、重賞で2着4回、3着1回と安定した成績を残した。コリアC以来約8か月半の休み明けとなった前々走の平安Sは14着と大敗を喫したが、前走のマーキュリーC(JpnIII)では、2番手追走から直線半ばで一度先頭に立ち、最後までしぶとく食い下がって見せ場十分の3着に入った。今回でエルムSは4年連続の出走となるが、2014年と2016年に2着に入った相性のいいレース。休み明けを使われながら着実に状態が上向いており、今回は前走以上のパフォーマンスが期待できるはずだ。

ピオネロ

牡6歳

調教師:松永幹夫(栗東)

  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:クルソラ
  • 母の父:Candy Stripes
ここに注目!

ダートに矛先を向けた昨夏に、1600万下・白川郷S(中京・ダート1800m)→オープン特別・BSN賞(新潟・ダート1800m)を連勝。ダートで唯一掲示板(5着以内)を外した今年1月の東海S(6着)も勝ち馬から0秒4差で、抜群の安定感を誇っている。

3歳時にも芝の重賞で差のない競馬を見せて潜在能力の高さを示していたが、ダートに転向した5歳の昨夏以降に本格化。昨秋のシリウスSでは、直線でマスクゾロ(1着)に寄られるシーンがありながらも同馬とクビ差の2着に好走した。約3か月半の休み明けとなった今年1月の東海Sは6着に敗れたが、3走前の名古屋大賞典(JpnIII、名古屋・ダート1900m)で2着に好走。前々走の平安S(4着)では、勝ったグレイトパールにこそ離されたものの、際どい2着争いに加わり力を示した。前走のマーキュリーC(JpnIII、盛岡・ダート2000m)は、直線で前を走る2頭の間からしぶとく脚を伸ばして2着に好走。コースを問わず活躍を続けており、今回も上位争いが濃厚だ。

モンドクラッセ

牡6歳

調教師:清水英克(美浦)

  • 父:アグネスデジタル
  • 母:クッキーキティ
  • 母の父:ラグビーボール
ここに注目!

北海道開催(函館・札幌)のダート1700mで5勝、3着1回の好成績を収め、昨年のオープン特別・大沼S(函館・ダート1700m)では1分41秒7のコースレコードで優勝。ベストの条件と言える本レースで、待望の重賞タイトル獲得を狙う。

昨年はフェブラリーS8着、チャンピオンズC10着とGIの大舞台を経験。今年初戦の根岸Sは6着に敗れたものの、初のダート1400mでも果敢にハナを奪って、持ち前のスピードを存分にアピールした。前々走のオープン特別・総武S(中山・ダート1800m)では、58kgの斤量を背負いながらも、直線でピオネロ(2着)以下の追撃を振り切り、鮮やかな逃げ切りで通算7勝目をマークした。前走のアンタレスSは15着と大敗を喫したが、中間は休養で立て直されており、本レースに照準を合わせて順調な乗り込みを消化。休み明けは苦にするタイプではなく、抜群の実績を誇る舞台で昨年(3着)以上の結果を残したい。

コスモカナディアン

牡4歳

調教師:金成貴史(美浦)

  • 父:ロージズインメイ
  • 母:カナディアンアプルーバル
  • 母の父:With Approval
ここに注目!

3走前のオープン特別・仁川S(阪神・ダート2000m、2着)では、勝ったグレイトパール(次走で平安Sを快勝するなどダートで負け知らず)に0秒1差まで迫った。今回は休み明け2戦目で状態面が上向いており、有力候補の一頭と言える。

昨年9月の500万下(札幌・ダート1700m)を勝ち上がったあたりから、差す競馬が板について頭角を現し、今年初戦の1600万下・招福S(中山・ダート1800m)を勝ってオープンクラス入り。続く川崎記念(JpnI、川崎・ダート2100m)では3着に好走した。3走前のオープン特別・仁川Sは勝ち馬にこそ敗れたものの、3着馬には9馬身差をつけて中身の濃い2着。前々走のマーチSは関西遠征後の中1週が影響したのか12着に敗れたが、今夏のクラス再編成を経て前走の1600万下・安達太良S(福島・ダート1700m)を制してオープンクラス復帰を決めた。今の充実ぶりなら、重賞タイトル獲得も可能だろう。

ロンドンタウン

牡4歳

調教師:牧田和弥(栗東)

  • 父:カネヒキリ
  • 母:フェアリーバニヤン
  • 母の父:Honour and Glory
ここに注目!

前走の平安Sは12着に敗れたが、今年2月の佐賀記念(JpnIII、佐賀・ダート2000m)で重賞初制覇を果たし、前々走のアンタレスSでは2着に入るなど、地力強化は顕著。今回は約3か月の休み明けになるが、熱心に乗り込まれており、力の出せる態勢で出走できそうだ。

昨年9月の1000万下・西日本スポーツ杯(小倉・ダート1700m)を5馬身差で圧勝すると、1600万下・内房S(中山・ダート1800m)も連勝してオープンクラス入り。重賞初挑戦となった武蔵野Sは8着、約2か月半の休養を経た東海Sも7着に敗れたが、続く佐賀記念(JpnIII)では、逃げるリッカルド(7着)を4コーナーで早めに捕らえ、直線力強く押し切って重賞初制覇を決めた。3走前のマーチSは57キロのハンデを背負いながらも勝ち馬と0秒3差の4着。前々走のアンタレスSでは、中団追走から直線でしぶとく脚を伸ばして2着に好走した。前走の平安Sは12着と思わぬ大敗を喫したものの、休養で立て直された今回は、本領発揮が期待される。

リッカルド

せん6歳

調教師:黒岩陽一(美浦)

  • 父:フサイチリシャール
  • 母:キョウエイハツラツ
  • 母の父:オペラハウス
ここに注目!

昨年のエルムSを1分43秒5(良)の好タイムで制した実力馬。近況の成績はひと息だが、調教で見せる動きは能力の衰えを感じさせず、本来のパフォーマンスを発揮できればガラッと変わっても不思議はない。

昨年のエルムSでは、3コーナー手前から外めを一気に押し上げ、残り100m付近で逃げたモンドクラッセ(3着)を捕らえると、盛り返すクリノスターオー(2着)をクビ差退けて重賞初制覇を達成。昨秋以降はそれまでの安定感が影を潜め、6戦して全て着外と物足りない成績だが、約2か月ぶりだった前走のオープン特別・マリーンS(函館・ダート1700m、7着)を使われて、状態面は上向きのようだ。近親にワールドクリーク(1999年の東京大賞典、GI)、スマートファルコン(2011年東京大賞典などGI、JpnI6勝)という2頭のダートGIホースがいる血統背景を踏まえれば、きっかけ一つで、もうひと皮むけてもよさそうだ。

ショウナンアポロン

牡7歳

調教師:古賀史生(美浦)

  • 父:アドマイヤマックス
  • 母:メジロアルドラ
  • 母の父:アフリート
ここに注目!

昨年のマーチSを勝利し重賞ウイナーの仲間入りを果たした。もまれ弱さがあり成績は安定しないが、今年初戦の東海Sでは勝ち馬と0秒2差の4着に入っており、能力の衰えは見られない。スムーズな競馬ができれば、侮れない存在だ。

コツコツと地力をつけ、5歳時の一昨年秋に1600万下・赤富士S(東京・ダート2100m)を勝ってオープンクラス入り。重賞初挑戦となった昨年3月のマーチSでは、好スタートを決めて先手を奪い、前半1000m通過タイム1分03秒3のスローペースに落として絶好の展開に持ち込むと、直線で後続の追撃を振り切って鮮やかな逃げ切り勝ちを収めた。昨夏のオープン特別・マリーンS(函館・ダート1700m)では、2番手追走から力強く押し切って6勝目をマーク。すんなりした競馬が好走の条件で、安定感は欠くタイプだが、ここもうまく展開がはまれば、上位に食い込むシーンもありそうだ。

(京増 正臣)

ご注意 当コーナーの情報は、特別登録の情報に基づき制作されております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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